2013年07月28日
東京マルイ 89式 5.56mm小銃 オーバーホール 組み立て編
2回に分けて お送りする「東京マルイ 89式 5.56mm小銃 オーバーホール」
其の組み立て編です。
この89式 は、フルチューンドガン「GT-2仕様」に仕上げます。
其の組み立て編です。
この89式 は、フルチューンドガン「GT-2仕様」に仕上げます。
ただし無意味なパーツを取り付けるフルチューンではありません。
基本は、チューニングパーツは多用せず必要最低限。
加工により純正部品の持てる能力を最大限に引き出すチューニング方向で行きます。
性能目標は、
☆命中精度向上(30m程度の空き缶を連続で撃ち抜く程度)
☆飛距離向上(ロングレンジ55mぐらい)
☆小射撃音
☆トリガーフィーリングの向上
この辺を目指していきます。
今回使うチューニングパーツはこんな感じです。
ピストンは新品純正品を使います。
社外品ピストンではなくあえて純正品。
様々なピストンを使った結果、行き着く先は純正が最高だったっと...。
メカボックスフレームの加工
****************************************
シリンダーはホーニング加工
ピストンレール部はバリ取り、エッジ丸め、鏡面加工。
シリンダー受け部もバリが多かったので綺麗に削ってあります。
メカボックス外側を鏡面加工にしてあります。
ただカッコいいから時間を掛けてて磨きました。
まったく無意味です。(笑)
と...言うのは大嘘です。
ついでだから磨いてある部分もありますが、
部分的に平面を出してあったり、組み付け時のチリ合わせを確認する為に
磨かれています。
*今回の写真はやたらキラキラしている部分があります。
スプリングガイドが暴れてしまわないように後部からM5のネジで固定する
追加加工がされています。
純正ピストンの加工
****************************************
ほとんどの部品はそのまま使うことはありません。
純正ピストンも例外ではありません。
まずはピストンヘッドを取り外します。
上が89式純正スプリング
下が補修部品純正スプリング
89式のスプリングは専用部品なんですね。
今回は社外品ピストンではなくあえてマルイ純正ピストンを使いました。
マルイ純正ピストンは脆く弱いです。
ですがそこがイイのです。
89式はセクターギアが専用部品で入手が困難です。
社外品の強化ピストンを使いピストンに何らかの負荷が掛かった場合
強化されたピストンは壊れる事はありませんが、その負荷の力は次に
セクターギアを攻撃しダメージを与えます。
入手困難なセクターギアが壊れる事を防ぐ為に、脆いピストンを使い
負荷が掛かった場合はピストンが壊れる事でダメージを
その場で食い止める方が良いと言った考えです。
ただし純正ピストンはフルオートによる連続負荷を与え続けると
すぐにギア歯が磨耗してしまいます。
ですが今回の89式の依頼者は連続で撃ち続けるばら撒き戦法を好まず、
少ない射撃で確実に敵を仕留めていく狡猾なプレイヤーですので、
連続負荷を気にする必要はありませんでした。
*プレイスタイルが異なると、社外ピストンにする場合もあります。
89式はトリガーを引き始めてトリガースイッチが動き出すまでに
かなりの遊びがあります。
トリガーの遊びをゼロにし5mm程度引くだけで発射されるように
トリガープル調整ネジを設けました。
また89式のトリガーを引く張力は、トリガースプリングと3バーストスプリングA
の合計でその為にかなり重めなフィーリングとなっています。
遊びをゼロにするとトリガースプリングが必要なくなる為、
軽くトリガーを引くことが出来る様になります。
と言ってもM4系より重いですが...。
ギアの組み付け
****************************************
軸受けは「ORGA SUS420 6mm軸受け 従来電動ガン用」に変更します。
ORGA SUS420は外径やフランジの厚みを再設計していますので、
シムのクリアランスが調整し易く、軸穴も絶妙な寸法で回転抵抗も少ない。
と真っ当な理由を並べてみましたが、
やはりこれを選ぶ本当の理由は純正プラ軸受けより音がイイと...。
ちょっと高い音で鳴きます。
瞬間接着剤でメカボックスに軸受けを貼り付けます。
