2013年01月06日
S&T製 タボール TAVOR-21 オーバーホール 分解編
S&T製 タボール TAVOR-21 のオーバーホール依頼を受けましたので、
2回に分けて タボール のオーバーホール解説をしていきましょう。
今回は、其の分解編ですぜ。
2回に分けて タボール のオーバーホール解説をしていきましょう。
今回は、其の分解編ですぜ。
昨年初めに超安価12,000円ぐらいで販売されていた安物タボールです。
外装がプラスチック製なのは実銃でもそうですが、
コストダウンの為なのか??メカボックスまでもプラスチック製で、
買うのにちょっと不安な冒険心をくすぐる銃でしたが微妙に欲しかったです。
「でも買わなかった!!」w
買わないのが正解かどうかは知りませんが、
今回のタボールは「弾が出なくなった!!」との事。
「シリコンオイルをチャンバー入り口から吹いても治らない!」と持ち込まれました。
チャンバー入り口から覗いて引き金を引いてみると、ノズルが動いていませんでした。
メカボックスの取り出し
****************************************
まあともかく、とっとと分解しましょう。
ハンドガード兼バッテリーケース蓋を取り外します。
アッパーカバーを取り外します。ねじ左右計2本です。
いつもの事ですが、正式な名称が不明な部品の命名に困ります。
ピンを打ち抜きます。
長いコッキングレバーロッドが付いていますので前方にスライドしてはずします。
アッパーレールを前方にスライドしてはずします。
メカボックスが固定されているストック部のロックピン4本とハトメネジ を取り外します。
ボルトリリースレバーを外します。
各穴のロックピンの大きさが違うので間違わないようにしましょう。
マガジン挿入口奥のねじ2本を外します。
これでメカボックスの固定は解けグラグラと動くはずです。
バレルロックベース上を外します。
バレルを取り外します。
バレルロックベース下を外します。
メカボックスから伸びているトリガーロッドをトリガー側から取り外します。
トリガーのイモねじを緩めればロッドが外れます。
セレクターレバーロッドは緩める必要はありません。
メカボックスをフレームより抜き出します。
長い配線とセレクターロッド、トリガーロッドが少々引っかかりますが、
丁寧に取り出しましょう。
これで各ブロックに分解できました。
同じブルパップ式銃のステアーと比べると、分解が容易がコンセプトの銃
とは違いめんどくさいですね。
メカボックスの分解
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噂のプラスチック製メカボックスです。
初期型だけがプラスチック製で、アルミ製のメカボックスもあります。
また最近発売された「S&T TAVOR-21 EXPLORER VER」もアルミ製です。
エジェクションポートカバーを取り外します。
上側ねじ2本です。
ポートカバースプリングを取り外します。
トリガーアーム、ボルトリリースアームを取り外します。
スプリングが付いていますので飛ばさないように注意しましょう。
メカボックス左側面に裏返し、
セレクターアーム、逆転防止ラッチリリースアームを取り外します。
スプリングが細いので気をつけて、こじって取り外します。
スプリングガイド固定ネジを取り外します。
六角レンチでスプリングガイドを押しながら90度回すと取り外せます。
これは便利、スプリング交換が容易です。
メカボックスを開きます。
ネジが多いですが長さを違えないよう覚えておきましょう。
メインスプリングを取り外してありますので、「バビョーン!!」はございません。
タペットプレートスプリングを取り外します。
ピストン廻り一式を取り外します。
ええ...折れてます。
ギア3点とラッチを取り外します。
モーターも取り外します。
Sモーターですが何の表記もありません。まあ机モーターでしょうね。
トリガーカムを取り外します。
トリガースイッチボックスを取り外します。
トリガーマイクロスイッチを取り外します。
カットオフレバーを取り外します。
不具合の原因
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弾が出ない原因はタペットレバー折れでした。
もちろんシリコンオイルスプレーを吹いても回復するわけありません。
タボールからすれば、
「いや!!骨折れてるし!!」
「赤チン塗っても治らないから!!」
「マジ!ムリだから!!」
と言った感じだったのでしょう。
バレル&チャンバーアッセンブリーの分解
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チャンバーを分解しましょう。
チャンバー前方のノックピンを抜くと
アウターバレルから勢い良くインナーバレルが飛び出します。
インナーバレルはCリングを取りはずし引き抜くだけです。
ホップアーム部の構造を調べるためチャンバーも分解します。
レールのグラつき改善
****************************************
このタボールはドットサイトがグラグラ揺れてしまいます。
と言うかレール自体がしっかりとフレームに固定されていません。
これでは射撃精度は得れませんのでキッチリと固定しましょう。
まずはレールベースとレールを固定している部分の取り付けが甘いようです。
レールベースのネジ穴廻りが隆起しているためレール部がしっかり載っていません。
レール側のネジ穴廻りをドリルでもいで隆起の逃げを作ります。
ここは二度と分解する必要が無い部分ですから、
瞬間接着剤とネジ止めでキッチリと固定します。
そしてアッパーレールがフレームの溝に挟まっているだけの固定の為
グラグラとしますのでネジ止めしちゃいます。
フレームにアッパーレールを取り付けて穴を開けます。
タップを切ってM3のネジで固定です。
ここまでやればフレームとレールががっちり固定され、
ぶれの少ない照準が出来上がり安定した射撃精度が得れます。
****************************************
部品をきれいに洗浄してなくさないように保管しましょう。
****************************************
今回はここまで!!
