2012年05月01日

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編

2回に分けて お送りする「マルイ 次世代 AK74 MN」
今回は、其の組み立て編です。
通常のオーバーホール予定でしたが....
色々な事情で、スペシャルチューニングになりました。
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
えぇぇっ!!流速禁止なのぉ??

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いつも行く焼津のサバイバルゲームフィールド「スペシャルフォース」の
レギュレーションが変更になり、「流速チューン」のエアガンは使用禁止になってしまいました。

理由は...
通常のエアガンはノンホップの初速測定で最高初速が出て、
適正ホップを掛けると初速は下がります。
「流速チューン」は逆にノンホップの場合よりも
適正ホップを掛けたほうが最高初速が出ます。
これを悪用してノンホップ状態で初速ギリギリ98以下で
検査をパスして、その後適正ホップを掛け初速が98オーバー
の状態でゲームに参加する不正プレイヤーがいる為です。
初速オーバーしているのは許されない事ですので、
この後から手間をかけずにホップ調整だけでパワーを可変する事ができる
「流速チューン」は禁止と言う事になったようです。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
*当ファクトリーデモガン「VLTOR M7CRW Type-R(流速チューン)」
 のホップ調整量と初速変化テストです。
 このようにホップ調整量で初速がおおよそ5程度変化します。

実際の所は初速をノンホップ、適正ホップ、フルホップで計測し、
すべての状態で初速が守られていれば問題ないですし、
検査の際そのエアガンが「流速チューン」なのか?どうか?
の判断方法などありませんので所有者が「流速ではない」
と言い張れば済んでしまいますが、
私の場合はブログに銃の内容を書き込んでしまっている為に
そう言う訳には行きません。
とは言え、せっかく良く飛ぶ「流速チューン」の技術を捨ててしまうのは勿体無いです。

流速に代わる新しいチューニング
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その流速禁止を言い出した本人 スペシャルフォースの代表 GMカーネル氏
から前々から言われていた事があります。
「流速チューンに代わる次のチューニングを作って欲しい。」
「流速のような強いバネで撃ち出すパワーに頼った物でなく、
 弱いバネでも無駄なく弾にエネルギーを伝え、飛距離も命中精度も高い銃」...。
その 思い付き発言的な無茶な要望を果たす時が来たようです。

「流速チューン」とたいそうな名前が付いていますが、
バネレートと、バレル長と、ホップ抵抗量のバランスだけで
飛ぶようにセッティングされた物なだけです。
そのバランスを替えても、同じ距離まで飛ぶ物は製作可能です。
今回はそれを形にします。

エアガンで「N-1仕様」を作る。
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自動車レースのカテゴリで「N-1」はご存知だろうか?
N-1レースは市販の量産自動車に対し小規模の改造を施したマシンで、
行われるレースである。
改造範囲は狭くエンジンは基本的に純正+αで、
エンジン型式や排気量の変更は禁止されている。
パワー面では改造部品を使ってはいけない車のレースな訳ですが、
実際は細かな改良の積み重ねと整備の技術力でN-1車両は、
市販車とはかけ離れた性能を発揮します。 

その「N-1仕様」のパワー面では改造部品禁止ルールをエアーガンに置き換えて見ました。
---------エアーガン N-1規定----------
エアーガンのパワーに影響する
・スプリング
・ピストン
・バレル
この3つを社外改造部品使用禁止 とする。
---------------------------------
3つの部品をマルイ純正部品のままでオーバーホールの技術力だけで、
「流速チューン」と同等の性能を発揮させて見せます。
妥協無しのチューンドガン「エアーガン N-1仕様」の製作です。

と言うわけで、早速依頼者には「AK74 N-1仕様だから!!」と...
特に断わりも無く施す事になりました。
「N-1仕様」を今回のAK銃に施す理由に依頼者の発言
「初速が落ちてきているから強化バネに変えてほしい。」
と安易な社外部品交換要望があった為に、
「すぐ社外パーツに頼りたがる!気に入らないから、純正しか使ってやらねぇ!」
って意味もあります。





