2017年01月02日
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編
2回に分けて お送りする「G&D 製 DTW M4 MK18mod1」組み立て編です。
PTW(以下「トレポン」)の中華コピーDTW(以下「チャイポン」)は
トレポンの入門機として使えるのか?組みなおして検証していきましょう。
続きを読む↓
PTW(以下「トレポン」)の中華コピーDTW(以下「チャイポン」)は
トレポンの入門機として使えるのか?組みなおして検証していきましょう。
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ギアBOXの組み立て
****************************************
ギアBOXを組み立てます。
まずはモーターピニオンギアの突き出し量確認をおこないます。
モーターを仮組みします。
モーターを90度横にしてロアレシーバーに挿し込み、回転させて組みます。
モーターはプラス端子側をロアレシーバー前方に来るようにします。
ベベルギアに元組まれていたシムを取り付けます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ギアBOX右側にベベルギアを取り付けます。
ギアBOX右側をロアレシーバーに仮組みします。
ロアレシーバー隙間からモーターのピニオンギアーとベベルギアーのアタリを確認します。
セレクターの穴からも確認できます。
ピニオンギアーの下端部とベベルギアーの外周端がツラになっていればOKですが、
ズレがあるようでしたらピニオンギアーを緩めて付け直す必要があります。
続いてベベルギアー基準シム調整をおこないます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ギアBOX左側を閉じます。
ギアBOXをロアレシーバーに仮組みします。
ギアBOX隙間からベベルギアの左右ガタをチェックします。
だいたい0.2~0.3ミリ程度のガタがでるようにシム調整をおこないます。
何回か分解して納得のいくようにシム調整をしてください。
ギアBOXの組み立てに移ります。
トリガーにトリガー・スプリングを付けます。
トリガーをギアBOXに取り付けます。
トリガーロック&トリガーロック・スプリングをギアBOXに取り付けます。
本来はトリガーロックを最初に付け、次にトリガーを付けるのですが
私はこの方がやり易いモノでして...。
インターナル・セクターギア用シムを取り付けます。
プラネタリーギアにプラネタリーシャフトを取り付けます。
トレポンでは上部のプラネタリーギアのみ他のプラネタリーギア3つとは
違う型番の物が使われているのですがチャイポンにはそのような違いはありません。
トレポンではプラネタリーシャフト先端にD型のカットがされており、
ギアBOXに嵌め込む際向きにに決まりがあるのですが...
チャイポンにはそのような違いはありません。
プラネタリーギア&プラネタリーシャフト4本を取り付けます。
インターナル・セクターギアを取り付けます。
ギアには取り付ける向きがあり穴がたくさん掘られている方が手前側になります。
ベアリングプレート&サンギア・ベアリングを取り付けます。
ベアリングプレートはきりかきがある方をベベルギア側に向けます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ベベルギアを取り付けます。
先ほど調整したベベルギアシムを取り付けます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ヘリカル/サンギアを取り付けます。
サンギア・シャフトを取り付けます。
サンギア・シャフト軸受けを取り付けます。
ここだけトレポンよりチャイポンのほうがベアリングを採用し拘っています!!!
