2014年08月18日
ARES製 Amoeba シリーズ オーバーホール 組み立て編
2回に分けて お送りする「ARES製 Amoeba シリーズ オーバーホール」其の組み立て編です。

この銃は飛距離向上、命中精度向上はもちろんの事
Amoeba独自のファイヤーコントロールシステムEFCS を生かして、
レスポンスのよい射撃が可能な銃にチューンします。

この銃は飛距離向上、命中精度向上はもちろんの事
Amoeba独自のファイヤーコントロールシステムEFCS を生かして、
レスポンスのよい射撃が可能な銃にチューンします。
EFCS とプリコッキング
****************************************

このファイヤーコントロールシステムEFCS は大変よく出来ています。
EFCSは射撃1サイクルの判断を丸で囲ったセンサー部(ホール素子スイッチ)が検知しています。

セクターギアは専用品でこのギアーには磁石が組み込まれています。
これによりセクターギアが1回転しさきほどのセンサー部に磁石が通過すると、
射撃1サイクルが終了したと判断しモーターを停止させます。
このサイクル停止タイミングをもし遅くしたらどうなるのか?と考えると面白い事ができそうです。
サイクル停止タイミングを遅らせればピストン停止位置もかなり引かれた状態で停止しますから、
次弾発砲時に少量のピストン引きで発砲可能となるプリコッキングが可能となるわけです。
磁石を固定する位置を変更しサイクル停止タイミングを「進角」「遅角」
させる事でセッティング幅が生まれるのです。
この様な機械的なプリコキングは各部の負荷やバッテリーの性能を考慮しサイクル停止タイミング
をセットアップしないとなりませんので難しいですがうまくいくと最高のレスポンスを獲得できます。
失敗するとオーバーランをおこし2サイクル射撃となってしまいます。

Amoebaのセクターギアの磁石を引き抜くことは難しそうですので,
磁石取り付け位置を容易に変更できるセクターギアを作ります。
今回用意したZC製 CNC加工強化ギア 16:1のセクターギアならば、
連続で空いた穴に磁石を入れ替えれば「進角」「遅角」が出来そうです。

セキターギアの穴径にピッタリ合う結構強い磁石を用意しました。
一個づつばらして置いて撮影しようと思いましたが磁力が強力ですぐに張り付いてしまいます。

磁石をセキターギアの穴に埋める位置で遅角方向に4パターンのセッティング幅が可能となりました。
メカボックスフレームの加工
****************************************

メカボックスもとても綺麗な鋳物ですのでほとんど磨く必要がありませんでした。
某メーカーの鋳物のほうが数段劣っています...。
ギアのシム調整
****************************************

ベベルギア基準式シム調整をおこないます。
ギア作動音が発生しやすいベベルギアとモーターピニオンギアのアタリを
セッティングしたあとにベベルシム調整をする事によって、より静かなドライブが期待できます。

セクターギアはタペットプレートとピストンラックギアの
接触位置を優先に考えシム調整をします。
スパーギアはセクターギアとベベルギアのギア歯に合わせて、
かつギア側面とメカボ壁面に接触しない位置にシム調整しましょう。

何度か調整を重ねベストなギアシム調整を目指しましょう。
またシムは出来る限り使用枚数が少なくなるようにしましょう。
メカボックス組み立て(基板とギアの取り付け)
****************************************

EFCS基板下を取り付けます。

セーフティーストッパーを取り付けます。
セレクタープレートを後方にスライドさせ取り付けます。

セレクタープレート固定ネジを取り付けます。

スパーギア、セクターギアを取り付けます。

取り付け方向を間違わないように逆転防止ラッチとバネを取り付けます。
他の作業中に逆転防止ラッチが外れやすい為、
メカボックスを閉じる時最後にベベルギアを取り付けます。
メカボックス組み立て(ピストン&シリンダー)
****************************************

ピストンヘッドノズルの外周にシリコングリス塗りノズルを取り付けます。

ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。

シリンダー内部は表面研磨がされています。
毎度写真ではピカピカに磨かれているように見えますが、
実際にはヘアライン状の磨き傷が残されており、
自動車エンジンで言うホーニング加工と同じ効果があります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。

シリンダーヘッドをシリンダーに組み込み、タペットプレートをノズルに差し込みます。

ピストン&ピストンヘッドはAmoebaを使います。
ピストンラックギアを分離し接着剤で再度固定しなおしてあります。
ピストン内部にスライドベアリングを取り付けます。
スライドベアリングはスプリングの圧縮時に発生する回転作用を解消し、
スプリングの寿命の低下とねじれ抵抗を解消します。