接着剤が乾く前に、座面にしっかりと軸受けを落とし込みましょう。
セクターギアはタペットプレートとピストンラックギアの
接触位置を優先に考えシム調整をします。
ベベルギアはモーターピニオンギア調整の範囲内になるように
上側シムの厚さを調整します。下側シムはガタが少くなるように、
もしくは必要すらありません。
そして最後にスパーギアをセクターギアとベベルギアのギア歯に合わせて、
かつギア側面とメカボ壁面に接触しない位置にシム調整します。
ある程度のシム位置が決まりましたら、メカボックスをしっかりとネジで閉めこみ
手でセクターギアを回しスルスルと回るか確認します。
何度か調整を重ねベストなギアシム調整を目指しましょう。
またシムは出来る限り使用枚数が少なくなるようにしましょう。
3バーストユニットとトリガー廻りの組み立て
****************************************
次はピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整をするのですが、
メカボックス内すべてを分解してしまいましたので、モーターを回転させる事が出来ません。
3バーストユニットとトリガー廻りの組み立てをまずはします。
カットオフレバーにグリスを塗って取り付けます。
メカボックスを裏返してカットオフレバーをネジで固定します。
セレクタープレート左を後方にスライドさせ取り付けます。
3バーストレーバBと3バーストスプリングBを取り付けます。
レバーとスプリングをネジで止める際に、最初はスプリングを所定位置に固定せずに
締めていき、最後に締めきる所でスプリングをラジオペンチ等で所定位置に固定すると
簡単に組み付けられます。
3バーストレーバAと3バーストスプリングAを取り付けます。
3バーストレーバCを取り付けます。
トリガースイッチのねじ3本を締めトリガースイッチを取り付けます。
メカボックスを裏返して、
カットオフレバースプリング と 3バーストスプリングC を取り付けます。
配線押さえカバーを取り付けます。
シム調整されたベベルギアのみ取り付けます。
もちろんトリガーを付け忘れないでください。
メカボッックスを閉じ、メカボックスのネジを締め付けます。
セレクタープレート右を後方にスライドさせ取り付けます。
ピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整
****************************************
ロアフレームにメカボックスを挿入します。
グリップ内のネジを取り付けます。
モーターをグリップ内に挿入します。
モーター取り付け方向は通常 前方がプラス(赤)です。
配線をグリップとモーターに挟み込まないように注意して入れます。
配線が挟まってしまうとモーターが引き抜けなくなる恐れがあります。
モーター調整板落とさないようにモーターカバーに入れ、カバーを固定します。
バッテリーを取り付けトリガーを引きモーターを回転させます。
モーターで、ベベルギアのみを回転させて、ギアノイズを注意深く聞きましょう。
モーター調整ネジを閉めていくと(時計回り)、途中から、ガリガリ異音がしてきますので、
そこから30度ほど緩め(反時計回り)ます。異音が鳴らないギリギリの位置を探りましょう。
調整が終わったら、メカボックスを開ける所までまた分解します。
メカボックス組み立て
****************************************
スパーギア、セクターギアを取り付けます。
取り付け方向を間違わないように逆転防止ラッチとバネを取り付けます。
ピストンヘッドノズルの外周にシリコングリス塗りこみます。
ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。
シリンダー内部は表面研磨がされています。
毎度写真ではピカピカに磨かれているように見えますが、
実際にはヘアライン状の磨き傷が残されており、
自動車エンジンで言うホーニング加工と同じ効果があります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。
ピストン&シリンダーを組み込んで気密テストをしてみましょう。