って??ここの軸は回転するものではなくサンギアはサンギア・ベアリングを
軸として回転しますからベアリングの必要は無いはずです。
まあ良く解ってないで付けたんでしょうww。
ギアBOX内部はこのような感じになります。
ギアBOX右側を閉じます。
ギアケース・スクリュー5本を締め付け完成です。
ギアBOXが完成しましたらスムーズに動くかインターナル・セクターギアと
ヘリカル/サンギアを指で回してみましょう。
動画では非常によく回っていますがサンギア・ベアリングプレートを支える
プラネタリーシャフトの出来が悪くガタガタでソレがちょうど良い塩梅で
抵抗が少ないのかもしれません。
チャイポンのギアBOXは問題なく使えると思いますが不調が起きたら
トレポン純正のギアBOXアッセンブリーに替えてしまった方が良いでしょう。
シリンダーユニットの組み立て
****************************************
シリンダーユニットの組み立てをおこないます。
シリンダーヘッドバンパーが剥がれてしまいましたので接着します。
元の接着が弱そうですので剥がれていなくても、
一度剥がして接着しなおしたほうが良さそうです。
ピストンリングとしてのOリング大を低摩擦素材のOリングに交換、
給弾ノズル保持リングとしてのOリング小をトレポン純正品の
現行型白Oリング小に変更します。
白Oリング小はトレポンの給弾方式では最も重要な部品です。
これが消耗したり千切れたりすると給弾不良が多発します。
給弾トラブルが多発する時は交換して下さい。
白Oリング小にはシリコングリスを少々多めに塗っておきます。
ピストンリングとしてのOリング大にもシリコングリスを塗布します。
Oリング大を取り付けます。
シリンダーケースにピストン・アッセンブリーを挿入します。
レール位置を合わせるのにかなり苦労します...。
スプリングガイド側を取り外さずに組む場合はスプリングを圧縮しながら
ピストンを押し込む事になるので更に苦労します。
シリンダーヘッド・アッセンブリーをシリンダーケースに
外れない程度に軽くねじ込みます。
シリンダーケース後端部からメインスプリングを挿入し、
スプリングを圧縮しながらスプリングガイド・アッセンブリーをねじ込みます。
シリンダーヘッド・アッセンブリーを浅くねじ込んでありますので
多少はスプリングを圧縮しながらねじ込むのが簡単になるかと思います。
シリンダーヘッド・アッセンブリーとスプリングガイド・アッセンブリーを
シリンダーケースにしっかりとねじ込んで閉じます。
シリンダーユニットの完成です。
インナーバレル・アッセンブリーの組み立て
****************************************
インナーバレル・アッセンブリーの組み立てをおこないます。
チャンバーパッキン・ベースにチャンバーパッキンを取り付けます。
チャンバーベース奥にチャンバーパッキン・ベース&チャンバーパッキンを取り付けます。
ホップエレベーションを取り付けます。
インナーバレルにチャンバースリーブを差し込みます。
この段階ではチャンバースリーブとインナーバレルのキー溝を合わせる必要はありません。
チャイポンにはチャンバー用 エアーシールパッキンが取り付けられていません。
チャンバーベース外周にシリンダーヘッドと密着するエアシールパッキンが
取り付けられているので必要ないのかもしれませんが、
トレポン純正チャンバー用 エアーシールパッキンを取り付けておきます。
ホップローラーパッキンをトレポン純正の2012年モデル用に交換します。
トレポンの2012年モデルからホップアップは飛躍的に性能が向上しました。
要因はこのローラーパッキンですのでここを替えるとチャイポンも
トレポン2012年モデルと同等のホップアップ性能となります。
ホップアジャスターにローラーパッキン固定ピンを挿しホップローラーパッキンを取り付けます。
ホップローラーパッキンが回転しないように両端に瞬間接着剤を塗布します。
ホップアジャスターをインナーバレルに取り付けます。
ホップアジャスター下側の隙間にアジャスタークッション 2個を縦に詰め込みます。
アジャスタークッションもトレポン純正部品に交換します。
チャンバーベースにインナーバレル&チャンバースリーブを差し込みます。
注意点としては差し込む最中に抜き戻しをしない事です。
抜き戻すとホップアジャスターが中で外れてしまいます。
チャンバーベース、チャンバースリーブ、インナーバレルのキー溝を合わせます。
バレルキーを打ち込みます。
バレル出口先端は奥20mmからの緩やかなテーパー、内部は鏡面加工が施され
出口付近の空気乱流が起きづらいようなっています。
インナーバレル・アッセンブリーの組み立て完了です。
チャイポンのインナーバレル・アッセンブリーはダイヤル式ホップ調整で使いやすそうですが
実際は調整がピーキーで使いづらいです...。
問題なく使えると思いますがトレポン純正のインナーバレル・アッセンブリーは
8千円程度とそんなに高くないので一式替えてしまった方が楽なのかも知れません。
ストックチューブキャップの位置調整
****************************************
ストックチューブキャップはシリンダーユニット後端部を支える重要なパーツです。
このキャップの位置調整が悪いと初速のバラツキや、
テイクダウン時にレシーバーの開閉が異様に固い不具合が生じます。
ストックチューブはロアレシーバーにねじ込み取り付けられる物なので、
ネジの溝きり位置によって個体事の取り付け位置が一定ではありません。
したがってストックチューブキャップの組み込み時に専用シムを使って
前後の位置を調整してやる必要があります。
アッパーレシーバーの組み込み
アッパーレシーバーにインナーバレル・アッセンブリーを挿入します。
アッパーレシーバーにチャージングハンドルを取り付けます。
アッパーレシーバーにシリンダーユニットを挿入します。
アッパーレシーバーとロアレシーバーを結合しピポットピンを差し込みます。
ストックチューブの組み込み
ストックチューブにストックチューブナット、スリングプレート、
ストックチューブキャップを取り付けます。
この段階ではストックチューブキャップのOリングは付けずに調整します。
ストックチューブを回り切るまでねじ込んでいきます。
ストックチューブ下側の出っ張りが斜めになるかと思いますので
下側に来るように反対に回し緩めます。
M4用のバッファーリングレンチで、ストックチューブナットを締め付けます。
この部分は非常に緩みやすいです。
マルイ次世代M4のように軟い部品ではありませんのでガッチリ締め付けてください。
レシーバーを閉じ...
