2017年01月01日
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
2回に分けて お送りする「G&D 製 DTW M4 MK18mod1」其の分解編です。
2012年ごろから出始めたPTW(以下「トレポン」)の中華コピーDTW(以下「チャイポン」)
ですが当時はぜんぜんダメなゴミ中華銃でした。
最近ではメーカーで改良を重ねた結果かなり使えるようになった??と噂を聞きますし
安価な入門トレポンとして楽しめるのかな??と気になっておりました。
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2012年ごろから出始めたPTW(以下「トレポン」)の中華コピーDTW(以下「チャイポン」)
ですが当時はぜんぜんダメなゴミ中華銃でした。
最近ではメーカーで改良を重ねた結果かなり使えるようになった??と噂を聞きますし
安価な入門トレポンとして楽しめるのかな??と気になっておりました。
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チャイポンの入手は海外ショップからの個人輸入か香港発送のオークション出品しかなく
税関、通関で止められちゃったりしたらそれはめんどいなーと思っておりましたら...
ちょうど地元のショップC.S.Dで入荷した!!との事で早速購入しました。
アメリカ海兵隊特殊作戦部隊(MARSOC)が使うMK18mod1仕様って感じでカッコいい!!
持った感じも次世代系M4よりもガッチリしておりかなりの重厚感。
国内ショップからの入手ですので安心の初速です。。
撃った感じは...まあ普通に撃てるかな??。飛距離?弾道??ドウナンダロウネww
*CSDがガンドックに売った物に限ってはアフターサービスが無いようですので早速分解です。
テイクダウンと各ブロック取り外し
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チャイポンは実銃同様のテイクダウンが可能な構造です。
ストック固定レバーを引っ張りストックを引き抜きます。
テイクダウンピンを左側から打ち抜きます。
とは言えストッパーピンが挿入されていますので
完全には抜けませんので注意して慎重に叩きましょう。
*銃を使い込むと指で押す程度で簡単に抜けるようになります。
アッパーレシーバーを持ちバッファ辺りを平手打ちで叩くと
テイクダウン出来る筈なんですが...。
このチャイポンは無茶苦茶固くプラスティックハンマーでブッ叩いてようやく外れました。
ストックチューブキャップの調整ができていない為ですので要調整です。
ピポットピンを左側から打ち抜きます。
とは言えストッパーピンが挿入されていますので
完全には抜けませんので注意して慎重に叩きましょう。
*銃を使い込むと指で押す程度で簡単に抜けるようになります。
パカ!っとアッパーレシーバーとロアレシーバーが分離します。
チャージングハンドルを引きますと...
シリンダーユニットが引き出されます。
トレポン、チャイポンのチャージングハンドルは
シリンダーユニット引き出し用のレバーでしかありません。
インナーバレル・アッセンブリーを引き抜きます。
テイクダウンと各ブロック取り外しの完了です。
ハンドガードの取り外し
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このチャイポンには標準でDanielDefense MK18 RISII 9.5タイプの
ハンドガードが取り付けれれています。
MADBULL製の物と比べると少々残念な点もございますがかなり良く出来ています。
このバードケージ A2 ハイダーはアルミ製です。
固定芋ネジを緩めます。
チャイポンはM14逆ネジとなっています。
ハンドガード左右の計6本のネジを外します。
本来前側のネジは外す必要がないのですがこの固体はネジが長すぎて
ハンドガード下側を押しつぶしてしまっています。
あとでネジを短く切断する必要があります。
ハンドガード下側の前方がネジで抑え潰され少し変形しています...。
ハンドガード基部のネジ3本を取り外します。
ハンドガードを取り外します。
ここまで分解したのはガスブロックが付いておらず
ショボかったのであらたに取り付けるためです。
シリンダーユニットの分解
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シリンダーユニットを分解します。
シリンダーヘッド・アッセンブリーをレンチで緩め取り外します。
シリンダーヘッド・アッセンブリーはピストン・アッセンブリーと