ピストンを引き、シリンダー先端ノズルとピストン後部を指で押さえ圧縮します。
かなりきつく押し込んでも、エア漏れしません。
ピストン廻り一式を組み込みタペットプレートスプリングを取り付けます。
メインスプリングを圧縮しながら、シリンダーとメインスプリングを押さえつけて、
メカボックスを閉じます。
ネジは基本的に内側から外側に向けて各所を均等締めするのが基本です。
連対ギアのプランジャーを取り付けます。
セレクタープレート連対ギアを取り付けます。ネジ1本。
セレクタープレート右を取り付けます。
セレクタープレートギア右を取り付けます。
セレクタープレート連対とセレクタープレートギア右の合わせマークが
合わさる位置に取り付けます。
セレクタープレートギア左を取り付けます。
セレクタープレート連対とセレクタープレートギア左の合わせマークが
合わさる位置に取り付けます。
メカボックス組み込み
****************************************
ロアフレームに完成したメカボックスを挿入します。
モーターを先に説明したように取り付けます。
セレクターレバーを取り付けます。ネジ1本。
セレクター指標(蓋)を取り付けます。ネジ1本
ロアレシーバ後部のメカBOXステー固定ネジを取り付けます。
メカBOXステーLを取り付けます。ネジ3本。
アッパレシーバーを取り付けます。
レシーバーのくぼみにセレクターレバーが引っかかりますので
セレクターレバーを「レ」か「3」の位置にスライドします。
アッパレシーバーを後ろにスライドし取り付けます。
配線&FET取り付け
****************************************
FETはIRL3713を使います。
ダイオードだのコンデンサーだのとやたら取り付けたFET回路ではなく
もっともシンプルな取り付けを好みます。
FETの取り付け場所は、グリップ内モーター横にします。
グリップに配線とFETが容易に通るように大穴を開けてあります。
モーターへの配線はハンダ直付けです。
モーターから配線が抜け落ちない信頼性の高い取り付けがベストです。
ハンダ直付けは分解する際に毎度半田ごてを用意しないとならなく
手間だと嫌われますが、そんなに何度も分解する壊れやすいチューンドガンを
作っている訳ではないのでそのような考えは必要ありません。
ヒューズボックスは純正の配線を取り外し再利用しています。
バレル&チャンバー
****************************************
いつものように、バレル出口は奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施されています。
チャンバーを組み立てます。
ホップ窓からホップパッキンが水平に降りてきていますね。
いつもの様に、紙テープ螺旋巻きでアウターバレルとのクリアランスを詰めておきます。
チャンバーを押さえつけながら右に回すとアウターバレルに取り付けられます。
アウターバレルレシーバー基部を取り付けます。
左右4本のネジとフレームロックピンを取り付けます。
ハンドガードを取り付け完成です。
初速は0.20g弾で95程度です。
初速は0.25g弾では84程度です。
法定内に収まっています。
試射は、いつもお世話になっております焼津スペシャルフォースのシューティングレンジです。
目標どおりのチューンドデモガン「89式5.56mm小銃 GT-2」の完成です。
服は依頼主に着せてもらうとしましょう。
脱がすだけ脱がしておいて着せ方よくわからないし...。
あとがき
*****************************
今回の89式も拘りすぎて完成が遅れに遅れてしまいました。
見えない部分を適当(手抜き)にやるとかが出来ないんですよね。
性能的には変わらないのかもしれない部分かもしれませんが
やはり妥協できない部分が多々ありました。
依頼主がその箇所を見ることは一生ありませんが...。
*****************************
NEXT
*********************************
次回は...
東京マルイ 次世代 RECCE RIFLE オーバーホール
UMAREX H&K UMP オーバーホール
いずれかをやります。
どちらがいいですかね?
