2014年08月15日
ARES製 Amoeba シリーズ オーバーホール 分解編
2回に分けて お送りする「ARES製 Amoeba シリーズ オーバーホール」其の分解編です。

ARES製 Amoeba シリーズの特徴は、
・EFCS (Electric Firing Control System) 電子制御システムによりキレのいい射撃が可能
・実売価格2万から2.5万程度とリーズナブル
・プラ外装で超軽量
とサバゲー初心者向けな銃ですがうまくチューンすれば
最強な銃に変貌すると判断し喜んで買ってしまいました。

ARES製 Amoeba シリーズの特徴は、
・EFCS (Electric Firing Control System) 電子制御システムによりキレのいい射撃が可能
・実売価格2万から2.5万程度とリーズナブル
・プラ外装で超軽量
とサバゲー初心者向けな銃ですがうまくチューンすれば
最強な銃に変貌すると判断し喜んで買ってしまいました。

バリエーションにM4ピストルタイプの「CCP」から
フルサイズM4の 「コンバットギア タクティカルライフル 」まであり
今回は 「コンバットギア タクティカルライフル ショート 」を入手しました。
各パーツが何処かのメーカーに酷似しながらもAmoebaオリジナルデザインとなっており、
全体的には初期型の「トロイ M7A1」に見える面白い物となっています。
*外装がリアルでないと納得されない方にはムリでしょう
メカボックスの取り出し
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テイクダウンピンを左側から打ち抜きます。

チャージングハンドルを少し引き、アッパーレシーバーを前側にスライドします。
アッパーレシーバーを分離します。

ダミーボルトキャッチを外します。

ストック固定レバーを引っ張りストックを引き抜きます。

バッファーチューブ内奥にあるチューブ固定ネジを取り外します。
超長いプラスドライバーが無いと奥まで届きません。

配線を引っ掛けないように注意しながらバッファーチューブを取り外します。

グリップ部モーターカバーを取り外します。(ネジ2本)

モーター配線端子を引き抜き、モーターを取り外します。

グリップ内のネジ4本を外し、グリップを取り外します。
モーターへの配線2本が複雑に絡み合いますが、無理せず丁寧に引き抜きましょう。

トリガーピンを抜きます。
このピンは圧入されているので、ピンポンチで左から叩いて抜きます。

フレームロックピンをピンポンチで左から叩いて抜きます。

マガジンキャッチを取り外します。
バネが入っているので無くさないようにしましょう。

メカボックスの後ろ側を、引き上げるように持ち上げて外します。

メカボックス後部にカラーが挟まれていますので外します。
この銃はプラフレームですがこのカラーでメカボックスとフレームが
強固に勘合し剛性を上げガタやブレを抑制しています。

これでメカボックスの取り出し完了です。
メカボックスの分解
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AmoebaメカボックスはVer.2改良型の電子制御基板つきのオリジナル設計です。
配線もメカボックス外側に配置されておりVer.2の厄介な部分はかなり改良されています。

逆転防止ラッチを引っ張り、ラッチをフリーにします。

スプリング取り外しが容易な方式です。
六角レンチでスプリングガイドを押しながら90度回すと取り外せます。

スプリングは短カットされた物ではなく日本向け専用品でした。

AmoebaのファイヤーコントロールシステムEFCS基板上を取り外します。

たったこれだけの電子基板ですがスゴイです。
この基板に付いたセンサーによってセクターギアの回転を検知して発砲を制御しているようです。

ネジ8本を取り外します。
各所ネジの長さが違いますので組み付け時間違えの無いようにしましょう。
*写真のメカボは配線と基盤が取り外されていますが、
複数のAmoebaを分解した別の写真のためです。

メカボックス右側に部品が付いていないか確認をしましょう。
シムがメタルブッシュに張り付いていたりしますので、対のギア側に戻して置きましょう。

タペットプレートスプリングを飛ばさないように、押さえながら外します。

トリガースプリングの取り付け方を良く覚えておき、トリガーを取り外します。

ピストン廻り一式を取り外します。

ピストンを分解してみました。15枚フルメタル歯です。
ピストン、ピストンヘッドとも作りがよく強化品にかえる必要はありません。
Ver.2型メカボですがタペットプレートはVer.2ではありません。

ギアー3点と逆転防止ラッチを取り外します。
ラッチは取り付け方向が解らなくなりがちな部品です。
よく覚えておきましょう。

付いていたシムも取り付け順番がわかりやすいように保管しましょう。
組み付け時シム調整をしますが最初の基準として参考になります。

セレクタープレート固定ネジを取り外します。

セレクタープレートを前方にスライドさせ取り外します。

セーフティーストッパーを取り外します。

電子制御のためトリガースイッチやカットオフレバーもなく分解は比較的容易です。
中華製ですが内部部品の出来もよく、しかも組み付けもよく出来ていますので
分解整備しなくても故障せずにそのまま使えるレベルにあります。
チャンバー&バレルの分解
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チャンバー&バレルをアッパーレシーバーから引き抜きます。

チャンバーアッセンブリーを分解します。

ホップの掛け方はチャンバーパッキンをホップアップアーム直押しですので
そのまま使い続けるとパッキンを押し破ってしまうでしょう。
この部分は改良が必要です。
あとがき
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基本的に私のエアガンチューニングは車のチューニング技術の応用です。
ネットがまだ普及していない時代に車のチューニングを独自に学ぶには少し苦労しました。
・チューニングショップに行って作業を見て業を盗む。
・雑誌の分解記事を複数読んで総合して分解手順を得る。
・得た情報で作業を行いトライ&エラーで自分の技術とする。
どのチューニング界も教えられて覚えるモノではありません。
チューニンの仕方を始める前からショップのオヤジに聞いても教えてくれません。
自分でやってある程度出来るようになって技術が認められるようになれば、
ある程度は答えてくれるモノでした。
とりわけ雑誌の分解記事は役に立ちました。
だからそんな感じのを書きたいなと思い「オーバーホール シリーズ」を書き始めました。
基本的には初心者向と言う訳ではなくある程度技術を持っている
もしくは やる気のある人向けの記事です。
現物の端々をよく観察しながら記事を参考にしてオーバーホールをおこない
技術の向上を目指してください。
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今回はここまで!!
次回は「ARES製 Amoeba シリーズ オーバーホール 組み立て編」に入ります。
どうぞお楽しみに!!
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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システマ PTW INFINITY キット 分解
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ところで付属のマガジンのゼンマイは最後まで巻いていますか?
1~2週巻く程度ではなく最後にカチカチ鳴くまで巻かないとダメですよ??