2017年01月04日
ASG 製 CZ SCORPION EVO3 オーバーホール 組み立て編
ASG 製 CZ SCORPION EVO3 オーバーホール 組み立て編
2回に分けて お送りする「ASG CZ SCORPION EVO3 A1」組み立て編です。

壊れてしまったCZ社公認トレーニング用トイガンASG EVO3早速治しましょう。
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2回に分けて お送りする「ASG CZ SCORPION EVO3 A1」組み立て編です。

壊れてしまったCZ社公認トレーニング用トイガンASG EVO3早速治しましょう。
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メカボックスフレームの加工
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EVO3のメカボックス・フレームはアルミ製で強度もあり非常に軽いです。

メカボックス外側を鏡面加工にしてあります。

ついでだから磨いてある部分もありますが、
部分的に平面を出してあったり、
組み付け時のチリ合わせを確認する為に磨かれています。

シリンダーはホーニング加工。
ピストンレール部はバリ取り、エッジ丸め、鏡面加工。
ギアのシム調整
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純正ギアは欠けてしまっていますのでZC製 CNC加工強化ギア 18:1に交換します。
純正ギアはASGのマークが入っていますがARES Amoebaと同じ物ですね。
EVO3は11.1V Lipoバッテリーを使いますから遅かれ早かれギアは欠けてしまうでしょう。

軸受けは純正でZC ステンレスメタルでしたのでそのまま使います。

軸受けの接着は瞬間接着剤で取り付けるのが一般的なようですが、
当ファクトリーではゆっくり固まる接着剤で一日かけて接着をします。

EVO3のグリップ形状が邪魔してベベルとピニオンのあたりの確認がしづらいですが
ベベルギア基準式シム調整をおこないます。

セクターギアはタペットプレートとピストンラックギアの
接触位置を優先に考えシム調整をします。
スパーギアはセクターギアとベベルギアのギア歯に合わせて、
かつギア側面とメカボ壁面に接触しない位置にシム調整しましょう。

何度か調整を重ねベストなギアシム調整を目指しましょう。
またシムは出来る限り使用枚数が少なくなるようにしましょう。
メカボックス組み立て(FCUとギア取り付け)
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セレクタープレート左を前方にスライドさせ取り付けます。

カットオフレバーのねじ1本を締めカットオフレバーを取り付けます。
軸部にグリスを塗っておきます。

メカボックス・フレーム左に取りFCU・制御基板を取り付けます。

メカボックス・フレーム左を裏返すとFCU・制御基板に取り付けられた
細かなスイッチが4つ飛び出ています。
これからメカボックス組立作業をする時にスイッチが無理に押されて破損する危険が
ありますのでセレクタープレートでセレクタースイッチを覆い隠すようにテーピングし、
残り2つのスイッチもテーピングして安易に触れないようにしておきます。

当ファクトリーで組まれるギアー3点は軸ぶれが無いかすべて検査されています。

EVO3には逆転防止ラッチがございませんのでギアー3点はそのまま取り付けてください。

次の工程に進みます。
メカボックス組み立て(ピストン&シリンダー)
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ピストンはZC LEOPARD製 強化品 に変更。
ピストン内部にスライドベアリングを取り付けます。
スライドベアリングはスプリングの圧縮時に発生する回転作用を解消し、
スプリングの寿命の低下とねじれ抵抗を解消します。

ピストンにラックギア、ピストンヘッドを取り付ける際に接着剤を塗布してあります。
また接合する部分に合わせて3種類の接着剤を使い分けています。

ピストンリングは純正から低摩擦素材のOリングに交換、
シリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。

ピストンヘッドノズルの外周にシリコングリス塗りノズルを取り付けます。

ステンレスシリンダーはグリスを弾き易いので、
内部は真鍮製のシリンダーよりも荒くヘアライン状の磨き傷を付けてあります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。


ピストン廻りを一式をメカボックスに組み込みます。
メカボックス組み立て(完成)
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トリガーにトリガー・スプリングを取り付けます。

トリガーを取り付けます。

FCU・FET基板のFETはメカボックス・フレームに密着する事により
フレーム自体を放熱板としています。
密着する部分の熱伝導率を向上させるためにパソコンCPU用の放熱グリスを塗布します。
放熱グリスは自作パソコンショップ(ドスパラとかツクモ)で入手できます。