*********************************
東京マルイ 89式 5.56mm小銃 オーバーホール 分解編
基本は、チューニングパーツは多用せず必要最低限。
加工により純正部品の持てる能力を最大限に引き出すチューニング方向で行きます。
性能目標は、
☆命中精度向上(30m程度の空き缶を連続で撃ち抜く程度)
☆飛距離向上(ロングレンジ55mぐらい)
☆小射撃音
☆トリガーフィーリングの向上
この辺を目指していきます。
今回使うチューニングパーツはこんな感じです。
ピストンは新品純正品を使います。
社外品ピストンではなくあえて純正品。
様々なピストンを使った結果、行き着く先は純正が最高だったっと...。
メカボックスフレームの加工
****************************************
シリンダーはホーニング加工
ピストンレール部はバリ取り、エッジ丸め、鏡面加工。
シリンダー受け部もバリが多かったので綺麗に削ってあります。
メカボックス外側を鏡面加工にしてあります。
ただカッコいいから時間を掛けてて磨きました。
まったく無意味です。(笑)
と...言うのは大嘘です。
ついでだから磨いてある部分もありますが、
部分的に平面を出してあったり、組み付け時のチリ合わせを確認する為に
磨かれています。
*今回の写真はやたらキラキラしている部分があります。
スプリングガイドが暴れてしまわないように後部からM5のネジで固定する
追加加工がされています。
純正ピストンの加工
****************************************
ほとんどの部品はそのまま使うことはありません。
純正ピストンも例外ではありません。
まずはピストンヘッドを取り外します。
上が89式純正スプリング
下が補修部品純正スプリング
89式のスプリングは専用部品なんですね。
今回は社外品ピストンではなくあえてマルイ純正ピストンを使いました。
マルイ純正ピストンは脆く弱いです。
ですがそこがイイのです。
89式はセクターギアが専用部品で入手が困難です。
社外品の強化ピストンを使いピストンに何らかの負荷が掛かった場合
強化されたピストンは壊れる事はありませんが、その負荷の力は次に
セクターギアを攻撃しダメージを与えます。
入手困難なセクターギアが壊れる事を防ぐ為に、脆いピストンを使い
負荷が掛かった場合はピストンが壊れる事でダメージを
その場で食い止める方が良いと言った考えです。
ただし純正ピストンはフルオートによる連続負荷を与え続けると
すぐにギア歯が磨耗してしまいます。
ですが今回の89式の依頼者は連続で撃ち続けるばら撒き戦法を好まず、
少ない射撃で確実に敵を仕留めていく狡猾なプレイヤーですので、
連続負荷を気にする必要はありませんでした。
*プレイスタイルが異なると、社外ピストンにする場合もあります。
89式はトリガーを引き始めてトリガースイッチが動き出すまでに
かなりの遊びがあります。
トリガーの遊びをゼロにし5mm程度引くだけで発射されるように
トリガープル調整ネジを設けました。
また89式のトリガーを引く張力は、トリガースプリングと3バーストスプリングA
の合計でその為にかなり重めなフィーリングとなっています。
遊びをゼロにするとトリガースプリングが必要なくなる為、
軽くトリガーを引くことが出来る様になります。
と言ってもM4系より重いですが...。
ギアの組み付け
****************************************
軸受けは「ORGA SUS420 6mm軸受け 従来電動ガン用」に変更します。
ORGA SUS420は外径やフランジの厚みを再設計していますので、
シムのクリアランスが調整し易く、軸穴も絶妙な寸法で回転抵抗も少ない。
と真っ当な理由を並べてみましたが、
やはりこれを選ぶ本当の理由は純正プラ軸受けより音がイイと...。
ちょっと高い音で鳴きます。
瞬間接着剤でメカボックスに軸受けを貼り付けます。
接着剤が乾く前に、座面にしっかりと軸受けを落とし込みましょう。
セクターギアはタペットプレートとピストンラックギアの
接触位置を優先に考えシム調整をします。
ベベルギアはモーターピニオンギア調整の範囲内になるように
上側シムの厚さを調整します。下側シムはガタが少くなるように、
もしくは必要すらありません。
そして最後にスパーギアをセクターギアとベベルギアのギア歯に合わせて、
かつギア側面とメカボ壁面に接触しない位置にシム調整します。
ある程度のシム位置が決まりましたら、メカボックスをしっかりとネジで閉めこみ
手でセクターギアを回しスルスルと回るか確認します。