ギアの組み付け
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軸受け
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
軸受けは「ORGA SUS420 6mm軸受け 次世代用」に変更します。
「えっ??純正部品使うんじゃなかったの??」と聞こえてきそうですが、
エアーガンのパワーに影響する3つの部品はマルイ純正を使うだけで、
純正部品で性能的に劣っている物は社外部品に変更します。

マルイ次世代の軸受けは5.9mmと中途半端な大きさのプラ製軸受けです。
今までベアリングやメタル軸受けに変更するにもメカボックスの穴を6mmに
拡大する必要があり加工精度を考えるとあまりやるべきではありませんでした。
そんな事情かどうかは知りませんが、ORGA さんから専用品が発売されました。

実際の所は純正プラ製軸受でも特に問題ないですし、
「SUS420だから何??硬いと何がイイの??軸受けが磨耗しなくても、軸が磨耗するだろ?」
という気もしますが、精度は非常に良いので、今回使ってみます。

セクターギア
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
セクターギアのピストン側ギア最終歯が磨耗で磨り減っていました。
この状態でもまだ歯が十分噛みこめる為問題なく発砲出来ていたようですが、
妥協を許さない「N-1仕様」では即交換部品対象になります。
ギアは社外品でSHS製次世代用強化ギア3点セットが1900円程度(品薄)があり、
マルイ純正セクターギアは945円と結構高かったりします。
でも今回はマルイ純正のセクターギア新品に変更です。

シム調整
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ギアのシム調整は1つづつギアを組んでクリアランスを煮詰めていきます。
スパーギーアの下側シムは出来る限り薄いシムを組むのが一番大事です。
(ORGAの軸受けを組むと出来る限り薄いシムが一番厚い0.5mmになるようです)
スパーギアを中心に、セクターギア、ベベルギアの高さを
スパーギアに触れないギリギリのシム厚に選定していきます。
この辺は「マルイ M4-CRW オーバーホール 組み立て編」のギアのシム調整を参考にして下さい。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
次はピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整をするのですが、
メカボックス内すべてを分解してしまいましたので、モーターを回転させる事が出来ません。
トリガー廻りの組み立てをまずはします。

トリガー廻りの組み立て
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マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
セレクタープレートを後方にスライドさせ取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
カットオフレバーを取り付けます。
軸部にグリスを塗っておきます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
トリガースイッチ接点部は汚れていたので、分解して洗浄してあります。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
接点をネジ2つで固定します。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
接点部をパーツクリーナーで洗浄後、タミヤの接点グリスを塗布します。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
綺麗な接点部で、引き金を引いてもモータが回らない通電不良が解消されます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
トリガーとトリガースプリングを組み付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
トリガースイッチを取り付けます。ネジ1本
トリガースイッチスプリングを飛ばさないように、押さえながら取り付けます。

ピニオンギアクリアランス調整
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マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
シム調整されたベベルギアのみ取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
メカボッックスを閉じ、メカボックスのネジを締め付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
モーターとバッテリーを取り付けトリガーを引きモーターを回転させます。
モーターで、ベベルギアのみを回転させて、ギアノイズを注意深く聞きましょう。
モーター調整ネジを閉めていくと(時計回り)、途中から、ガリガリ異音がしてきますので、
そこから30度ほど緩め(反時計回り)ます。異音が鳴らないギリギリの位置を探りましょう。
調整が終わったら、メカボックスを開ける所までまた分解します。

メカボックス組み立て
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ギア組み込み
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
スパーギア、セクターギアを取り付け、
ラッチとバネを取り付け、ベベルギアを取り付けます。