完成したピストンアッセンブリーを組み込みます。
メカボックス組み立て(完成)
****************************************

トリガー、タペットスプリングを取り付けます。
ラッチを下に押し下げ、ベベルギアを取り付けます。

メカボックスを閉じネジは基本的に内側から外側に向けて
各所を均等締めするのが基本です。

AmoebaのファイヤーコントロールシステムEFCS基板上を取り付けます。

これが壊れてしまったら全損ですので注意して扱いましょう。

スプリング&スプリングガイドを後方から挿入します。
メカボックス固定カラーを忘れずにつけましょう。
メカボックス組み込み
****************************************

ロアフレームにメカボックスを挿入します。

テイクダウンピン後を打ち込みます。
トリガーロックピンを打ち込みます。
この2つのピンでメカボックスのフレームへの取り付け位置が決められます。

配線を挟み込まないようにグリップを差し込みます。

グリップをネジ4本で固定します。


モーターを挿入し配線します。

グリップ部モーターカバーを取り付けます。(ネジ2本)

バッファーチューブに後方配線を通しフレームに差し込みます。

バッファーチューブ内にチューブ固定ネジを取り付けます。
超長いプラスドライバーが無いと奥まで届きません。

ダミーボルトキャッチを取り付けます。

マガジンキャッチを取り付けます。
バレル&チャンバー
****************************************

いつものように、バレル出口奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施された物です。
もちろん旋盤を使わない手加工です。

ホップアップアームはホップアップラバーを使わないパッキン直押し式でしたので
マルイのホップアップラバーを使う方式に加工しなおしました。

ホップ調整量に制限を掛けてあり無茶な調整での破損を防いでいます。
N-1バレル&チャンバーの完成です。
アッパーレシーバ組み付け
****************************************

アッパーレシーバーにチャンバー&バレルを取り付けます。
チャンバーを前方に押し込みます。

アッパーレシーバをロアレシーバに組み付けます。
完成
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バッテリーはLipo11.1Vとしレスポンスと連射性能を向上させました。

初速は0.2g弾で88から90程度。法定内です。

Amoebaのホップ調整はドラム式でズレづらく優秀です。

Amoebaは安価で外装が少々チープな印象を受けますが内部は電子制御で超高性能。
今までのマルイスイッチ式では到底叶わないトリガーレスポンスが可能となりました。
車にたとえると価格の安いベース車両を徹底的にメーカーチューンしスーパーマシンに仕上げた
「三菱ランサーエボリューション」を彷彿させますのでチューニングネームは、
よろしく!!GUNドック「GT-EVO」と命名。

試射は、いつもお世話になっております焼津スペシャルフォースのシューティングレンジです。
命中精度向上は当然の事、動画56秒辺りからのセミ射撃の連続射撃で
高レスポンスぶりが確認できるかと思います。
メカボックス スワップチューン
****************************************
高性能なAmoebaをこのチューンだけで終わらせるのは勿体無いです。
次の展開としてAmoebaメカボックスを別のボディーにスワップ(載せ換え)するチューンが思いつきます。
自動車のチューンではよくある高性能エンジンに載せ換えるエンジンスワップと同じ考えです。
Amoeba独自のファイアーコントロールとメカボックスをが2万円程度で手に入るならと、
部品取りとして考えてもフルチューンメカボックスを作るより安上がりです。
スワップチューン事例 その1
****************************************

と言う訳で「ARES Amoeba M4-CCP M4ピストル」を部品取りとして購入しました。
銃本体を購入したわけではなく、部品を買ったら組まれていた...という名目です。

早速組まれている部品を分解します。

Amoebaメカボックスに載せ換えるボディーは、
コンパクトで持ち運びも容易なD-BOYS製「Knight's PDW」です。
チューン済みでしたが更なる性能向上の為にスワップチューンします。

PDWの方も普通に分解します。
なおAmoebaメカボックスは片側セレクターレバーのメカボックスの為に、
Knight's のようなアンビセレクターレバーの場合は
片側セレクターレバー対側ダミーとなってしまいます。

Amoebaメカボックス内部は元のPDWメカボックスの内部部品とイイとこ取りで組みなおします。

載せ換えのAmoebaメカボックス完成です。
PDWのフレームに入れるためにかなりの加工をしてあります。
ついでにボルトキャッチギミックを再現する為の加工もしてあります。