次回は「S&T製 タボール TAVOR-21 オーバーホール 組み立て編」に入ります。
この銃は「タボール GT3仕様」にチューニングされます。
どうぞお楽しみに!!
p.s.
マルイのHK41チューニングの依頼を受けました。
あんなに良く飛ぶのに...。
いずれご紹介します。
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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外装がプラスチック製なのは実銃でもそうですが、
コストダウンの為なのか??メカボックスまでもプラスチック製で、
買うのにちょっと不安な冒険心をくすぐる銃でしたが微妙に欲しかったです。
「でも買わなかった!!」w
買わないのが正解かどうかは知りませんが、
今回のタボールは「弾が出なくなった!!」との事。
「シリコンオイルをチャンバー入り口から吹いても治らない!」と持ち込まれました。
チャンバー入り口から覗いて引き金を引いてみると、ノズルが動いていませんでした。
メカボックスの取り出し
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まあともかく、とっとと分解しましょう。
ハンドガード兼バッテリーケース蓋を取り外します。
アッパーカバーを取り外します。ねじ左右計2本です。
いつもの事ですが、正式な名称が不明な部品の命名に困ります。
ピンを打ち抜きます。
長いコッキングレバーロッドが付いていますので前方にスライドしてはずします。
アッパーレールを前方にスライドしてはずします。
メカボックスが固定されているストック部のロックピン4本とハトメネジ を取り外します。
ボルトリリースレバーを外します。
各穴のロックピンの大きさが違うので間違わないようにしましょう。
マガジン挿入口奥のねじ2本を外します。
これでメカボックスの固定は解けグラグラと動くはずです。
バレルロックベース上を外します。
バレルを取り外します。
バレルロックベース下を外します。
メカボックスから伸びているトリガーロッドをトリガー側から取り外します。
トリガーのイモねじを緩めればロッドが外れます。
セレクターレバーロッドは緩める必要はありません。
メカボックスをフレームより抜き出します。
長い配線とセレクターロッド、トリガーロッドが少々引っかかりますが、
丁寧に取り出しましょう。
これで各ブロックに分解できました。
同じブルパップ式銃のステアーと比べると、分解が容易がコンセプトの銃
とは違いめんどくさいですね。
メカボックスの分解
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噂のプラスチック製メカボックスです。
初期型だけがプラスチック製で、アルミ製のメカボックスもあります。
また最近発売された「S&T TAVOR-21 EXPLORER VER」もアルミ製です。
エジェクションポートカバーを取り外します。
上側ねじ2本です。
ポートカバースプリングを取り外します。
トリガーアーム、ボルトリリースアームを取り外します。
スプリングが付いていますので飛ばさないように注意しましょう。
メカボックス左側面に裏返し、
セレクターアーム、逆転防止ラッチリリースアームを取り外します。
スプリングが細いので気をつけて、こじって取り外します。
スプリングガイド固定ネジを取り外します。
六角レンチでスプリングガイドを押しながら90度回すと取り外せます。
これは便利、スプリング交換が容易です。
メカボックスを開きます。
ネジが多いですが長さを違えないよう覚えておきましょう。
メインスプリングを取り外してありますので、「バビョーン!!」はございません。
タペットプレートスプリングを取り外します。
ピストン廻り一式を取り外します。
ええ...折れてます。
ギア3点とラッチを取り外します。
モーターも取り外します。
Sモーターですが何の表記もありません。まあ机モーターでしょうね。
トリガーカムを取り外します。
トリガースイッチボックスを取り外します。
トリガーマイクロスイッチを取り外します。
カットオフレバーを取り外します。
不具合の原因
****************************************
弾が出ない原因はタペットレバー折れでした。