レシーバーを開くを繰り返してみます。
テイクダウンが固いようでしたらシムを減らす。
逆にレシーバーを閉じてもアッパー、ロアのフレームが
ガタ付くようでしたらシムを増やします。
モーターの組み付け
****************************************
モーターの組み付けの組み付けをおこないます。
モーターブラシケースへのハンダ直付けをおこないますのでブラシは外しておきます。
ロアレシーバーにモーターを取り付けモーターセットピン2本を打ち込みます。
FETスイッチ・デバイスをバッファーチューブに挿入し、
モーター側ケーブルをロアレシーバーの穴からグリップ側へ通します。
モーターブラシケースに配線をハンダ付けします。
トレポンはなぜか知りませんが??
配線ターミナル部に配線を取り付けずモーターブラシ上側の部分に取り付けます。
通電効率が良いのでしょうか??ブラシから出ているピグテールは
ブラシケース取り付けスクリューに共付けするんですからそちらに近いターミナル部
の方が通電効率が良い気もするんですが??
ブラシスプリング取り付ける時もハンダした部分が邪魔だし。
まあトレポン流のしきたりなんでしょう。まあイイか??
モーターブラシはトレポン純正品に交換。
ねじ山が潰れていたスプリングポールプラスクリュー、ブラシケースクリューはMAG-PARTに交換。
スプリングポールプラスクリュー、ブラシケースクリューは電気を通さないプラスティック製です。
誤って金属製を使わないように!ショートしてしまいます。
ブラシ、ブラシスプリング、ブラシケースクリューが取り外しやすい位置に
モーター配線をハンダ付けしましょう。
グリップをモーターのラインに合わせ水平に差し込んでください。
モーターブラシのピグテールが引っ張られたり引っかかることが無いよう確認します。
トレポン及びチャイポンはモーターブレーキ制御が働くのでモーターブラシの消耗が激しいです。
トリガーを引いても動かなく不具合は大半がモーターブラシの消耗とそれによる
ブラシカスによる通電不良が原因ですのでグリップを外しエアダスターで小まめに掃除をしましょう。
グリップエンドをグリップエンドスクリュー4本で取り付けます。
モーターの組み付け完了です。
ギアBOXの組み込み
****************************************
ギアBOXの組み込みをおこないます。
検知基板にケーブルをつなぎます。
検知基板をギアBOXに垂直に差し込みます。
挿入が渋いようでしたら無理をせずギアケース・スクリューを一旦緩め
取り付け後に締めなおしてください。
セレクター基板、セレクターラックを取り付けます。
セレクターラックはギアBOXの一番左側にスライドさせておきます。
ギアBOXをロアレシーバーに挿入します。
ギアBOX外側の溝にケーブルを沿わせレシーバーとギアBOXに
配線が挟み込まれないよう注意しながら作業します。
ラインセットプレートを取り付けケーブルがテイクダウンピンで
押し潰されない位置に配線してください。
ギアBOXスクリュー2本を取り付けます。
スクリューは前側が短く、後側は長いです。
セレクターラックが写真のように左側に位置しているか確認します。
セレクターレバーをSAFE位置に合わせ差し込みます。
セレクター・クリックボール、
セレクター・クリックボール・スプリング、
セレクター・クリックボール・スクリュー
の順番で挿入し取り付けます。
ボルトストップを取り付けます。
ボルトストップ・セットピンを打ち込みます。
マガジンに弾が残っているのに射撃途中でボルトストップが掛かる不具合ですが、
メーカー側でボルトストップスイッチ部に新聞紙を詰め込む対策wがなされているようです。
ボルトストップがアッパーフレームに当たっておりスイッチの押し付けが甘いだけですので、
その部分を削るだけで改善します。
ストックチューブキャップにOリングを取り付けます。
ストックチューブキャップをロアレシーバーに取り付けます。
ハンドガードの組み付け
****************************************
チャイポンにはガスブロックが付いていなかったので取り付けました。
実銃MK18mod1のガスブロックには何が使われているのか色々と調べたのですが
わかりませんでしたので手元にあったNOVESKEタイプを使いました。
実銃MK18mod1自体M16を改修したCQBレシーバーですから
部品調達毎に違うのかもしれません。
ガスチューブは手曲げのワンオフ物です。
テキトウに組んでもバレルとハンドガードがピッタリとセンターに来ます。
チャイポンその辺の精度はかなり良いですね。
次世代M4ではなかなかこうなりません。
取り付けボルトもキッチリと染め直してみました。
結構カッコいい!!