ピストン&スプリング
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
「N-1仕様」では社外部品交換禁止のピストン&スプリングです。
写真の上側が新品、下側が消耗した部品です。
バネがかなり縮んでヘタっているのがわかりますね。
マルイ純正品スプリングはピストンから抜けないように製造されていますので、
ピストン&スプリングまるごと新品の純正品に交換です。

タペットプレート&ノズル
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
タペットプレートプロフィールが削れていますね。ノズルも削れています。
純正部品がタペットプレート&ノズル セットなので両方交換します。
純正部品で性能的に問題の無い場合は社外部品にせずに純正部品を使います。
社外チューニング部品のほうが精度、耐久性的にも劣る場合があるので、
あえて純正品を使うと言ったほうが正しいでしょう。

スプリングガイド
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
当ファクトリーのチューンドガンは、必ずスライドベアリングつきスプリングガイド
に交換します。(メーカは問題なければどこのでも良いですが、今回はORGAさん
でついでに買ったSuperShooter Ver3用 ステンレススプリングガイド)

スプリングは伸縮時に回転方向のねじれが発生します。
そのねじれを吸収しピストンがスムーズに引ける様に設けられた
スライドベアリングつきスプリングガイドは欠かせません。
効率の良いスプリングガイドはバッテリーの消耗を押えると同時に、
ピストンの前進速度が上がる為、パワーアップにも繋がります。
スプリングの抵抗ロスを減少すると共に、スライドベアリングが付いた分
スプリングのコンプレッション量が増えるから、
少しだけバネレートアップした事と同じことになります。

ピストン廻り組み立て
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ピストンヘッドノズルの外周にシリコングリス塗りこみます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
マルイ純正品ピストン&スプリングには最初からたっぷりと
シリコングリスが塗られていました。
余分な部分は指で拭い取って、シリンダー内に薄く塗りこみます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ピストン廻りを一式組み立てます。

メカボックス組み立て
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ピストン廻り一式を組み込みタペットプレートスプリングを取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
メインスプリングを圧縮しながら、シリンダーとメインスプリングを押さえつけて、
メカボックスを閉じます。
ネジは基本的に内側から外側に向けて各所を均等締めするのが基本です。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
メカボックス左側を裏返し、カットオフレバースプリングを飛ばさないように取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
前配線カバーとセクターギアカバーを取り付けます。
この段階でモーターを取り付け、作動チェックをしてみると良いでしょう。
問題なく作動したら、モーターをまた取り外します。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
セーフティープレートを取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
リコイルウエイトダンパーをリコイルバーに取り付けます。
メカボックスアッパーカバーを前にスライドさせ取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
リコイルウエイトダンパーは前側がゴム後ろが金属です。
まちがわないでね!!

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
リコイルウエイトを取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
リコイルスプリング小
リコイルスプリング大
リコイルシャフトエンドブロック
の順番で取り付けます。
これでメカボックスの完成です。

メカボックス組み込み
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
メカボックスをフレームに挿入します。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
配線を通す隙間ががありますので配線を挟まないようにしましょう。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ストックを折りたたみメカボックス固定ネジ後ろ側を取り付けます。
とりあえず仮止めで、グリップを取り付けた後本締めをします。
このネジはスプリングガイド後部のネジ穴に取り付けられるため、
社外スプリングガイドにネジ穴がなく取り付けられない場合もあります。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
グリップを取り付けメカボックス組み込み完了です。

バレルとホップチャンバーの加工
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バレル加工
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
当ファクトリーのバレル加工は、旋盤、フライス盤など使用せず、
職人の手作業ですべて完成します。
パイプカッターで切断し、
バリ取りもドリル、リーマ、リューターを使い
ヤスリで成形を行います。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
「N-1仕様」ですからバレルはマルイ純正品を使用し、加工します。

ホップチャンバー窓部は、「流速チューン」で培った
Nホップ構造に加工します。
相変わらず鏡面加工で写真がうまく取れません。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
バレル出口は奥20mmからの緩やかなテーパー形状で拡大されています。
外部が鏡面加工ですが、この鏡面レベルで内部も鏡面加工が施されています。