もちろんシリコンオイルスプレーを吹いても回復するわけありません。
タボールからすれば、
「いや!!骨折れてるし!!」
「赤チン塗っても治らないから!!」
「マジ!ムリだから!!」
と言った感じだったのでしょう。
バレル&チャンバーアッセンブリーの分解
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チャンバーを分解しましょう。
チャンバー前方のノックピンを抜くと
アウターバレルから勢い良くインナーバレルが飛び出します。
インナーバレルはCリングを取りはずし引き抜くだけです。
ホップアーム部の構造を調べるためチャンバーも分解します。
レールのグラつき改善
****************************************
このタボールはドットサイトがグラグラ揺れてしまいます。
と言うかレール自体がしっかりとフレームに固定されていません。
これでは射撃精度は得れませんのでキッチリと固定しましょう。
まずはレールベースとレールを固定している部分の取り付けが甘いようです。
レールベースのネジ穴廻りが隆起しているためレール部がしっかり載っていません。
レール側のネジ穴廻りをドリルでもいで隆起の逃げを作ります。
ここは二度と分解する必要が無い部分ですから、
瞬間接着剤とネジ止めでキッチリと固定します。
そしてアッパーレールがフレームの溝に挟まっているだけの固定の為
グラグラとしますのでネジ止めしちゃいます。
フレームにアッパーレールを取り付けて穴を開けます。
タップを切ってM3のネジで固定です。
ここまでやればフレームとレールががっちり固定され、
ぶれの少ない照準が出来上がり安定した射撃精度が得れます。
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部品をきれいに洗浄してなくさないように保管しましょう。
****************************************
今回はここまで!!
次回は「S&T製 タボール TAVOR-21 オーバーホール 組み立て編」に入ります。
この銃は「タボール GT3仕様」にチューニングされます。
どうぞお楽しみに!!
p.s.
マルイのHK41チューニングの依頼を受けました。
あんなに良く飛ぶのに...。
いずれご紹介します。
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
RETRO ARMS の FCU 取り付け
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 組み立て編
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 分解編
ARES製 GSG G14 オーバーホール 組み立て編
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折れているパーツにたどり着いたとき、感動がじゅんジュワァーでした。
ウズィ、ガリル、そしてタヴォールとイスラエル銃の変遷をみるにつけ、ミラージュの機体にファントムのエンジンを載せたクフィールを想起します。
エアガンタヴォールもサーモンさんのチューンにより、本家をはるかに凌ぐマシンとなるでしょう。次回が本番ですね。くされマシンベースのレーシングマシン!
ブログにもいつか載せるので長らくお待ちください。
イスラエル銃万歳さんいつもありがとうございます。
よく解らないけど、じゅんジュワァーです。
ありがとうございます。
組み立て辺はしばらくお待ちください。2月10日予定
「タボール」だけに「多忙る」
あと私はまだメカボを開けたことがないのですが初心者は分解するにあたって注意することはありますか?
グリスアップやスプリング交換をしても
飛距離はたいして伸びません。
はじめてメカボを開けるのならやたらに部品交換などせず、
部品洗浄をしてクリスアップするだけに留め組み立てましょう。
グリスを取り除く時ですが、ギアとかの部品は普通に洗剤でゴシゴシして水洗いしていいんですか?
その後十分に水気を拭き取りましょう。
そー言う事なんで よろしく!!
無くしたり、壊れたりしたら終わりでしょう。
タペットプレート??
組み立て偏見ればわかると思いますが、
テキトウなAK用を加工すれば付くのでは。