マガジン
****************************************
マガジンはPTW用MAGPUL P-MAGを購入しました。
G&D純正マガジンですと給弾不良や弾詰まりはいっさい起きないのですが、
P-MAGは全然ダメなゴミマガジンでしたでした。。。
ロットによってアタリハズレがある??とか底に0.25ミリのシムを入れると治るとか??
聞きましたが全然ダメorz
でもこのマガジン結構高かったしデザイン的にもこちらを使いたいと思い
P-MAGにG&D純正マガジンのインナーを移植する事にしました。
インナーのあたる部分をカットして、
インナー内部も余分なグリスは拭き取って、
マガジンも完成です。
完成
****************************************
レシーバーを閉じて完成となります。
バッテリーは11.1Vです。
トレポンのトリガーレスポンは結構良いのですが11.1Vでその程度??と言う感じもします。
初速はマルイ純正0.2g弾で94から95程度となります。
パワーアップに関わるメインスプリングは交換していませんので、
ピストンリングや良質グリスによる気密アップでの初速上昇です。
チャイポンパーツからトレポンパーツに替えたのはこれ位です。
壊れたパーツはトレポン純正部品に置き換え信頼性を増したほうが良いでしょう。
でも??内部部品がトレポンに徐々に替わっていきトレポンの部品比率が上回った時、
それはチャイポンなのでしょうか?トレポンなのでしょうか?
上の写真をクリックすると拡大表示されます。
はっきり言ってしまえば本家トレポンですら当ファクトリーの
Z-Tuneを受けたマルイ次世代M4系と比べ弾の飛距離、命中精度は劣っています。
発売当時は最新の電子制御であったトレポンのトリガーレスポンスも
今となってはFCUの搭載された電動ガンと比べたいした事もありません。
上の写真をクリックすると拡大表示されます。
ですがサバゲーで有効に使われる射撃性能だけがトイガンの全てではありません。
トレポンには実銃寸法の拘り、圧倒的な剛性、
そして実物パーツを取り付ける事による希少性。
トレポンは所有欲を十分に満たしてくれる最高のトイガンです。
チャイポンはトレポンの性能を十分にコピーできています。
ですが所詮ニセモノ...ニセモノで所有欲など満たせる訳がありません。
チャイポンはトレポン最大の醍醐味を失っているのです。
あとチャイポンのダメなところは外装の端々の表面処理がダサイ。
塗装を剥がして染め直したりもしましたが...やっぱりなんかダメ。
上の写真をクリックすると拡大表示されます。
って事でタン色に塗りました!!
これで刻印も見えなくてチャイポンだとバレない!!
チャイポンの有効利用としてこんなモノを買った時に
半完成品の安いチャレンジキットとしてイイかも。
あとがき
****************************************
チャイポンは不具合が少々ありましたが解決したらとても面白い素材でした。
マルイ系電動ガンの整備に飽きた方なら新鮮味があって楽しいかもしれません。
国内ショップCSDでも取り寄せできるようですので購入のハードルも下がりました。
レシーバーKitも購入しましたし、もう1ポン行こうかと思います。
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NEXT
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次回は...