このような加工をする事により、社外精密バレルに匹敵する
高精度射撃バレルに純正バレルを昇華することが可能となります。
当ファクトリーではタイトバレルやルーズバレルはたまた特殊コーティング
と言ったうたい文句のバレルを必要としません。

フラッシュハイダー
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
今回のAKにはAKS74Uクリンコフフラッシュハイダーが装備されていました。
このハイダーはバレルから、大気に向けて、ラッパ状に広がっていますので、
乱流が起き辛く非常に良い形状ですのでさらによくするため、
出口部を削って加工しておきました。
銃口を向けられた時に見ることが出来るハイダー内の鏡面加工が、
この銃の特殊さを垣間見る瞬間かもしれません。
チャンバーパッキン&チャンバーラバー
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
チャンバーパッキンは「ライラックス エアシールチャンバーパッキン (ソフト)」
チャンバーラバーは「FireFly なまず辛口」を加工して使用します。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
必要のない部位をカッターで切り落とします。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ボケボケ写真ですが、ホップ窓からホップパッキンが水平に降りてきていますね。

フロントレシーバーの組み込み
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マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
完成したチャンバー&バレルを丁寧に挿入します。
マルイ製造時の接着剤のおかげで、タイト気味にぴったり嵌ります。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ホップアップ調整ダイアルを取り付けます。ネジ1本

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
フロントレシーバーをフレームに丁寧に挿入します。
配線を挟まないように気をつけましょう。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
裏側にしてネジ4本を取り付けますします。
1つだけナベネジになっていますが、ストックロックレバーとの共締めです。
合わせてそのレバーも取り付けましょう。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
リコイルバーにリコイルバースプリングを取り付け、
ボルトリコイル側に引っ掛けながらリコイルウエイトにはめ込みます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ネジを2本つけて固定します。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
リコイルバースプリングカバーを取り付けます。

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編
ウエイトカバーを特殊ネジで締め付け
ボルトハンドル&ボルトリコイルスプリング
ハンドガードとレシーバートップカバー
を取り付けて完成です。

性能チェックと最終調整
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性能測定をしてみたら、当ファクトリーのレギュレーションを6も上回る
数値を叩き出しました。純正部品なのに...出すぎです。
この状態でお渡しするわけにはいきませんので、性能を落とす為バレルを
460mmから410mmまでカットしました。
それでも当ファクトリーのレギュレーションのギリギリだった為
バネを縮めた状態で一晩放置した所で初速値を測定し初速が95となりました。

(一応申し上げておきますが「当ファクトリーのレギュレーション」と言う表現は、
初速を表しているとは一度も言っておりません。あくまでも当ファクトリーの基準値です)
マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 組み立て編

試射と納品
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試射してみたらかなり良く当たります。
30m先の500mmlペットボトルを連続で当て続けることが可能です。
試射には依頼者の他に、GMカーネル氏や多数のベテランサバゲーマーにお願いしました。
皆様、一点狙い撃ちの集弾性能にすごく喜ばれていました。
あとギアセティングにもびっくりされていたようです。
なんか、通常とはまったく違う高い音が鳴るんだとか。

これでGMカーネル氏の言われていた
「流速チューンに代わる次のチューニング」
「弱いバネ(純正のバネ)でも無駄なく弾にエネルギーを伝え、飛距離も命中精度も高い銃」
の要望もかなえる事ができました。

性能に関しては、能書きやクチで言っても意味がありません。
鉄砲は撃ってなんぼですのでご希望であれば、
私の所有のチューンドガンの試射を申し出てください。

まとめ
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よく銃をチューニング(カスタム)すると言って、バレル、バネ、ピストンを替えたと聞きます。
しかし、それはチューニングと言うより部品交換や部品取り付けをしたと言う方が正しいです。
本来チューニングと言う意味は調整すると言う意味です。
ただ部品をつけて終わりではありません。その部品が自分に合う様に、
その銃が使われる場所で有効に性能が発揮されるように調整するのがチューニングです。

