2012年09月30日
MAGPUL TACTICAL AK チューニング編
当ファクトリーでチューニングされたチューンドガンの
性能を体感していただく為に、試射用の銃を製作する事にしました。
とは言え新たに銃を新調する予算がありませんのでw、
整備しただけで無改造だった、MAGPUL TACTICAL AKをベースに
チューンド デモガンに仕上げます。
性能を体感していただく為に、試射用の銃を製作する事にしました。
とは言え新たに銃を新調する予算がありませんのでw、
整備しただけで無改造だった、MAGPUL TACTICAL AKをベースに
チューンド デモガンに仕上げます。
*************************
MAGPUL TACTICAL AKの 分解 と 組み立て は、
まったく同じ工程ですのでそちらの記事を参照してください。
*************************
チューニング部品の調達
****************************************
今回は、「よろしく!!GUNドックオリジナルチューニングメニュー GT3仕様」で仕上げます。
命中精度の向上させ、連射速度は少しだけ速め、
チューニングパーツは多用せず必要最低限の仕様です。
「たったこれだけで??この性能!!」がコンセプト
チューニング部品に頼らず、組み付け技術で勝負です。
今回調達したチューニング部品は、
SHS 90不等ピッチスプリング
G&P M120ハイスピードモーター ショート(AK系)
SHS アルミエアシールノズル20.6mm(AKロング)
SHS 7mmベアリング
ファイヤーフライ 電気なまず 辛口
ノーブランド 5ポジションCNCストックパイプ
FET(IRF8010PBF MOSFET )
高効率配線とTコネクター
ベアリング
****************************************
軸受けはは前回のオーバーホール時にベアリングに変更したのでそのまま使用します。
(写真も前回のをそのまま使用。^^)
ノズル
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SHS アルミエアシールノズル20.6mm(AKロング)しか売っていませんでした。
本当は(Akショート)のほうが無加工で付いて良いのですが、ロングも良い所があります。
銃の個体差に合わせてピッタリのノズル形状に加工することにより、
チャンバーパッキンとの接触部気密漏れを防ぎ、
ノズル長を調整する事でBB弾保持位置も微調整できます。
左から、
透明:MagpulAK純正ノズル
紫:SHSノズル20.6mm
黒:マルイ次世代AK純正ノズル
MagpulAK純正ノズルとマルイ次世代AK純正ノズルは同じ長さでした。
BB弾を載せた状態でも高さを測定します。
BB弾が載る座ぐりの彫りの深さも設定しなおします。
まずはノズル全長を短くする為に鑢で削り上げます。
タペットプレートが最大にまで下がった状態で、
チャンバーを組つけ、チャンバー給弾穴からノズルが見えなくなる長さに削ります。
次にBB弾が載る座ぐりを掘り込みます。
チャンバーパッキン内でBB弾が保持される位置を微調整します。
チャンバーパッキンにスムースにノズルが挿入されるようテーパー形状に削ります。
(ここまでの加工に旋盤は使っていません。高価な工作機械を使わずとも誰でも?できます。)
ノズル長と座ぐり深さは、当ファクトリーのトップシークレットとさせていただきます。
*お問い合わせていただいても、お答えできません、ご了承ください。*
ピストン&シリンダー
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ピストンは純正品を使用です。
シリンダーも純正部品のままですが、内部は表面研磨がされています。
毎度写真ではピカピカに磨かれているように見えますが、
実際にはヘアライン状の磨き傷が残されており、
自動車エンジンで言うホーニング加工と同じ効果があります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。
ピストン&シリンダー&ノズルを組み込んで気密テストをしてみましょう。
ピストンを引き、シリンダー先端ノズルとピストン後部を指で押さえ圧縮します。
かなりきつく押し込んでも、エア漏れしません。
スプリング
****************************************
SHS 90不等ピッチスプリングに変更します。
SHSのM90スプリングで普通に組むと、初速はM4でだいたい94程度にはなります。
メカボックス組み立て
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これらの加工部品とチューニング部品をメカボックスに詰め込みます。
社外部品が少ないので色も地味でちょっと寂しいですね...。
(内部部品の色は性能にはまったく繋がらない物ですが、
派手な部品は心を躍らせてくれる物です。)
メカボックスが組み上がったら、ノズルを押し込んで見ましょう。
スムースに押されしっかりと押し戻されるのを確認します。
ラッチもしっかり機能しているか覗き込んでみましょう。
モーター
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純正のモーターがあまりに遅いので、
G&P M120ハイスピードモーター ショート(AK系)に変更します。
もちろんモーターのピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整をやり直します。
同じ規格のモーターでもメーカーごとロットごとに寸法が違います。
調整せずに組むとベストなクリアランスがとれません。
バレル&チャンバー
****************************************
バレルは純正を加工して使います。
純正ですから、粗悪な中華バレルな訳ですが、
加工すれば最高のバレルに仕上がります。
いつものように、バレル出口は奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施されています。
チャンバーパッキンもそのまま純正です。
チャンバーラバーは「FireFly なまず辛口」を加工して使用します。
これまたいつもの様に、紙テープ螺旋巻きでアウターバレルとのクリアランスを詰めておきます。
アルミテープ巻きのほうがカッコいいですが、紙テープを当ファクトリーでは使っています。
紙テープのやわらかさに...後はヒミツだ!!