結合していますのでそのまま引き抜きます。
スプリングガイド・アッセンブリーをレンチで緩め取り外します。
と...実は簡単には外れません。
ネジロックでガッチリ固定されていますのでバーナーで炙ってから緩めないとなりません。
メインスプリングを取り外します。
まあ..スプリングガイド・アッセンブリーは外さなくても何とかなりますが、
組み込む時に少し苦労するかも知れません。
シリンダーヘッド・アッセンブリーは引っ張るとピストン・アッセンブリーから外れます。
ピストンヘッドにはピストンリングとしてのOリング大と、
中央穴にOリング小が組み込まれています。
このOリング小は非常に重要な部品で品質が悪いと給弾不良が多発する結果になります。
トレポン純正部品のOリング小に変更したほうがよいでしょう。
シリンダーユニットの分解完了です。
シリンダーヘッドバンパーが剥がれてしまいました。
ここも接着し直さないとなりません。
ギアBOXとモーターの取り外し
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ロアレシーバーを分解していきます。
ストックチューブキャップを取り外します。
蓋として嵌っているだけですので中央の穴にドライバー等を
差し込んでグリグリとすれば外れてきます。
キャップのOリング2つともささくれていました...。
かなり無理にキャップを突っ込んだのでしょう。
ボルトストップ・セットピンを打ち抜きます。
ボルトストップを取り外します。
チャイポンDTWの現行型はマグネティックボルトストップとなっていますが
欠点として撃っている最中にボルトストップが掛かってしまいます...。
警告ステッカーを剥がします。
セレクターレバーを取り外します。
ギアBOX上部の穴内部のセレクター・クリックボール・スクリューを外します。
セレクター・クリックボール・スクリュー、セレクター・クリックボール・スプリング
セレクター・クリックボールが入っています。
セレクターレバーを引き抜きます。
チャイポンのセレクターはトレポン同様カチッ!カチッ!と切り替わる
マルイ系にはない良い感触です。
ギアBOXスクリュー2本を取り外します。
スクリューは前側が短く、後側は長い。
覚えておきましょう。
ロアレシーバーからギアBOXを取り出すには、
ロアレシーバーのストックチューブ取り付け基部上部を...
プラスティックハンマーでトン!トン!と軽く叩きます。
ギアBOXがロアレシーバーから浮かび上がってきたら、
コードを押さえつけるラインセットプレートを取り外します。
ギアBOXが指で摘めそうになりましたらそのまま引っ張り上げてください。
ギアBOXが外れたら配線を引っ張って、引きちぎってしまわないよう注意します。
セレクターラックを取り外します。
セレクター基板を取り外します。
かなりタイトに嵌め込まれていますので基板を折ったり配線を引きちぎったり
しないよう丁寧に作業してください。
ギアBOXより検知基板の取り外しを容易にする為に、
ギアケース・スクリュー5本を少しだけ緩めます。
検知基板をギアBOXより垂直に引き抜いてください。
コントロールケーブルをコネクタ部より引き抜いてください。
ギアBOXの取り外し完了です。
続いてモーターを取り外します。
グリップエンドスクリュー4を取り外します。
グリップエンドを取り外します。
モーター底部が確認できますが取り付けられた部品と
ハンダ付けがみすぼらしいです。
グリップをモーターのラインに合わせ水平に引き抜いてください。
トレポン及びチャイポンのグリップはモーターのカバーでしかありません。
ハンダ付けされた配線を取り外します。
モーターセットピンを左側から打ち抜きます。
基本的にM4は右から左に向けてピンが打ち込まれますので
抜く時は左から右へとなりますが...。
時々逆もありますので良く見て抜きやすい方向を判断してください。
モーターを90度捻って回転させロアレシーバーから引き抜きます。
モーターの取り外し完了です。
モーターブラシ、ブラシスプリングを取り外します。
ブラシの品質が見るからに悪そうですので交換です。
スプリングポールプラスクリュー、プラスクリューを取り外し
ブラシケースも取り外します。
スプリングポールプラスクリュー、プラスクリューは
締め付けが悪くネジを舐めていました。
こちらも交換です。
FETスイッチ・デバイスをバッファーチューブより引き抜きます。
セレクター基板、検知基板、FETスイッチ・デバイス
これらはもしかしたらトレポンより使い勝手が良いのかもしれません。
M4用のバッファーリングレンチで、ストックチューブナットを緩めます。
固く固定されていますのでプラスティックハンマーで叩く等して反時計回りに回しましょう。