また、何でもかんでも社外部品に交換すれば性能が上がるわけではありません。
社外部品の中にはマルイ純正部品より劣る物も数多くあります。
マルイ純正部品で劣る部分があれば、社外部品に替える。
マルイ純正部品でも加工することでより性能を上げることも出来る。
最終的に部品同士の組み合わせと調整で、バランスを取るのがチューニングです。

この「N-1仕様」で これらの事が実証できたとも言えるでしょう。


ただしこの「N-1仕様」欠点があります。
マルイ純正部品が安定して手に入らない...。
しかも...部品純正だけを使うチューニングは、ブログとしては派手さに欠ける...。


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次世代AKのピストンとかの純正部品が今は在庫が無いそうです。
ですので社外品ピストンを使うチューニングは出来ますが
「次世代AK N-1仕様 」は、しばらくの間出来そうにありません。
しかし、次世代M4の純正部品があるんで、「次世代M4 N-1仕様」
の製作が可能ですので製作受け付けちゃいます。
ご希望の方は連絡下さい。

ってことで、よろしく!! GUNドック
****************************

マルイ 次世代 AK74 MN オーバーホール 分解編



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Posted by サーモン  at 18:29 │Comments(17)AK

この記事へのコメント
 ついに巷で噂のN-1チューンのレシピを見せていただきました。サーモンさんここまで公開していいんですか。いいんです。レシピ通り組めるかどうかが問題なのですね。いたずらに高いカスタムパーツを使わなくても基本性能はアップできるという事実は衝撃です。多くの歴戦ゲーマーから高い支持を集めているN−1チューンが、今後AK以外の次世代M4等に増殖していくことを期待しています。撃てば分かる迷わす撃てよ。
Posted by 虻トマト・辛子に昆布 at 2012年05月01日 20:09
虻トマト・辛子に昆布さん ありがとうございます。
「撃てば分かる迷わす撃てよ。」
そのとおりです。
敵か見方かわからないときにはそれが一番ですね。
このあいだも、SFで SFスタッフのナナフシさんの「先っちょ!」??
を迷わず撃ってしまいました。
かなり痛かったらしいです。
Posted by サーモンサーモン at 2012年05月01日 20:42
う~ん 最高です^^
チューニング技術もさることながら、
チューニング魂にシビレます。
フラッシュハイダーも
銃口を向けられた
生死の境の刹那の瞬間に見ることの出来る鏡面加工!!
小説や映画のワンシーン見たいです。
(妄想が暴走中です)
これからもブログ楽しみにしています。
Posted by はちべえ at 2012年05月02日 10:11
いつも楽しくブログを読ませてもらってます!

いきなりですが、クリンコフ(マルイaks74u)のチューニングをお願いできますでしょうか?
Posted by りーちゃん at 2012年07月13日 21:58
りーちゃん さま ありがとうございます。
クリンコフ(マルイaks74u)のチューニング可能です。
メール送りますお待ちください。
Posted by サーモンサーモン at 2012年07月14日 17:14
お待ちしてます(^^)

よろしくお願いします☆
Posted by りーちゃん at 2012年07月15日 21:13
度々お世話になっています。
現在メカボをフレームに入れる作業の途中なのですが、、セレクターの位置関係を忘れてしまいました。

フレームのセレクターをセミオートの位置にしている場合、メカボのセレクターは右・左どちらに寄せておけば良いのでしょうか?