純正ではテキトウなプラスチックでチャンバーを押さえつけてありますが、
M4系のようにチャンバーをメカボックス側にバネで抑えるように変更してあります。
前回このAKの組付けの際にもやってあった加工なのですが、
特に紹介もしておりませんでしたが、ココを発見された読者様がおりました。
紹介しなかった理由は...別に良くもなければ、悪くもないたいしたことの無い変更だったから...。
バッテリーストックイン化と配線の変更とFET化
****************************************
AKはレシーバートップカバー内にバッテリーを収納しますが、
そこにバッテリー収納しコッキングレバーを動かすとMAGPUL AKは特に
バッテリーの表皮を傷めてしまいます。
MAGPUL AKはちょうどM4バッファーチューブが付いていますので、
ストックインバッテリーに変更します。
もちろん高効率配線、ついでにFET化にします。
とりあえず純正の配線をはんだコテで取り除きます。
金属製のメカボックスと、端子がかなり接近していますね。
ショートさせないように注意しないとなりません。
FETはマルツ電波でかなり前に買ったIRF8010PBF MOSFET
FET配線のやりかたを調べる為にテスト的に買い、使った後に放置されていたゴミです。
普通にFET配線をしていきます。
G&P製モーターは配線をネジ止めできて便利です。
金属製モーターホルダーと接点がギリギリですのでこちらもショートには注意しましょう。
バッテリーへのコネクターは通電性に優れるT型コネクターにします。
ストックインバッテリーにするために純正バッファーチューブから
社外品のバッファーチューブにしなければならなくなってしまいました。
「何を言っているんだ??」とお思いでしょうか?
MAGPUL AKのバッファーチューブは鋳物製で内部の穴が狭くバッテリーが入らない。
この為変更になった訳です。
ストックがMAGPUL CTRストックですと、バッテリーを取り外す時ストック取り外しに
非常に苦労します。
ストックが簡単に外れるようにストッパー部分を削り落としておきます。
サンダーでズバッ!!と削ってヤリマシタ!!
これでバッテリーストックイン化完了です。
性能チェックと最終調整
****************************************
性能測定をしてみたら、当ファクトリーのレギュレーションを6も上回る
数値を叩き出しました。
想像以上の性能向上です。
この状態では問題がありますのでスプリングを3巻きカットしました。
その状態で、初速値を測定し初速が最大で95.8となりました。
(一応申し上げておきますが「当ファクトリーのレギュレーション」と言う表現は、
初速を表しているとは一度も言っておりません。あくまでも当ファクトリーの基準値です)
連射速度は、秒間16.8発程度となりました。
試射
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試射は、いつもお世話になっております焼津スペシャルフォースのシューティングレンジで行います。
そして今回は、性能をわかりやすく伝える為に、動画にしました!!
性能に関しては、能書きやクチで言っても意味がありません。
鉄砲は撃ってなんぼですのでご希望であれば、
当ファクトリーのデモガンの試射を申し出てください。
チューンドガンは、チューニングパーツを多く使えば性能が良いわけではありません。
一つ一つのパーツの役割をよく考え、効率の良い部品に加工し
精密に組み上げれば、、作りの粗い中華製エアーガンでも生まれ変わります。
なお当ファクトリーでは「GT3仕様」と同時開発されていた
「GT2仕様」がもうじきロールアウトされます。
「GT2仕様」は「GT3仕様」と比べ総合的な性能は同等ながら、
より刺激的な味付けになっております。
そちらもいづれお伝えできる日が来るでしょう。
MAGPUL TACTICAL AK キタ━\(゚∀゚)/━ !!