何度か調整を重ねベストなギアシム調整を目指しましょう。
またシムは出来る限り使用枚数が少なくなるようにしましょう。
3バーストユニットとトリガー廻りの組み立て
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次はピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整をするのですが、
メカボックス内すべてを分解してしまいましたので、モーターを回転させる事が出来ません。
3バーストユニットとトリガー廻りの組み立てをまずはします。
カットオフレバーにグリスを塗って取り付けます。
メカボックスを裏返してカットオフレバーをネジで固定します。
セレクタープレート左を後方にスライドさせ取り付けます。
3バーストレーバBと3バーストスプリングBを取り付けます。
レバーとスプリングをネジで止める際に、最初はスプリングを所定位置に固定せずに
締めていき、最後に締めきる所でスプリングをラジオペンチ等で所定位置に固定すると
簡単に組み付けられます。
3バーストレーバAと3バーストスプリングAを取り付けます。
3バーストレーバCを取り付けます。
トリガースイッチのねじ3本を締めトリガースイッチを取り付けます。
メカボックスを裏返して、
カットオフレバースプリング と 3バーストスプリングC を取り付けます。
配線押さえカバーを取り付けます。
シム調整されたベベルギアのみ取り付けます。
もちろんトリガーを付け忘れないでください。
メカボッックスを閉じ、メカボックスのネジを締め付けます。
セレクタープレート右を後方にスライドさせ取り付けます。
ピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整
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ロアフレームにメカボックスを挿入します。
グリップ内のネジを取り付けます。
モーターをグリップ内に挿入します。
モーター取り付け方向は通常 前方がプラス(赤)です。
配線をグリップとモーターに挟み込まないように注意して入れます。
配線が挟まってしまうとモーターが引き抜けなくなる恐れがあります。
モーター調整板落とさないようにモーターカバーに入れ、カバーを固定します。
バッテリーを取り付けトリガーを引きモーターを回転させます。
モーターで、ベベルギアのみを回転させて、ギアノイズを注意深く聞きましょう。
モーター調整ネジを閉めていくと(時計回り)、途中から、ガリガリ異音がしてきますので、
そこから30度ほど緩め(反時計回り)ます。異音が鳴らないギリギリの位置を探りましょう。
調整が終わったら、メカボックスを開ける所までまた分解します。
メカボックス組み立て
****************************************
スパーギア、セクターギアを取り付けます。
取り付け方向を間違わないように逆転防止ラッチとバネを取り付けます。
ピストンヘッドノズルの外周にシリコングリス塗りこみます。
ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。
シリンダー内部は表面研磨がされています。
毎度写真ではピカピカに磨かれているように見えますが、
実際にはヘアライン状の磨き傷が残されており、
自動車エンジンで言うホーニング加工と同じ効果があります。
この磨き傷にグリスが保持され、低摩擦、高気密が実現されます。
ピストン&シリンダーを組み込んで気密テストをしてみましょう。
ピストンを引き、シリンダー先端ノズルとピストン後部を指で押さえ圧縮します。
かなりきつく押し込んでも、エア漏れしません。
ピストン廻り一式を組み込みタペットプレートスプリングを取り付けます。
メインスプリングを圧縮しながら、シリンダーとメインスプリングを押さえつけて、
メカボックスを閉じます。
ネジは基本的に内側から外側に向けて各所を均等締めするのが基本です。
連対ギアのプランジャーを取り付けます。
セレクタープレート連対ギアを取り付けます。ネジ1本。
セレクタープレート右を取り付けます。
セレクタープレートギア右を取り付けます。
セレクタープレート連対とセレクタープレートギア右の合わせマークが
合わさる位置に取り付けます。
セレクタープレートギア左を取り付けます。
セレクタープレート連対とセレクタープレートギア左の合わせマークが
合わさる位置に取り付けます。
メカボックス組み込み
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ロアフレームに完成したメカボックスを挿入します。