AmoebaチャンバーがPDWのフレームと相性が悪かった為
既存のN-1チャンバー&バレルを使いました。

軽量、コンパクト、高剛性、飛距離向上、命中精度向上、射撃レスポンス向上。
光学機器もサバゲーでガチで使えるモノに変更しました。
これ1挺あると他の銃がすべて不要となる とんでもないモノになってしまいました...。

メカボックス内部がダメダメな中華銃をフルチューンするのなら
低コストで性能向上が望める「載せ換え」も一つの手です。
「Knight's PDW GT-EVO」完成です。
スワップチューン事例 その2
****************************************

こちらは DDのハンドガードを手に入れたからメタルフレームにして!
インドアのセミ戦に使う奴を作ってほしい!とのご依頼です。
Amoebaの外装をすべて交換し内部を「GT-EVO」チューンとしました。
「載せ換え」と言うよりは「ハコ替え」ですかね。

メタルフレームは「AD Classic M4/M16 シリーズ メタルレシーバー 」
ですが かなり苦労するモノでした。
ピン1本刺すにも穴径が合わず綺麗に削らないとなりません。
上下勘合部も面が出ていないので削りなおし。
とにかくすべての部品が加工しないとならない状態でした。
完成するとガタも無くピッタリと勘合しましたので素材としては
安くて出来のよいフレームでしたが...。

他にもいろいろと付いている部品すべて加工しないと
ピッタリと付きませんでしたが外装がバッチリ完成しました。

Amoebaメカボックス内部はセミ射撃レスポンス向上と短バレルに合わせたセットアップとしました。

Amoebaのいかにもオモチャっぽさが漂う外装が受け入れられない方でも、
すべての外装を好みで選択して「ハコ替え」すれば満足されるでしょう。

ご要望どおりの外装、高剛性、飛距離向上、命中精度向上、射撃レスポンス向上と
依頼主の満足される銃「M4 GT-EVO」完成が完成しました。
残り物でチューン
****************************************

載せ換えチューンをしますと1挺分のプラフレームと普通のVer.2メカボックスが余るわけです。

少し足りない部品やチューニングバランスを取る為に他に余った部品を寄せ集めます。

余り物と言えど内部はチューンされたPDWに使われていた部品でバッチリとセッティングを取ってあります。

余り物ですが1挺完成しました。

余り物で組み上げたエコロジーな銃ですのでチューニングネームは、
よろしく!!GUNドック「GT-ECO」と命名。
ハイ!「EVO」と「ECO」の一文字違いのシャレとなっています。
あとがき
****************************************
このブログのメイン記事「オーバーホール シリーズ」ですが分解初心者向けではありません。
ある程度構造を理解できる方が参考程度にお読みください。
わからない部分を質問されても私が覚えている部分はお答えできますが知らないモノは知りません。
「書いてあるとおりにやってみましたが動きません。どうしてですか?」とか言われても困ります。
分解と壊すは紙一重ですから自己責任で行って下さい。
****************************************
NEXT
*********************************
次回は...
・VFC製 HK417
・RealSword製 SVD ドラグノフ
のいずれかをいつか...やります。
って事で、お楽しみに!!
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ARES製 Amoeba シリーズ オーバーホール 分解編
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このファイヤーコントロールシステムEFCS は大変よく出来ています。
EFCSは射撃1サイクルの判断を丸で囲ったセンサー部(ホール素子スイッチ)が検知しています。

セクターギアは専用品でこのギアーには磁石が組み込まれています。
これによりセクターギアが1回転しさきほどのセンサー部に磁石が通過すると、
射撃1サイクルが終了したと判断しモーターを停止させます。
このサイクル停止タイミングをもし遅くしたらどうなるのか?と考えると面白い事ができそうです。
サイクル停止タイミングを遅らせればピストン停止位置もかなり引かれた状態で停止しますから、
次弾発砲時に少量のピストン引きで発砲可能となるプリコッキングが可能となるわけです。
磁石を固定する位置を変更しサイクル停止タイミングを「進角」「遅角」
させる事でセッティング幅が生まれるのです。
この様な機械的なプリコキングは各部の負荷やバッテリーの性能を考慮しサイクル停止タイミング
をセットアップしないとなりませんので難しいですがうまくいくと最高のレスポンスを獲得できます。
失敗するとオーバーランをおこし2サイクル射撃となってしまいます。