実銃メーカー公認トレポンSCORPION EVO3
ほとんど変わらん!マルイ次世代416C
これまた変わらん!AMOEBA ハニーバジャー
今更だけど!最新制御でMP7
これまた!今更M14
たぶん...やります。
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G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
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ギアBOXを組み立てます。
まずはモーターピニオンギアの突き出し量確認をおこないます。
モーターを仮組みします。
モーターを90度横にしてロアレシーバーに挿し込み、回転させて組みます。
モーターはプラス端子側をロアレシーバー前方に来るようにします。
ベベルギアに元組まれていたシムを取り付けます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ギアBOX右側にベベルギアを取り付けます。
ギアBOX右側をロアレシーバーに仮組みします。
ロアレシーバー隙間からモーターのピニオンギアーとベベルギアーのアタリを確認します。
セレクターの穴からも確認できます。
ピニオンギアーの下端部とベベルギアーの外周端がツラになっていればOKですが、
ズレがあるようでしたらピニオンギアーを緩めて付け直す必要があります。
続いてベベルギアー基準シム調整をおこないます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ギアBOX左側を閉じます。
ギアBOXをロアレシーバーに仮組みします。
ギアBOX隙間からベベルギアの左右ガタをチェックします。
だいたい0.2~0.3ミリ程度のガタがでるようにシム調整をおこないます。
何回か分解して納得のいくようにシム調整をしてください。
ギアBOXの組み立てに移ります。
トリガーにトリガー・スプリングを付けます。
トリガーをギアBOXに取り付けます。
トリガーロック&トリガーロック・スプリングをギアBOXに取り付けます。
本来はトリガーロックを最初に付け、次にトリガーを付けるのですが
私はこの方がやり易いモノでして...。
インターナル・セクターギア用シムを取り付けます。
プラネタリーギアにプラネタリーシャフトを取り付けます。
トレポンでは上部のプラネタリーギアのみ他のプラネタリーギア3つとは
違う型番の物が使われているのですがチャイポンにはそのような違いはありません。
トレポンではプラネタリーシャフト先端にD型のカットがされており、
ギアBOXに嵌め込む際向きにに決まりがあるのですが...
チャイポンにはそのような違いはありません。
プラネタリーギア&プラネタリーシャフト4本を取り付けます。
インターナル・セクターギアを取り付けます。
ギアには取り付ける向きがあり穴がたくさん掘られている方が手前側になります。
ベアリングプレート&サンギア・ベアリングを取り付けます。
ベアリングプレートはきりかきがある方をベベルギア側に向けます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ベベルギアを取り付けます。
先ほど調整したベベルギアシムを取り付けます。
ベベルギア軸受けを取り付けます。
ヘリカル/サンギアを取り付けます。
サンギア・シャフトを取り付けます。
サンギア・シャフト軸受けを取り付けます。
ここだけトレポンよりチャイポンのほうがベアリングを採用し拘っています!!!
って??ここの軸は回転するものではなくサンギアはサンギア・ベアリングを
軸として回転しますからベアリングの必要は無いはずです。
まあ良く解ってないで付けたんでしょうww。
ギアBOX内部はこのような感じになります。
ギアBOX右側を閉じます。
ギアケース・スクリュー5本を締め付け完成です。
ギアBOXが完成しましたらスムーズに動くかインターナル・セクターギアと
ヘリカル/サンギアを指で回してみましょう。
動画では非常によく回っていますがサンギア・ベアリングプレートを支える
プラネタリーシャフトの出来が悪くガタガタでソレがちょうど良い塩梅で
抵抗が少ないのかもしれません。
チャイポンのギアBOXは問題なく使えると思いますが不調が起きたら
トレポン純正のギアBOXアッセンブリーに替えてしまった方が良いでしょう。
シリンダーユニットの組み立て
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シリンダーユニットの組み立てをおこないます。
シリンダーヘッドバンパーが剥がれてしまいましたので接着します。
元の接着が弱そうですので剥がれていなくても、
一度剥がして接着しなおしたほうが良さそうです。
ピストンリングとしてのOリング大を低摩擦素材のOリングに交換、
給弾ノズル保持リングとしてのOリング小をトレポン純正品の
現行型白Oリング小に変更します。
白Oリング小はトレポンの給弾方式では最も重要な部品です。
これが消耗したり千切れたりすると給弾不良が多発します。
給弾トラブルが多発する時は交換して下さい。