MAGPUL TACTICAL AK オーバーホール分解編
MAGPUL TACTICAL AK オーバーホール組み立て編
MAGPUL TACTICAL AKの 分解 と 組み立て は、
まったく同じ工程ですのでそちらの記事を参照してください。
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チューニング部品の調達
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今回は、「よろしく!!GUNドックオリジナルチューニングメニュー GT3仕様」で仕上げます。
命中精度の向上させ、連射速度は少しだけ速め、
チューニングパーツは多用せず必要最低限の仕様です。
「たったこれだけで??この性能!!」がコンセプト
チューニング部品に頼らず、組み付け技術で勝負です。
今回調達したチューニング部品は、
SHS 90不等ピッチスプリング
G&P M120ハイスピードモーター ショート(AK系)
SHS アルミエアシールノズル20.6mm(AKロング)
SHS 7mmベアリング
ファイヤーフライ 電気なまず 辛口
ノーブランド 5ポジションCNCストックパイプ
FET(IRF8010PBF MOSFET )
高効率配線とTコネクター
ベアリング
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軸受けはは前回のオーバーホール時にベアリングに変更したのでそのまま使用します。
(写真も前回のをそのまま使用。^^)
ノズル
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SHS アルミエアシールノズル20.6mm(AKロング)しか売っていませんでした。
本当は(Akショート)のほうが無加工で付いて良いのですが、ロングも良い所があります。
銃の個体差に合わせてピッタリのノズル形状に加工することにより、
チャンバーパッキンとの接触部気密漏れを防ぎ、
ノズル長を調整する事でBB弾保持位置も微調整できます。
左から、
透明:MagpulAK純正ノズル
紫:SHSノズル20.6mm
黒:マルイ次世代AK純正ノズル
MagpulAK純正ノズルとマルイ次世代AK純正ノズルは同じ長さでした。
BB弾を載せた状態でも高さを測定します。
BB弾が載る座ぐりの彫りの深さも設定しなおします。
まずはノズル全長を短くする為に鑢で削り上げます。
タペットプレートが最大にまで下がった状態で、
チャンバーを組つけ、チャンバー給弾穴からノズルが見えなくなる長さに削ります。
次にBB弾が載る座ぐりを掘り込みます。
チャンバーパッキン内でBB弾が保持される位置を微調整します。
チャンバーパッキンにスムースにノズルが挿入されるようテーパー形状に削ります。
(ここまでの加工に旋盤は使っていません。高価な工作機械を使わずとも誰でも?できます。)
ノズル長と座ぐり深さは、当ファクトリーのトップシークレットとさせていただきます。
*お問い合わせていただいても、お答えできません、ご了承ください。*
ピストン&シリンダー
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ピストンは純正品を使用です。
シリンダーも純正部品のままですが、内部は表面研磨がされています。
毎度写真ではピカピカに磨かれているように見えますが、
実際にはヘアライン状の磨き傷が残されており、
自動車エンジンで言うホーニング加工と同じ効果があります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。
ピストン&シリンダー&ノズルを組み込んで気密テストをしてみましょう。
ピストンを引き、シリンダー先端ノズルとピストン後部を指で押さえ圧縮します。
かなりきつく押し込んでも、エア漏れしません。
スプリング
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SHS 90不等ピッチスプリングに変更します。
SHSのM90スプリングで普通に組むと、初速はM4でだいたい94程度にはなります。
メカボックス組み立て
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これらの加工部品とチューニング部品をメカボックスに詰め込みます。
社外部品が少ないので色も地味でちょっと寂しいですね...。
(内部部品の色は性能にはまったく繋がらない物ですが、
派手な部品は心を躍らせてくれる物です。)
メカボックスが組み上がったら、ノズルを押し込んで見ましょう。
スムースに押されしっかりと押し戻されるのを確認します。
ラッチもしっかり機能しているか覗き込んでみましょう。
モーター
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純正のモーターがあまりに遅いので、
G&P M120ハイスピードモーター ショート(AK系)に変更します。
もちろんモーターのピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整をやり直します。
同じ規格のモーターでもメーカーごとロットごとに寸法が違います。
調整せずに組むとベストなクリアランスがとれません。
バレル&チャンバー
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バレルは純正を加工して使います。
純正ですから、粗悪な中華バレルな訳ですが、
加工すれば最高のバレルに仕上がります。
いつものように、バレル出口は奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施されています。
チャンバーパッキンもそのまま純正です。
チャンバーラバーは「FireFly なまず辛口」を加工して使用します。
これまたいつもの様に、紙テープ螺旋巻きでアウターバレルとのクリアランスを詰めておきます。
アルミテープ巻きのほうがカッコいいですが、紙テープを当ファクトリーでは使っています。
紙テープのやわらかさに...後はヒミツだ!!