Amoebaのセクターギアの磁石を引き抜くことは難しそうですので,
磁石取り付け位置を容易に変更できるセクターギアを作ります。
今回用意したZC製 CNC加工強化ギア 16:1のセクターギアならば、
連続で空いた穴に磁石を入れ替えれば「進角」「遅角」が出来そうです。

セキターギアの穴径にピッタリ合う結構強い磁石を用意しました。
一個づつばらして置いて撮影しようと思いましたが磁力が強力ですぐに張り付いてしまいます。

磁石をセキターギアの穴に埋める位置で遅角方向に4パターンのセッティング幅が可能となりました。
メカボックスフレームの加工
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メカボックスもとても綺麗な鋳物ですのでほとんど磨く必要がありませんでした。
某メーカーの鋳物のほうが数段劣っています...。
ギアのシム調整
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ベベルギア基準式シム調整をおこないます。
ギア作動音が発生しやすいベベルギアとモーターピニオンギアのアタリを
セッティングしたあとにベベルシム調整をする事によって、より静かなドライブが期待できます。

セクターギアはタペットプレートとピストンラックギアの
接触位置を優先に考えシム調整をします。
スパーギアはセクターギアとベベルギアのギア歯に合わせて、
かつギア側面とメカボ壁面に接触しない位置にシム調整しましょう。

何度か調整を重ねベストなギアシム調整を目指しましょう。
またシムは出来る限り使用枚数が少なくなるようにしましょう。
メカボックス組み立て(基板とギアの取り付け)
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EFCS基板下を取り付けます。

セーフティーストッパーを取り付けます。
セレクタープレートを後方にスライドさせ取り付けます。

セレクタープレート固定ネジを取り付けます。

スパーギア、セクターギアを取り付けます。

取り付け方向を間違わないように逆転防止ラッチとバネを取り付けます。
他の作業中に逆転防止ラッチが外れやすい為、
メカボックスを閉じる時最後にベベルギアを取り付けます。
メカボックス組み立て(ピストン&シリンダー)
****************************************

ピストンヘッドノズルの外周にシリコングリス塗りノズルを取り付けます。

ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。

シリンダー内部は表面研磨がされています。
毎度写真ではピカピカに磨かれているように見えますが、
実際にはヘアライン状の磨き傷が残されており、
自動車エンジンで言うホーニング加工と同じ効果があります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。

シリンダーヘッドをシリンダーに組み込み、タペットプレートをノズルに差し込みます。

ピストン&ピストンヘッドはAmoebaを使います。
ピストンラックギアを分離し接着剤で再度固定しなおしてあります。
ピストン内部にスライドベアリングを取り付けます。
スライドベアリングはスプリングの圧縮時に発生する回転作用を解消し、
スプリングの寿命の低下とねじれ抵抗を解消します。

完成したピストンアッセンブリーを組み込みます。
メカボックス組み立て(完成)
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トリガー、タペットスプリングを取り付けます。
ラッチを下に押し下げ、ベベルギアを取り付けます。

メカボックスを閉じネジは基本的に内側から外側に向けて
各所を均等締めするのが基本です。

AmoebaのファイヤーコントロールシステムEFCS基板上を取り付けます。

これが壊れてしまったら全損ですので注意して扱いましょう。

スプリング&スプリングガイドを後方から挿入します。
メカボックス固定カラーを忘れずにつけましょう。
メカボックス組み込み
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ロアフレームにメカボックスを挿入します。

テイクダウンピン後を打ち込みます。
トリガーロックピンを打ち込みます。
この2つのピンでメカボックスのフレームへの取り付け位置が決められます。

配線を挟み込まないようにグリップを差し込みます。

グリップをネジ4本で固定します。


モーターを挿入し配線します。

グリップ部モーターカバーを取り付けます。(ネジ2本)

バッファーチューブに後方配線を通しフレームに差し込みます。

バッファーチューブ内にチューブ固定ネジを取り付けます。
超長いプラスドライバーが無いと奥まで届きません。

ダミーボルトキャッチを取り付けます。

マガジンキャッチを取り付けます。
バレル&チャンバー
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いつものように、バレル出口奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施された物です。
もちろん旋盤を使わない手加工です。

ホップアップアームはホップアップラバーを使わないパッキン直押し式でしたので
マルイのホップアップラバーを使う方式に加工しなおしました。

ホップ調整量に制限を掛けてあり無茶な調整での破損を防いでいます。
N-1バレル&チャンバーの完成です。
アッパーレシーバ組み付け
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アッパーレシーバーにチャンバー&バレルを取り付けます。
チャンバーを前方に押し込みます。