メカボックス・フレーム右にFCU・FET基板を取り付けます。

タペットプレート・スプリングを取り付けます。

メカボックス・フレーム右を閉じます。
メカボックスを閉じネジは基本的に内側から外側に向けて
各所を均等締めするのが基本です。

セレクタープレート右を取り付けます。

アンビギア右を取り付けます。
取り付ける際ギアの位置をよく確認してください。
すべてのギアが有効に使われる位置に合わせます。

アンビギア左を取り付けます。
取り付ける際ギアの位置をよく確認してください。
すべてのギアが有効に使われる位置に合わせます。

メカボックスアッパーカバースライドさせ取り付けます。

右セレクタープレートをこの位置に合わせます。
メカボックス完成です。
メカボックス組み込み
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ボルトリリースレバー・スプリング取り付けます。

ボルトリリースレバーを取り付けます。
ボルトリリースレバーの下にボルトリリースレバー・スプリングが
取り付けれれているか確認します。

左セレクターレバーをこの位置に合わせます。

右セレクターレバーをこの位置に合わせます。

左セレクタープレートをこの位置に合わせます。

ロアフレームにメカボックスを挿入します。

左セレクターレバーと左セレクタープレートがこの位置になっているか確認します。

右セレクターレバーと右セレクタープレートがこの位置になっているか確認します。

ロアフレームのトリガー前のネジ1本を取り付けます。

配線を挟み込まないようにグリップを差し込みます。

グリップ内のネジ4本を締めこみます。

グリップ左右のネジ2本を締めこみます。

分解編でも書きましたがEVO3には専用モーターが取り付けられています。
このモータはEVO3の電子制御FCUに合わせて選定された物で
これ以外はエラーが出て使えないとの事です。
でも??そんなのこの電子制御FCU作ったAIRSOFT SYSTEMSに
改善要求出せば解決したんじゃないんですかね??

モーターを挿入し配線を取り付けます。

グリップ部モーターカバーを取り付けます。(ネジ2本)

メカボックス後方よりスプリングを挿入し、

スプリングガイドを押さえつけながら90度ひねりスプリングを圧縮させ取り付けます。
バレル&チャンバー
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チャンバーを組み立てます。

ホップ調整量に制限を掛けてあり無茶な調整での破損を防いでいます。

チャンバーパッキンはマルイ純正部品を流用します。

チャンバーのホップアップアーム・スプリングが飛び出す不具合がありましたので、
ネジを埋め込んでスプリングガイド代わりとしました。

N-1チャンバーの完成です。

いつものように、バレル出口奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施された物です。
もちろん旋盤を使わない手加工です。
アッパーフレームの組み付け
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アウターバレルにバレル&チャンバーを挿入します。

バレル・アッセンブリーを取り付けます。
バレル・ピポッドピンを打ち込みます。

左アッパーフレームを取り付けます。

ダミーボルを取り付けます。

ダミーボルト・スプリング&ダミーボルト・スプリングガイドを挿入します。

ダミーボルト・スプリング&ダミーボルト・スプリングガイドを溝に嵌め込みます。

アッパーフレームを固定するボルト7本を取り付けます。

ストックを下方にスライドし取り付けます。

ハンドガードを取り付けます。
完成
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専用カバンが出来る漢の仕事道具みたいでカッコいい!!??

初速はマルイ0.2g弾で93から95程度。

マルイ0.25g弾で85程度。法定内です。

試射を行いおおよそのホップ量をマーキングし納品されます。
青:弱い!!
金:0.25g弾で40メートル程度までまっすぐ飛ぶ!
赤:山なり弾道 強すぎ!これ以上強く掛けてはいけない。

上の写真をクリックすると拡大表示されます。
EVO3は軽量コンパクト、飛距離、命中精度も良く、電子制御でトリガーレスポンスも抜群。

上の写真をクリックすると拡大表示されます。
弾切れ時のボルトストップも再現されており本当に良く出来た銃です。

上の写真をクリックすると拡大表示されます。
なによりも樹脂フレームの粘りのある剛性感がイイですね。

修理+チューニングを終え「SCORPION EVO3 GT-1」完成です。
あとがき
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ブログの更新がほとんど行われず開店休業状態と思われがちですが、
修理やチューンの依頼が手一杯でそこまで手が回らない状態です。
2017年は春発売??のSMG イカの電動クリスベクターや
電動ショットガン第2弾 SGR-12も分解していきたいと思います。
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NEXT
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次回は...
ほとんど変わらん!マルイ次世代416C
これまた変わらん!AMOEBA ハニーバジャー
今更だけど!最新制御でMP7
これまた!今更感たっぷりM14
たぶん...やります。
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ASG 製 CZ SCORPION EVO3 オーバーホール 分解編
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EVO3のメカボックス・フレームはアルミ製で強度もあり非常に軽いです。