ストックチューブを反時計回りに回し取り外します。
ストックセットプレートの塗装がダサいです。
ギアBOXの分解
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ギアBOXを分解します。
ギアケース・スクリュー5本を外します。
塗られたグリスは中華っぽさ全開です。
ヘリカル/サンギアを取り外します。
ベベルギアを取り外します。
ベベルギアにはシムが取り付けられています。
ベアリングプレート&サンギア・ベアリングを取り外します。
サンギア・シャフトを引き抜きます。
プラネタリーギア&プラネタリーシャフトを4つ取り外します。
トレポンでは上部のプラネタリーギアのみ他のプラネタリーギア3つとは
違う型番の物が使われているのですが、
チャイポンにはそのような違いはありません。
プラネタリーギアに取り付けられたプラネタリーシャフトは無理に抜く必要はありません。
インターナル・セクターギアとインターナル・セクターギア用シムを取り外します。
ベベルギア軸受けを取り外します。
トリガー&トリガー・スプリングを取り外します。
トリガーロック&トリガーロック・スプリングを取り外します。
ギアBOXの分解完了です。
インナーバレル・アッセンブリーの分解
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インナーバレル・アッセンブリーの分解を行います。
バレルキーを引き抜きます。
トレポン、チャイポン バレルの分解で一番難しいのはこの作業です。
チャンバー部をプラスティックハンマーで叩くと浮き出てくるとか??
バレルキーの2つの穴にラジオペンチを突っ込んで引き抜くとか??
まったく抜けてくれませんorz
まずはM2のタップでネジ溝を浅く切ります。
バレルキーの2つの穴は貫通しているわけではありませんので浅くです。
M2のネジを浅くねじ込み引き抜いてください。
ネジ溝がしっかり切れている訳ではないので無理をしないでください。
チャンバーからインナーバレルを引き抜くとアジャスターや
アジャスタークッションがぽろぽろと出て来てしまい
どの様に付いていたのかが解らなくなってしまいますorz
気にせず次に進みましょう。
ホップエレベーションを取り外しチャンバーパッキン・ベース&
チャンバーパッキンを取り外します。
ホップアジャスターのローラーパッキン固定ピンを押し出し抜きます。
アジャスタークッションとローラーパッキンは旧式トレポンのコピーなようです。
インナーバレル・アッセンブリーの分解の分解完了です。
あとがき
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チャイポンは作りは粗いですがほぼトレポンでした。
悪い部分はトレポンの純正部品を流用してしまえば何とかなりそうです。
でもそれで本当にイイのかな??
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NEXT
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今回はここまで!!
次回は「G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編」に入ります。
どうぞお楽しみに!!
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 分解編
チャイポンDTWはトレポンのコピーですが少し手を入れるだけでかなり良くなりますね。
壊れた部品はトレポン純正部品かアフターパーツメーカの物に交換したほうが信頼性が期待できます。
でも?内部部品がトレポンに替わって部品比率がトレポンを上回った時、
それはチャイポンなのか?トレポンなのか?悩むところです。
ボッタクリ価格かもしれませんがw電話で聞いてみてください。
あとはヤフオクで時々出ますから気長に待ちましょう。
プラネタリギアシャフトははめ込んでいるだけでしたか?
シャフトの高さズレとバリがててるので外したいと思ってるのですが、べらぼうに固くて質問させてもらいました。
プラネタリギアシャフトは嵌め込まれているだけですね。
圧入と言うよりぶっ叩いて入れているんでしょう。
どうしても抜きたいのでしたらバーナーで炙りましょう。
なんとかとれました!
シャフトとベアリングも純正に変えてみました。焼き付け軸受けということなので、フランジが無い分調整幅できて良かったです。
今はチャンバーのエア漏れが気になってます。純正だと、イモネジがはいってるとこなのですがあそこの隙間からスースー抜けていくんですよね、、、