またその際のセーフティープレートの位置(右・左)の位置も併せて教えていただけたらと思います。

よろしくお願いします
Posted by 秋桜 at 2012年09月23日 10:20
秋桜さん こんにちは。
これを読む時はもう組み終わっているかと思いますが、
私も覚えていません!!
次世代AKは特に何も考えずに、メカボックスをフレームに
がばっと!!入れればセーフティープレートは所定の位置になり、
フレームのセレクターをガチャ!ガチャ!っと動かせば
自動的にラッチがギア位置を合わせてくれる仕様だったと思います。
テキトウな回答ですが、そこんとこよろしく!!
Posted by サーモンサーモン at 2012年09月23日 23:03
いつも参考にさせていただいています。
次世代AKにライラックス エアシールチャンバーパッキン (ソフト)と
電気なまず(甘口)を入れてみたところ
最弱HOPにして0,25弾を使用しても浮かび上がってしまいます。
他のブログでも同じような症状の方がいるようです。
GUNドックさんの写真を見ると
パッキンを削ってなまずは側面だけ切り落としているようですが
それで適正HOPを実現できるのでしょうか?
Posted by もち太郎 at 2013年10月14日 06:44
はじめましてもち太郎さん。
電気なまずはチャンバーパッキンの内側こぶを切り取って、
スリックパッキンにして使うのが基本です。
写真のように切り取ってみてください。
0.2弾でも問題なく調整できるようになります。
Posted by サーモンサーモン at 2013年10月14日 20:39
お返事ありがとうございます。
ご指摘の通りスリックパッキンにしていませんでした。
パッキンを削ってみたところかなりいい弾道になり距離も伸びました!
しかしなまずを甘口にしてしまった為か0,25でHOP最強にしても
弾が浮かび上がらないのでサーモンさんと一緒の辛口に
すればよかったです。
とはいえノーマル状態でHOPの弱さに困っていたので
このブログで教えていただいてとても助かりました!
Posted by もち太郎 at 2013年10月23日 13:17
なんと地道で素晴らしいお仕事で…
ここまで公開して大丈夫なんですか?と思いつつサーモン氏のチューナー魂を垣間見ました。

確かにこれぞチューニング、楽しく読ませてもらいました!
Posted by SynthSynth at 2013年11月10日 20:21
Synthさまはじめまして。
チューニングに終わりなし。
培った技術は無駄にはなりません。
続けることが大切です。
Posted by サーモンサーモン at 2013年11月16日 09:49
以前から参考にさせていただいてます。
軸受けなどこの記事の通りに真似しているのですが
セクターだけSHSにした結果が1万発ももたないで軸が
折れる事が2回続いています。
タベットは純正の新品に取り換えていますしSHSは軸折れしやすいとも
聞きますが、AK74しかメカボをいじった経験がないのでシム調整が原因な気がします。

自分のORGAの軸受けだとセクター下0,3上なしでスパーべベル共に
下0,5上0,1~2位が限界でこれ以上厚くすると異音がしたり閉まりません。
SHSのギアはやめて純正にしようと思いますがN-1仕様のシム調整の
具体例を参考までに教えていただけないでしょうか。
Posted by もち太郎 at 2015年01月18日 18:18
もち太郎さまおつかれさまです。 この記事自体2年以上前に書いた物ですのでシムの数値なんて覚えていませんし調整方法も変えています。 とりあえずシム調整はガタが全くないようにするのではなく少しガタを残したほうが良いでしょう。 新しく書いたブログのシム調整のほうを参考にしてください。 レシーライフル編では確認の動画もUPしてあるはずです。
Posted by サーモンサーモン at 2015年01月18日 22:48
初めまして。いつもこのブログを楽しく見させてもらってます。
突然ですが、自分もクリンコフ(マルイAKS74U)のチューニングをお願いできますでしょうか?
また可能な場合その費用を教えていただけますか?
Posted by GG at 2017年02月22日 23:00
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1週間以上返信がない場合はご記載にお間違いが無いか
ご確認のうえ改めて御連絡ください。

よろしく!!おねがいします。
Posted by サーモンサーモン at 2017年02月23日 06:26
<ご注意>
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