メカボックス外側を鏡面加工にしてあります。

ついでだから磨いてある部分もありますが、
部分的に平面を出してあったり、
組み付け時のチリ合わせを確認する為に磨かれています。

シリンダーはホーニング加工。
ピストンレール部はバリ取り、エッジ丸め、鏡面加工。
ギアのシム調整
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純正ギアは欠けてしまっていますのでZC製 CNC加工強化ギア 18:1に交換します。
純正ギアはASGのマークが入っていますがARES Amoebaと同じ物ですね。
EVO3は11.1V Lipoバッテリーを使いますから遅かれ早かれギアは欠けてしまうでしょう。

軸受けは純正でZC ステンレスメタルでしたのでそのまま使います。

軸受けの接着は瞬間接着剤で取り付けるのが一般的なようですが、
当ファクトリーではゆっくり固まる接着剤で一日かけて接着をします。

EVO3のグリップ形状が邪魔してベベルとピニオンのあたりの確認がしづらいですが
ベベルギア基準式シム調整をおこないます。

セクターギアはタペットプレートとピストンラックギアの
接触位置を優先に考えシム調整をします。
スパーギアはセクターギアとベベルギアのギア歯に合わせて、
かつギア側面とメカボ壁面に接触しない位置にシム調整しましょう。

何度か調整を重ねベストなギアシム調整を目指しましょう。
またシムは出来る限り使用枚数が少なくなるようにしましょう。
メカボックス組み立て(FCUとギア取り付け)
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セレクタープレート左を前方にスライドさせ取り付けます。

カットオフレバーのねじ1本を締めカットオフレバーを取り付けます。
軸部にグリスを塗っておきます。

メカボックス・フレーム左に取りFCU・制御基板を取り付けます。

メカボックス・フレーム左を裏返すとFCU・制御基板に取り付けられた
細かなスイッチが4つ飛び出ています。
これからメカボックス組立作業をする時にスイッチが無理に押されて破損する危険が
ありますのでセレクタープレートでセレクタースイッチを覆い隠すようにテーピングし、
残り2つのスイッチもテーピングして安易に触れないようにしておきます。

当ファクトリーで組まれるギアー3点は軸ぶれが無いかすべて検査されています。

EVO3には逆転防止ラッチがございませんのでギアー3点はそのまま取り付けてください。

次の工程に進みます。
メカボックス組み立て(ピストン&シリンダー)
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ピストンはZC LEOPARD製 強化品 に変更。
ピストン内部にスライドベアリングを取り付けます。
スライドベアリングはスプリングの圧縮時に発生する回転作用を解消し、
スプリングの寿命の低下とねじれ抵抗を解消します。

ピストンにラックギア、ピストンヘッドを取り付ける際に接着剤を塗布してあります。
また接合する部分に合わせて3種類の接着剤を使い分けています。

ピストンリングは純正から低摩擦素材のOリングに交換、
シリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。

ピストンヘッドノズルの外周にシリコングリス塗りノズルを取り付けます。

ステンレスシリンダーはグリスを弾き易いので、
内部は真鍮製のシリンダーよりも荒くヘアライン状の磨き傷を付けてあります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。


ピストン廻りを一式をメカボックスに組み込みます。
メカボックス組み立て(完成)
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トリガーにトリガー・スプリングを取り付けます。

トリガーを取り付けます。

FCU・FET基板のFETはメカボックス・フレームに密着する事により
フレーム自体を放熱板としています。
密着する部分の熱伝導率を向上させるためにパソコンCPU用の放熱グリスを塗布します。
放熱グリスは自作パソコンショップ(ドスパラとかツクモ)で入手できます。

メカボックス・フレーム右にFCU・FET基板を取り付けます。

タペットプレート・スプリングを取り付けます。

メカボックス・フレーム右を閉じます。
メカボックスを閉じネジは基本的に内側から外側に向けて
各所を均等締めするのが基本です。

セレクタープレート右を取り付けます。

アンビギア右を取り付けます。
取り付ける際ギアの位置をよく確認してください。
すべてのギアが有効に使われる位置に合わせます。

アンビギア左を取り付けます。
取り付ける際ギアの位置をよく確認してください。
すべてのギアが有効に使われる位置に合わせます。

メカボックスアッパーカバースライドさせ取り付けます。

右セレクタープレートをこの位置に合わせます。
メカボックス完成です。
メカボックス組み込み
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ボルトリリースレバー・スプリング取り付けます。

