2015年12月31日
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 分解編
2回に分けて お送りする
「King Arms製 Knight's SR-16 E3 CQB Carbine オーバーホール」其の分解編です。

この銃はコスタ仕様にしようかな~と思い
何年前かに購入しそのまま保管されていた新品です。
標準的なメタルフレームM4 Ver.2メカボックスの分解をしていきましょう。
「King Arms製 Knight's SR-16 E3 CQB Carbine オーバーホール」其の分解編です。

この銃はコスタ仕様にしようかな~と思い
何年前かに購入しそのまま保管されていた新品です。
標準的なメタルフレームM4 Ver.2メカボックスの分解をしていきましょう。
テイクダウン
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Fテイクダウンピンを左側から打ち抜きます。
とは言え思いっきりぶっ叩く!とフレームが折れてしまいますので、
注意して慎重に抜きましょう。

メタルフレームの場合ピンのストッパーが付いている物もあります。

アッパーレシーバーを前側にスライドし分離します。
チャージングハンドルを少し引いた方が外しやすいかもしれません。

スライドする時にボルトリリースボタンを引きずって、
フレームに傷をつけないよう注意をしましょう。

アッパーレシーバーからバレル&チャンバーを引き抜きます。

ストック固定レバーを引っ張りストックを引き抜きます。
メカボックスの取り出し
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ロアーフレーム側を分解していきます。

バッファーチューブ内奥にあるチューブ固定ネジを取り外します。
超長いプラスドライバーが無いと奥まで届きません。

配線を引っ掛けないように注意しながらバッファーチューブを取り外します。

マガジンキャッチを取り外します。

バネが入っているので無くさないようにしましょう。

多機能なメタルフレームですとボルトリリースボタンがライブで作動します。
その分部品点数が多くなりますが難しい事ではありません。

ピンを前側から後ろ側に打ち抜きボタンを取り外します。

トリガーガード前側のピンを押さえ込むとガード前側を外す事ができます。

King Armsのタグを取り外したかっただけです...。

グリップ部モーターカバーを取り外します。(ネジ2本)

モーター配線端子を引き抜き、モーターを取り外します。

取り外したらモーターだけは密閉できる容器か袋などに入れておきましょう。
磁力でネジ等の金属を引きつけてしまい、
万が一モーター内部に入ってしまったら大変な事になります。

グリップ内のネジ2本を外し、グリップを取り外します。

モーターへの配線2本が複雑に絡み合いますが、無理せず丁寧に引き抜きましょう。

Rフレームロックピンをピンポンチで左から叩いて抜きます。

トリガーピンを抜きます。
このピンは圧入されているので、ピンポンチで右から叩いて左側から抜きます。

メーカにより逆から抜く場合もありますのでピン表面をよく観察し
どちら側から打ち込んだのか推測しましょう。

セーフティーレバーを「SAFE」と「SEMI」の中間にします。
メカボックスの後ろ側を、引き上げるように持ち上げて外します。

配線がフレームに絡みつきますので、慎重に引き出してください。

これでメカボックスの取り出し完了です。
メカボックスの分解
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King Arms製は標準的なver.2メカボックスの強化型アンビギアー付です。

セレクターアンビギアを取り外します。
ギアーは軸に圧入されていますのでドライバー等でこじれば外れます。

メカボックスを裏返して残った反対側のセレクターアンビギアを取り外します。

メインスプリングが圧縮されたままの状態でメカボックスを開けると、
プリングがい勢いよく飛び出す危険があります。
ピストンを上死点まで持っていきスプリングの圧縮を解きましょう。
大きめのクリップを曲げ先端をかぎ状に加工します。

逆転防止ラッチを引っ張り、ラッチをフリーにします。
これでピストンがフリーになり上死点に移動しています。

メカボックスを固定しているのはネジ9本です。

メカボックスを開けます。
スプリングガイド後部より細いドライバー等を挿しこみます。
メインスプリングが飛び出さないように、窓から見えるシリンダーと
差し込んだドライバーを手で押さえながら、細心の注意を払って開けましょう。

開けたらただちにスプリングを開放します。
メカボックス右側に部品が付いていないか確認をしましょう。
シムが軸受け(メタルブッシュ、ベアリング)に張り付いていたりしますので、
対のギア側に戻して置きましょう。

あと出来る限り早めにタペットプレートスプリングを飛ばさないように押さえながら外します。
タペットプレートが引っ張られ浮き上がり、
軸に付いたシムを持ち上げたりする分解の邪魔を防げます。

ピストン廻り一式を取り外します。

King Armsは安物中華とは違いよい部品が使われています。
またメーカー名は申しませんがこれよりも高級中華のアレ&ピーより良い部品です。

ギアー3点と逆転防止ラッチを取り外します。
ベベルギアーを取り外します。

逆転防止ラッチを取り外します。
ラッチは取り付け方向が解らなくなりがちな部品です。
よく覚えておきましょう。

セクターギアー、スパーギアーを取り外します。

付いていたシムも取り付け順番がわかりやすいように保管しましょう。
組み付け時シム調整をしますが最初の基準として参考になります。

トリガー&スイッチを取り外していきます。

トリガーを外します。

セーフティーストッパーアームを取り外します。
ねじ1本を外します。

メカボックスを持ち上げるとストッパーアームのセレクター側が外れます。

ストッパーアームには上下があります。
組み込み時にこれを間違えるとセーフティーの掛に不具合が生じます。

トリガースイッチを外します。
トリガースイッチスプリングにも向きがありますのでこの写真をよく覚えておきましょう。

覚えた上でトリガースイッチスプリンを外します。

ねじ1本を外しトリガースイッチを取り外します。

トリガースイッチを配線ごと取り外します。

カットオフレバーのねじ1本を緩めカットオフレバーを取り外します。

この時カットオフレバースプリングを飛ばして紛失しないよう気をつけましょう。

メカボックス左側を裏返し、カットオフレバースプリングを取り外します。

セレクタープレートを前方にスライドさせ取り外します。

これでメカボックスの分解がおわりです。
グリスの付いた部品はパーツクリーナーで丁寧に洗浄しましょう。
プラスチックの部品は台所用洗剤で洗ってしまうのも良いでしょう。
当ファクトリーでは徹底的に洗い各パーツのチェックをしたのち
加工工程に回されます。
チャンバー&バレルの分解
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チャンバーを分解します。


ホップアップギアー&カムの取り付けリングをこじて外します。

ホップアップ調整ツマミのネジを取り外します。

ギアーとツマミを取り外したら、

ホップアップアームが取り外せます。

バレルを取り外して分解完了です。
非常におおざっぱな説明ですが...おわり。
あとがき
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Ver.2メカボックスの分解は過去のM4 CRW編を
見れば参考になるかと思いますが、
その記事自体かなり古いので改定版と言う事でUPしました。
まあ...最近は多くのショップさんが分解記事をUPされていますので、
その辺も参考にしていただければよろしいかと思います。
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今回はここまで!!
次回は「King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 組み立て編」に入ります。
どうぞお楽しみに!!
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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