白Oリング小にはシリコングリスを少々多めに塗っておきます。
ピストンリングとしてのOリング大にもシリコングリスを塗布します。
Oリング大を取り付けます。
シリンダーケースにピストン・アッセンブリーを挿入します。
レール位置を合わせるのにかなり苦労します...。
スプリングガイド側を取り外さずに組む場合はスプリングを圧縮しながら
ピストンを押し込む事になるので更に苦労します。
シリンダーヘッド・アッセンブリーをシリンダーケースに
外れない程度に軽くねじ込みます。
シリンダーケース後端部からメインスプリングを挿入し、
スプリングを圧縮しながらスプリングガイド・アッセンブリーをねじ込みます。
シリンダーヘッド・アッセンブリーを浅くねじ込んでありますので
多少はスプリングを圧縮しながらねじ込むのが簡単になるかと思います。
シリンダーヘッド・アッセンブリーとスプリングガイド・アッセンブリーを
シリンダーケースにしっかりとねじ込んで閉じます。
シリンダーユニットの完成です。
インナーバレル・アッセンブリーの組み立て
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インナーバレル・アッセンブリーの組み立てをおこないます。
チャンバーパッキン・ベースにチャンバーパッキンを取り付けます。
チャンバーベース奥にチャンバーパッキン・ベース&チャンバーパッキンを取り付けます。
ホップエレベーションを取り付けます。
インナーバレルにチャンバースリーブを差し込みます。
この段階ではチャンバースリーブとインナーバレルのキー溝を合わせる必要はありません。
チャイポンにはチャンバー用 エアーシールパッキンが取り付けられていません。
チャンバーベース外周にシリンダーヘッドと密着するエアシールパッキンが
取り付けられているので必要ないのかもしれませんが、
トレポン純正チャンバー用 エアーシールパッキンを取り付けておきます。
ホップローラーパッキンをトレポン純正の2012年モデル用に交換します。
トレポンの2012年モデルからホップアップは飛躍的に性能が向上しました。
要因はこのローラーパッキンですのでここを替えるとチャイポンも
トレポン2012年モデルと同等のホップアップ性能となります。
ホップアジャスターにローラーパッキン固定ピンを挿しホップローラーパッキンを取り付けます。
ホップローラーパッキンが回転しないように両端に瞬間接着剤を塗布します。
ホップアジャスターをインナーバレルに取り付けます。
ホップアジャスター下側の隙間にアジャスタークッション 2個を縦に詰め込みます。
アジャスタークッションもトレポン純正部品に交換します。
チャンバーベースにインナーバレル&チャンバースリーブを差し込みます。
注意点としては差し込む最中に抜き戻しをしない事です。
抜き戻すとホップアジャスターが中で外れてしまいます。
チャンバーベース、チャンバースリーブ、インナーバレルのキー溝を合わせます。
バレルキーを打ち込みます。
バレル出口先端は奥20mmからの緩やかなテーパー、内部は鏡面加工が施され
出口付近の空気乱流が起きづらいようなっています。
インナーバレル・アッセンブリーの組み立て完了です。
チャイポンのインナーバレル・アッセンブリーはダイヤル式ホップ調整で使いやすそうですが
実際は調整がピーキーで使いづらいです...。
問題なく使えると思いますがトレポン純正のインナーバレル・アッセンブリーは
8千円程度とそんなに高くないので一式替えてしまった方が楽なのかも知れません。
ストックチューブキャップの位置調整
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ストックチューブキャップはシリンダーユニット後端部を支える重要なパーツです。
このキャップの位置調整が悪いと初速のバラツキや、
テイクダウン時にレシーバーの開閉が異様に固い不具合が生じます。
ストックチューブはロアレシーバーにねじ込み取り付けられる物なので、
ネジの溝きり位置によって個体事の取り付け位置が一定ではありません。
したがってストックチューブキャップの組み込み時に専用シムを使って
前後の位置を調整してやる必要があります。
アッパーレシーバーの組み込み
アッパーレシーバーにインナーバレル・アッセンブリーを挿入します。
アッパーレシーバーにチャージングハンドルを取り付けます。
アッパーレシーバーにシリンダーユニットを挿入します。
アッパーレシーバーとロアレシーバーを結合しピポットピンを差し込みます。
ストックチューブの組み込み
ストックチューブにストックチューブナット、スリングプレート、
ストックチューブキャップを取り付けます。
この段階ではストックチューブキャップのOリングは付けずに調整します。
ストックチューブを回り切るまでねじ込んでいきます。
ストックチューブ下側の出っ張りが斜めになるかと思いますので
下側に来るように反対に回し緩めます。
M4用のバッファーリングレンチで、ストックチューブナットを締め付けます。
この部分は非常に緩みやすいです。
マルイ次世代M4のように軟い部品ではありませんのでガッチリ締め付けてください。
レシーバーを閉じ...