ボルトリリースレバーを取り付けます。
ボルトリリースレバーの下にボルトリリースレバー・スプリングが
取り付けれれているか確認します。

左セレクターレバーをこの位置に合わせます。

右セレクターレバーをこの位置に合わせます。

左セレクタープレートをこの位置に合わせます。

ロアフレームにメカボックスを挿入します。

左セレクターレバーと左セレクタープレートがこの位置になっているか確認します。

右セレクターレバーと右セレクタープレートがこの位置になっているか確認します。

ロアフレームのトリガー前のネジ1本を取り付けます。

配線を挟み込まないようにグリップを差し込みます。

グリップ内のネジ4本を締めこみます。

グリップ左右のネジ2本を締めこみます。

分解編でも書きましたがEVO3には専用モーターが取り付けられています。
このモータはEVO3の電子制御FCUに合わせて選定された物で
これ以外はエラーが出て使えないとの事です。
でも??そんなのこの電子制御FCU作ったAIRSOFT SYSTEMSに
改善要求出せば解決したんじゃないんですかね??

モーターを挿入し配線を取り付けます。

グリップ部モーターカバーを取り付けます。(ネジ2本)

メカボックス後方よりスプリングを挿入し、

スプリングガイドを押さえつけながら90度ひねりスプリングを圧縮させ取り付けます。
バレル&チャンバー
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チャンバーを組み立てます。

ホップ調整量に制限を掛けてあり無茶な調整での破損を防いでいます。

チャンバーパッキンはマルイ純正部品を流用します。

チャンバーのホップアップアーム・スプリングが飛び出す不具合がありましたので、
ネジを埋め込んでスプリングガイド代わりとしました。

N-1チャンバーの完成です。

いつものように、バレル出口奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施された物です。
もちろん旋盤を使わない手加工です。
アッパーフレームの組み付け
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アウターバレルにバレル&チャンバーを挿入します。

バレル・アッセンブリーを取り付けます。
バレル・ピポッドピンを打ち込みます。

左アッパーフレームを取り付けます。

ダミーボルを取り付けます。

ダミーボルト・スプリング&ダミーボルト・スプリングガイドを挿入します。

ダミーボルト・スプリング&ダミーボルト・スプリングガイドを溝に嵌め込みます。

アッパーフレームを固定するボルト7本を取り付けます。

ストックを下方にスライドし取り付けます。

ハンドガードを取り付けます。
完成
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専用カバンが出来る漢の仕事道具みたいでカッコいい!!??

初速はマルイ0.2g弾で93から95程度。

マルイ0.25g弾で85程度。法定内です。

試射を行いおおよそのホップ量をマーキングし納品されます。
青:弱い!!
金:0.25g弾で40メートル程度までまっすぐ飛ぶ!
赤:山なり弾道 強すぎ!これ以上強く掛けてはいけない。

上の写真をクリックすると拡大表示されます。
EVO3は軽量コンパクト、飛距離、命中精度も良く、電子制御でトリガーレスポンスも抜群。

上の写真をクリックすると拡大表示されます。
弾切れ時のボルトストップも再現されており本当に良く出来た銃です。

上の写真をクリックすると拡大表示されます。
なによりも樹脂フレームの粘りのある剛性感がイイですね。

修理+チューニングを終え「SCORPION EVO3 GT-1」完成です。
あとがき
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ブログの更新がほとんど行われず開店休業状態と思われがちですが、
修理やチューンの依頼が手一杯でそこまで手が回らない状態です。
2017年は春発売??のSMG イカの電動クリスベクターや
電動ショットガン第2弾 SGR-12も分解していきたいと思います。
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NEXT
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次回は...
ほとんど変わらん!マルイ次世代416C
これまた変わらん!AMOEBA ハニーバジャー
今更だけど!最新制御でMP7
これまた!今更感たっぷりM14
たぶん...やります。
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ASG 製 CZ SCORPION EVO3 オーバーホール 分解編
KRYTAC KRISS VECTOR オーバーホール 組み立て編
KRYTAC KRISS VECTOR オーバーホール 分解編
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KRYTAC KRISS VECTOR オーバーホール 分解編
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