2011年11月12日
流速チューン を作る。 オーバーホール編
前回、試射編で試し撃ちした流速チューン実験機に不具合はないか?の確認のために、
その日のうちにオーバーホール(全バラ)してしまいました。
「えっ?もうバラシちゃったの??撃ってないのに!」と何人かに言われましたが、
まだ何も完成していない製作途中の物ですから、そのまま放置できませんので即バラです。
新しいチューニング方法を試した場合は、内部に想定外の異常がないか確認し、
ある場合はなぜそうなるのか考え、修正します。
不具合箇所の修正
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ピストンクラウン取り付けネジの緩み
ピストンクラウン取り付け部のネジが緩んでいました。
このネジは、スプリングの座り箇所となっているピストンおもり(M8ボルト)を共締めしていました。
スプリングは、縮む時に巻き方向への回転し ねじれますので、
その回転で緩んでしまったのでしょう。
圧縮時に発生する回転作用を吸収するために、
LayLax EGスプリングガイド/スムーサー Ver.2 を新たに取り付けました。
スプリングの座り箇所にスラストベアリングが取り付けてありますので、
前よりはスムーズにスプリングが圧縮されるはずです。
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初速を抑える
初速が97.7と超ギリギリでしたので、スプリングをヘタらし(馴染ませ)バネを柔らかくし、
初速を抑えます。
全長175mmのスプリングを押しつぶして放置します。
専用スプリングコンプレッサー(適当な長いネジ)で48mmまで圧縮します。
4時間後171mmに縮みました。
その後1日放置しましたが170mmとなり、変化が無くなったので終了です。
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モーターが抜けない
モータのピニオンギアよりメカBOXのモーター軸さし込み穴が小さい為に、
組み込み時は押し込んでしまえば入るのですが、抜くときにまったく抜けなくなってしまいました。
モーターを回して、ピニオンギアの角度を変えて抜けるようになりましたので、
リューターで穴を少し削って、広くしました。
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バレル出口の加工
忘れていたので、しっかりやりました。
今回は、奥側10mmぐらいまでテーパ状に削り、
出口付近は滑らかなファンネル形状にしました。
いつもより丁寧です。
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修正箇所は以上です。
シリンダーノズルへのアルミスリーブが圧入だけの固定で心配していましたが、
抜け落ちはありませんでした。
組付け
あとは、しっかりと組み付けて完成です。
今回は、FET配線をついでに行っています。
そちらはまたの機会にご紹介します。
初速も落ちました。
まとめ
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流速チューンは、フルチューンで部品もたくさん変えて、お金も掛かるイメージがあります。
しかしベース銃のコンディションによりますが、
☆VFC AEG不等ピッチスプリングM120 (セクターカットカスタム専用)
☆VFC フリクションレスシリンダー (ロングバレル用/380mm以上)
☆ファイアーフライ製 電気なまず 辛口
この3つぐらいの変更と、あとは加工のみで何とかなると思います。
ただ、どうせオーバーホールして貰うのだから、
とか、耐久性を上げておきたいと言った理由で、
ついつい新しいチューニングパーツを
買い足して付けてしまうものです。(つい買い足してしまいましたw)
今後は...
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今回の流速チューニングの結果を踏まえて、今度は、
バネを100Mぐらいにして、バレル長を300mm程度にし、
面ホップ加工、ピストンおもり加工、シリンダーノズル絞り加工
であまり部品に負荷をかけず、静かで、命中精度も高い
銃と言うのを作ってみたいものです。
ただ人には効率を重視した物より、
すごいスプリング組んでて、フルワンオフ加工で、超爆音だとか
刺激的な銃のほうが魅力的に映るんでしょうな...。
次の予定
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流速チューンが完成したからといって終わりではありません。
流速チューンは、手段に過ぎません。
次回は、「新しいM4を作る。」 をお送りします。
あと、実験台募集します...。
流速チューン を作る。 試射編
流速チューン を作る。 製作編
システマ PTW INFINITY キット 分解
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
Big-Out の FCU 取り付け
RETRO ARMS の FCU 取り付け
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 組み立て編
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伸ばした状態でうねうねしてません? 「~」な感じで。
個人的には、ピストン入口(ケツ)にガリガリひっかかるほどで
なければ問題ないと思っていますけど。
確かにバネが伸びた状態で、「~」な感じでうねうねしています。
ウネウネなスプリングは、あまりよろしくないようですが、
買ったときからそうだった&バネが絡まないならどうと言う事はない。
と適当な理由でそのまま使いました。
実際組んでみて、特にウネウネでも問題ありませんでした。
改造内容、参考になります。
ホップを利かせていかに命中精度を上げるか・・私も一番関心があります
特に鬼ホップ、長押しホップ、でしっかり回転をつける・・・・・。
その通りだと思います。
そこで一つ疑問に思ったことがありましたので書き込みしました。
それはシリンダーノズルを細くしてそこの流速をアップした点ですが、
空気はノズルを出てからバレルを通ります。
ノズルの太い、細いに関係無く、ピストン内の空気容量が如何に早くバレルを通過するかにかかっているのではないでしょうか?
ですからピストンの前進スピード如何にかかっているのでは!
かえって、ノズルの細さはピストンの前進スピードを押さえる方向に働くのではないでしょうか?
えらそうなことを書きましたが率直な私の感想ですがどんなもんでしょか?
コボ でした
流速チューンは、諸説いろいろあって実際にはどの説が正しいのか解らない。
ただ良く飛ぶのは確かだから流行っていたりするのが現実でしょう。
「理屈も正確にわからないのに、やってるの??」と言われると困りますが、
そう言う物は結構多いものです。(エンジン内部の燃焼とか飛行機の羽とか)
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さて、ノズルを絞るか?絞らないか?についてですがこれに関しても、
意見が分かれているのが現実ですね。
私は 絞る派 になるのですが、流速チューンは高圧の空気を作り出し、一気に
BB弾にぶつけて飛ばすのが基本と考えています。
BB弾はマガジンからノズルによってチャンバー内に装填され、
ノズルから噴出するエアーによってチャンバー内でホップを掛けられながら
バレル内に前進し加速して行きます。
この発射工程直後から高圧縮のエアーを作り出すためにノズル絞りを設けました。
ノズル絞りはピストンの前進スピードを押さえる方向に働く訳ですが
その対策として、強化されたバネと重量ピストンを採用しています。
この高圧縮エアーと長掛け鬼ホップチャンバーが今のいわゆる流速チューンですが、
コボさんのおっしゃるように、ノズルを絞ると絞らないで
テストしてみるのも面白いかもしれませんね。(テストしてくださいw)
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最近、流速チューンが得体の知れない恐ろしい物??と言う認識で、
使用禁止のフィールドが出始めているようです。
しかしそのようなレギュレーションを作ったとしたら、
どこまでが流速で、どこまでが流速ではないかの線引きは何なんだ??
と言う事になります。
と言う訳で、新たに手にいれたMAGPUL AKは、流速にして流速にあらず
ちょっとだけ流速?に着手して行きたいです。
が、とにかく仕事が忙しい&修理の依頼&サバゲーで多忙なので、
4月ぐらいには完成するかもなのでそこん所 よろしく!!