アッパーレシーバをロアレシーバに組み付けます。
完成
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バッテリーはLipo11.1Vとしレスポンスと連射性能を向上させました。

初速は0.2g弾で88から90程度。法定内です。

Amoebaのホップ調整はドラム式でズレづらく優秀です。

Amoebaは安価で外装が少々チープな印象を受けますが内部は電子制御で超高性能。
今までのマルイスイッチ式では到底叶わないトリガーレスポンスが可能となりました。
車にたとえると価格の安いベース車両を徹底的にメーカーチューンしスーパーマシンに仕上げた
「三菱ランサーエボリューション」を彷彿させますのでチューニングネームは、
よろしく!!GUNドック「GT-EVO」と命名。

試射は、いつもお世話になっております焼津スペシャルフォースのシューティングレンジです。
命中精度向上は当然の事、動画56秒辺りからのセミ射撃の連続射撃で
高レスポンスぶりが確認できるかと思います。
メカボックス スワップチューン
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高性能なAmoebaをこのチューンだけで終わらせるのは勿体無いです。
次の展開としてAmoebaメカボックスを別のボディーにスワップ(載せ換え)するチューンが思いつきます。
自動車のチューンではよくある高性能エンジンに載せ換えるエンジンスワップと同じ考えです。
Amoeba独自のファイアーコントロールとメカボックスをが2万円程度で手に入るならと、
部品取りとして考えてもフルチューンメカボックスを作るより安上がりです。
スワップチューン事例 その1
****************************************

と言う訳で「ARES Amoeba M4-CCP M4ピストル」を部品取りとして購入しました。
銃本体を購入したわけではなく、部品を買ったら組まれていた...という名目です。

早速組まれている部品を分解します。

Amoebaメカボックスに載せ換えるボディーは、
コンパクトで持ち運びも容易なD-BOYS製「Knight's PDW」です。
チューン済みでしたが更なる性能向上の為にスワップチューンします。

PDWの方も普通に分解します。
なおAmoebaメカボックスは片側セレクターレバーのメカボックスの為に、
Knight's のようなアンビセレクターレバーの場合は
片側セレクターレバー対側ダミーとなってしまいます。

Amoebaメカボックス内部は元のPDWメカボックスの内部部品とイイとこ取りで組みなおします。

載せ換えのAmoebaメカボックス完成です。
PDWのフレームに入れるためにかなりの加工をしてあります。
ついでにボルトキャッチギミックを再現する為の加工もしてあります。

AmoebaチャンバーがPDWのフレームと相性が悪かった為
既存のN-1チャンバー&バレルを使いました。

軽量、コンパクト、高剛性、飛距離向上、命中精度向上、射撃レスポンス向上。
光学機器もサバゲーでガチで使えるモノに変更しました。
これ1挺あると他の銃がすべて不要となる とんでもないモノになってしまいました...。

メカボックス内部がダメダメな中華銃をフルチューンするのなら
低コストで性能向上が望める「載せ換え」も一つの手です。
「Knight's PDW GT-EVO」完成です。
スワップチューン事例 その2
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こちらは DDのハンドガードを手に入れたからメタルフレームにして!
インドアのセミ戦に使う奴を作ってほしい!とのご依頼です。
Amoebaの外装をすべて交換し内部を「GT-EVO」チューンとしました。
「載せ換え」と言うよりは「ハコ替え」ですかね。

メタルフレームは「AD Classic M4/M16 シリーズ メタルレシーバー 」
ですが かなり苦労するモノでした。
ピン1本刺すにも穴径が合わず綺麗に削らないとなりません。
上下勘合部も面が出ていないので削りなおし。
とにかくすべての部品が加工しないとならない状態でした。
完成するとガタも無くピッタリと勘合しましたので素材としては
安くて出来のよいフレームでしたが...。

他にもいろいろと付いている部品すべて加工しないと
ピッタリと付きませんでしたが外装がバッチリ完成しました。

Amoebaメカボックス内部はセミ射撃レスポンス向上と短バレルに合わせたセットアップとしました。

Amoebaのいかにもオモチャっぽさが漂う外装が受け入れられない方でも、
すべての外装を好みで選択して「ハコ替え」すれば満足されるでしょう。

ご要望どおりの外装、高剛性、飛距離向上、命中精度向上、射撃レスポンス向上と
依頼主の満足される銃「M4 GT-EVO」完成が完成しました。
残り物でチューン
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載せ換えチューンをしますと1挺分のプラフレームと普通のVer.2メカボックスが余るわけです。