レシーバーを開くを繰り返してみます。
テイクダウンが固いようでしたらシムを減らす。
逆にレシーバーを閉じてもアッパー、ロアのフレームが
ガタ付くようでしたらシムを増やします。
モーターの組み付け
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モーターの組み付けの組み付けをおこないます。
モーターブラシケースへのハンダ直付けをおこないますのでブラシは外しておきます。
ロアレシーバーにモーターを取り付けモーターセットピン2本を打ち込みます。
FETスイッチ・デバイスをバッファーチューブに挿入し、
モーター側ケーブルをロアレシーバーの穴からグリップ側へ通します。
モーターブラシケースに配線をハンダ付けします。
トレポンはなぜか知りませんが??
配線ターミナル部に配線を取り付けずモーターブラシ上側の部分に取り付けます。
通電効率が良いのでしょうか??ブラシから出ているピグテールは
ブラシケース取り付けスクリューに共付けするんですからそちらに近いターミナル部
の方が通電効率が良い気もするんですが??
ブラシスプリング取り付ける時もハンダした部分が邪魔だし。
まあトレポン流のしきたりなんでしょう。まあイイか??
モーターブラシはトレポン純正品に交換。
ねじ山が潰れていたスプリングポールプラスクリュー、ブラシケースクリューはMAG-PARTに交換。
スプリングポールプラスクリュー、ブラシケースクリューは電気を通さないプラスティック製です。
誤って金属製を使わないように!ショートしてしまいます。
ブラシ、ブラシスプリング、ブラシケースクリューが取り外しやすい位置に
モーター配線をハンダ付けしましょう。
グリップをモーターのラインに合わせ水平に差し込んでください。
モーターブラシのピグテールが引っ張られたり引っかかることが無いよう確認します。
トレポン及びチャイポンはモーターブレーキ制御が働くのでモーターブラシの消耗が激しいです。
トリガーを引いても動かなく不具合は大半がモーターブラシの消耗とそれによる
ブラシカスによる通電不良が原因ですのでグリップを外しエアダスターで小まめに掃除をしましょう。
グリップエンドをグリップエンドスクリュー4本で取り付けます。
モーターの組み付け完了です。
ギアBOXの組み込み
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ギアBOXの組み込みをおこないます。
検知基板にケーブルをつなぎます。
検知基板をギアBOXに垂直に差し込みます。
挿入が渋いようでしたら無理をせずギアケース・スクリューを一旦緩め
取り付け後に締めなおしてください。
セレクター基板、セレクターラックを取り付けます。
セレクターラックはギアBOXの一番左側にスライドさせておきます。
ギアBOXをロアレシーバーに挿入します。
ギアBOX外側の溝にケーブルを沿わせレシーバーとギアBOXに
配線が挟み込まれないよう注意しながら作業します。
ラインセットプレートを取り付けケーブルがテイクダウンピンで
押し潰されない位置に配線してください。
ギアBOXスクリュー2本を取り付けます。
スクリューは前側が短く、後側は長いです。
セレクターラックが写真のように左側に位置しているか確認します。
セレクターレバーをSAFE位置に合わせ差し込みます。
セレクター・クリックボール、
セレクター・クリックボール・スプリング、
セレクター・クリックボール・スクリュー
の順番で挿入し取り付けます。
ボルトストップを取り付けます。
ボルトストップ・セットピンを打ち込みます。
マガジンに弾が残っているのに射撃途中でボルトストップが掛かる不具合ですが、
メーカー側でボルトストップスイッチ部に新聞紙を詰め込む対策wがなされているようです。
ボルトストップがアッパーフレームに当たっておりスイッチの押し付けが甘いだけですので、
その部分を削るだけで改善します。
ストックチューブキャップにOリングを取り付けます。
ストックチューブキャップをロアレシーバーに取り付けます。
ハンドガードの組み付け
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チャイポンにはガスブロックが付いていなかったので取り付けました。
実銃MK18mod1のガスブロックには何が使われているのか色々と調べたのですが
わかりませんでしたので手元にあったNOVESKEタイプを使いました。
実銃MK18mod1自体M16を改修したCQBレシーバーですから
部品調達毎に違うのかもしれません。
ガスチューブは手曲げのワンオフ物です。
テキトウに組んでもバレルとハンドガードがピッタリとセンターに来ます。
チャイポンその辺の精度はかなり良いですね。
次世代M4ではなかなかこうなりません。
取り付けボルトもキッチリと染め直してみました。
結構カッコいい!!