純正ではテキトウなプラスチックでチャンバーを押さえつけてありますが、
M4系のようにチャンバーをメカボックス側にバネで抑えるように変更してあります。
前回このAKの組付けの際にもやってあった加工なのですが、
特に紹介もしておりませんでしたが、ココを発見された読者様がおりました。
紹介しなかった理由は...別に良くもなければ、悪くもないたいしたことの無い変更だったから...。
バッテリーストックイン化と配線の変更とFET化
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AKはレシーバートップカバー内にバッテリーを収納しますが、
そこにバッテリー収納しコッキングレバーを動かすとMAGPUL AKは特に
バッテリーの表皮を傷めてしまいます。
MAGPUL AKはちょうどM4バッファーチューブが付いていますので、
ストックインバッテリーに変更します。
もちろん高効率配線、ついでにFET化にします。
とりあえず純正の配線をはんだコテで取り除きます。
金属製のメカボックスと、端子がかなり接近していますね。
ショートさせないように注意しないとなりません。
FETはマルツ電波でかなり前に買ったIRF8010PBF MOSFET
FET配線のやりかたを調べる為にテスト的に買い、使った後に放置されていたゴミです。
普通にFET配線をしていきます。
G&P製モーターは配線をネジ止めできて便利です。
金属製モーターホルダーと接点がギリギリですのでこちらもショートには注意しましょう。
バッテリーへのコネクターは通電性に優れるT型コネクターにします。
ストックインバッテリーにするために純正バッファーチューブから
社外品のバッファーチューブにしなければならなくなってしまいました。
「何を言っているんだ??」とお思いでしょうか?
MAGPUL AKのバッファーチューブは鋳物製で内部の穴が狭くバッテリーが入らない。
この為変更になった訳です。
ストックがMAGPUL CTRストックですと、バッテリーを取り外す時ストック取り外しに
非常に苦労します。
ストックが簡単に外れるようにストッパー部分を削り落としておきます。
サンダーでズバッ!!と削ってヤリマシタ!!
これでバッテリーストックイン化完了です。
性能チェックと最終調整
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性能測定をしてみたら、当ファクトリーのレギュレーションを6も上回る
数値を叩き出しました。
想像以上の性能向上です。
この状態では問題がありますのでスプリングを3巻きカットしました。
その状態で、初速値を測定し初速が最大で95.8となりました。
(一応申し上げておきますが「当ファクトリーのレギュレーション」と言う表現は、
初速を表しているとは一度も言っておりません。あくまでも当ファクトリーの基準値です)
連射速度は、秒間16.8発程度となりました。
試射
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試射は、いつもお世話になっております焼津スペシャルフォースのシューティングレンジで行います。
そして今回は、性能をわかりやすく伝える為に、動画にしました!!
性能に関しては、能書きやクチで言っても意味がありません。
鉄砲は撃ってなんぼですのでご希望であれば、
当ファクトリーのデモガンの試射を申し出てください。
チューンドガンは、チューニングパーツを多く使えば性能が良いわけではありません。
一つ一つのパーツの役割をよく考え、効率の良い部品に加工し
精密に組み上げれば、、作りの粗い中華製エアーガンでも生まれ変わります。
なお当ファクトリーでは「GT3仕様」と同時開発されていた
「GT2仕様」がもうじきロールアウトされます。
「GT2仕様」は「GT3仕様」と比べ総合的な性能は同等ながら、
より刺激的な味付けになっております。
そちらもいづれお伝えできる日が来るでしょう。
MAGPUL TACTICAL AK キタ━\(゚∀゚)/━ !!
MAGPUL TACTICAL AK オーバーホール分解編
MAGPUL TACTICAL AK オーバーホール組み立て編
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「よろしく!!GUNドック GT-1」仕様 Magpul AK フルチューン編
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