少し足りない部品やチューニングバランスを取る為に他に余った部品を寄せ集めます。

余り物と言えど内部はチューンされたPDWに使われていた部品でバッチリとセッティングを取ってあります。

余り物ですが1挺完成しました。

余り物で組み上げたエコロジーな銃ですのでチューニングネームは、
よろしく!!GUNドック「GT-ECO」と命名。
ハイ!「EVO」と「ECO」の一文字違いのシャレとなっています。
あとがき
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このブログのメイン記事「オーバーホール シリーズ」ですが分解初心者向けではありません。
ある程度構造を理解できる方が参考程度にお読みください。
わからない部分を質問されても私が覚えている部分はお答えできますが知らないモノは知りません。
「書いてあるとおりにやってみましたが動きません。どうしてですか?」とか言われても困ります。
分解と壊すは紙一重ですから自己責任で行って下さい。
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NEXT
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次回は...
・VFC製 HK417
・RealSword製 SVD ドラグノフ
のいずれかをいつか...やります。
って事で、お楽しみに!!
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ARES製 Amoeba シリーズ オーバーホール 分解編
システマ PTW INFINITY キット 分解
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
Big-Out の FCU 取り付け
RETRO ARMS の FCU 取り付け
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
Big-Out の FCU 取り付け
RETRO ARMS の FCU 取り付け
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 組み立て編
「余りもののショートM4」は知人にお譲りしてしまいました。
そー言う事なんでよろしく!!お願いします。
丁度Amoeba AM-007を買ったのですが、持ち込みでここまでチューンするには工賃込でお幾らくらいになるのでしょうか?
これだけのキレを出すには、バッテリーは何を使用すれば可能ですか?
バッテリーの性能が良すぎると、
オーバーランをおこし2サイクル射撃
ギアー、ピストンの損傷
制御基盤の故障
となってしまいます。
バッテリーもチューニングパーツの一つですので、
バランスを考え自己責任でおこなって下さい。
メカボ移植に関して質問なんですが、メタルフレームに移植する場合、ふと基板-フレーム間の絶縁処理の必要性を感じたのですが、いかがでしたでしょうか?
基板とメタルフレームが触れる部分はありませんでしたので縁処理はしていません。
もちろん移植時に触れる場合がありましたら絶縁テープ等で移植してください。
いきなりの質問で申し訳ありません・・・
EFCSのメカボ(ARES M110)を開けて組みなおした際にセミしか撃てなくなってしまったのですが、そのような症状はでませんでしたか?
何度組みなおしてもフルが撃てず煮詰まってしまいまして・・・
可能であれば構造など教えていただけると幸いです・・・
EFCSのセミフル切り替えはセレクタープレートに付いている
磁石を基板のホール素子スイッチで検知しています。
その辺を確認してください。
もしくは、EFCSの設定をセミ-セミに変更したとか...。
やっぱりセレクタープレートですよね…
普通に組み直しただけなんですがどうも検知してくれなくて…(´Д` )
コントローラーは使用前だったのでいじってはないはずなのですが(´Д` )
参考にさせて頂いきます!!
まだメカボを触ってないのですが電子制御が怖くて・・・
質問なんですがギアを取り換えた場合セレクターギアに磁石がついてない状態の物を組み込むと動かなくなりますか?もしくはフルオートのみになってしまうのでしょうか?
磁石が無いとエラーと検知しセミもフルも2バーストになってしまいます。
分解と壊す は紙一重ですが、
恐れてないでとっとと自己責任でやりましょう。
加工必須でしょうね。
ARESのM4自体がマイナーチェンジしてメカボのお尻部分
スプリングガイドが記事を書いた時とは別形状になってます。
その辺を工夫して加工しないとならないでしょう。
なおARESのM4メカボ単体販売の品は旧型なようで、
そちらの方が幾分か加工が少なく済むかもしれません。
メカボが入るまで削るんです。
はっきり言ってしまえば内部の掃除をすれば十分で替える必要などありません。
どうしても替えたければマルイ純正のインナーバレルがオススメです。
アレスのタペットプレートはver.2用ではないとのことなんですが 何用を使ってるのでしょうか?
アレス専用品っす!!
アレはVer.3かなんかを加工すればなんとかなるっす!!
ステアーの現物が手元に無いので判りませんし、
次に「どのように削ればよいですか?」と聞かれても
文章で説明できる訳も無いですから。