マガジン
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マガジンはPTW用MAGPUL P-MAGを購入しました。
G&D純正マガジンですと給弾不良や弾詰まりはいっさい起きないのですが、
P-MAGは全然ダメなゴミマガジンでしたでした。。。
ロットによってアタリハズレがある??とか底に0.25ミリのシムを入れると治るとか??
聞きましたが全然ダメorz
でもこのマガジン結構高かったしデザイン的にもこちらを使いたいと思い
P-MAGにG&D純正マガジンのインナーを移植する事にしました。
インナーのあたる部分をカットして、
インナー内部も余分なグリスは拭き取って、
マガジンも完成です。
完成
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レシーバーを閉じて完成となります。
バッテリーは11.1Vです。
トレポンのトリガーレスポンは結構良いのですが11.1Vでその程度??と言う感じもします。
初速はマルイ純正0.2g弾で94から95程度となります。
パワーアップに関わるメインスプリングは交換していませんので、
ピストンリングや良質グリスによる気密アップでの初速上昇です。
チャイポンパーツからトレポンパーツに替えたのはこれ位です。
壊れたパーツはトレポン純正部品に置き換え信頼性を増したほうが良いでしょう。
でも??内部部品がトレポンに徐々に替わっていきトレポンの部品比率が上回った時、
それはチャイポンなのでしょうか?トレポンなのでしょうか?
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はっきり言ってしまえば本家トレポンですら当ファクトリーの
Z-Tuneを受けたマルイ次世代M4系と比べ弾の飛距離、命中精度は劣っています。
発売当時は最新の電子制御であったトレポンのトリガーレスポンスも
今となってはFCUの搭載された電動ガンと比べたいした事もありません。
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ですがサバゲーで有効に使われる射撃性能だけがトイガンの全てではありません。
トレポンには実銃寸法の拘り、圧倒的な剛性、
そして実物パーツを取り付ける事による希少性。
トレポンは所有欲を十分に満たしてくれる最高のトイガンです。
チャイポンはトレポンの性能を十分にコピーできています。
ですが所詮ニセモノ...ニセモノで所有欲など満たせる訳がありません。
チャイポンはトレポン最大の醍醐味を失っているのです。
あとチャイポンのダメなところは外装の端々の表面処理がダサイ。
塗装を剥がして染め直したりもしましたが...やっぱりなんかダメ。
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って事でタン色に塗りました!!
これで刻印も見えなくてチャイポンだとバレない!!
チャイポンの有効利用としてこんなモノを買った時に
半完成品の安いチャレンジキットとしてイイかも。
あとがき
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チャイポンは不具合が少々ありましたが解決したらとても面白い素材でした。
マルイ系電動ガンの整備に飽きた方なら新鮮味があって楽しいかもしれません。
国内ショップCSDでも取り寄せできるようですので購入のハードルも下がりました。
レシーバーKitも購入しましたし、もう1ポン行こうかと思います。
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NEXT
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次回は...
実銃メーカー公認トレポンSCORPION EVO3
ほとんど変わらん!マルイ次世代416C
これまた変わらん!AMOEBA ハニーバジャー
今更だけど!最新制御でMP7
これまた!今更M14
たぶん...やります。
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素敵なカスタムですね!私は不器用なので分解などには手を出さず、箱だしホップ調整のみで頑張っています^^;
画像を見ていて「EMBRACE THE SUCK」のパッチに一目ぼれしてしまいました!欲しいです!
どこで売っているのでしょうか?
またどうやって入手したのですか?
宜しければ教えてください!!
「EMBRACE THE SUCK」のパッチは海外通販で入手できます。
https://weaponsgradewaifus.com/
支払いはpaypalで送料は1500円程度でした。
またDTWで何かお困りのことがございましたら御相談ください。