モーターを先に説明したように取り付けます。
セレクターレバーを取り付けます。ネジ1本。
セレクター指標(蓋)を取り付けます。ネジ1本
ロアレシーバ後部のメカBOXステー固定ネジを取り付けます。
メカBOXステーLを取り付けます。ネジ3本。
アッパレシーバーを取り付けます。
レシーバーのくぼみにセレクターレバーが引っかかりますので
セレクターレバーを「レ」か「3」の位置にスライドします。
アッパレシーバーを後ろにスライドし取り付けます。
配線&FET取り付け
****************************************
FETはIRL3713を使います。
ダイオードだのコンデンサーだのとやたら取り付けたFET回路ではなく
もっともシンプルな取り付けを好みます。
FETの取り付け場所は、グリップ内モーター横にします。
グリップに配線とFETが容易に通るように大穴を開けてあります。
モーターへの配線はハンダ直付けです。
モーターから配線が抜け落ちない信頼性の高い取り付けがベストです。
ハンダ直付けは分解する際に毎度半田ごてを用意しないとならなく
手間だと嫌われますが、そんなに何度も分解する壊れやすいチューンドガンを
作っている訳ではないのでそのような考えは必要ありません。
ヒューズボックスは純正の配線を取り外し再利用しています。
バレル&チャンバー
****************************************
いつものように、バレル出口は奥20mmからの緩やかなテーパー、
内部は鏡面加工が施されています。
チャンバーを組み立てます。
ホップ窓からホップパッキンが水平に降りてきていますね。
いつもの様に、紙テープ螺旋巻きでアウターバレルとのクリアランスを詰めておきます。
チャンバーを押さえつけながら右に回すとアウターバレルに取り付けられます。
アウターバレルレシーバー基部を取り付けます。
左右4本のネジとフレームロックピンを取り付けます。
ハンドガードを取り付け完成です。
初速は0.20g弾で95程度です。
初速は0.25g弾では84程度です。
法定内に収まっています。
試射は、いつもお世話になっております焼津スペシャルフォースのシューティングレンジです。
目標どおりのチューンドデモガン「89式5.56mm小銃 GT-2」の完成です。
服は依頼主に着せてもらうとしましょう。
脱がすだけ脱がしておいて着せ方よくわからないし...。
あとがき
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今回の89式も拘りすぎて完成が遅れに遅れてしまいました。
見えない部分を適当(手抜き)にやるとかが出来ないんですよね。
性能的には変わらないのかもしれない部分かもしれませんが
やはり妥協できない部分が多々ありました。
依頼主がその箇所を見ることは一生ありませんが...。
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NEXT
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次回は...
東京マルイ 次世代 RECCE RIFLE オーバーホール
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Oリングとシリンダーの気密、FETをグリップに埋め込んだのは大変勉強になりました。
セミ、フルの集弾性やレスポンスの向上も、お見事です!!
自分で加工するのを辞めて依頼しようかな?? なんて………
こちらもM4系の消音化に苦戦中です。消音材の使用も限られるし……
次回ブログ更新、楽しみに待ってます。頑張って下さい。
M4系はメカボックスとフレームの隙間が少ないから、
消音は難しいですよね。
ブログは長すぎて、途中から文章が投げやりになってます。^^
89式について勉強になりました!
よかったらレシーライフルをやって欲しいです(笑)
じゃあ次はレシーライフルやります。
たいしてソプモッドのOHと変わりは無いですけどね...。
こちらのブログを発見しました。
私の89式もぜひカスタムしていただきたいです。
よろしくお願いします。
メールを送りましたのでご検討お願いします。
よろしく!!お願いします。
エアガンのカスタムにつきましてしらべていたところ
こちらのブログを拝見させていただいました。
愛用のM14ソーコムのカスタムをお願いしたいのですが
いかがでしょうか?
ご回答お願い致します。
チューニングオーダーは承っておりますが、
オーダが多すぎて今から予約して1年後
になってしまいます。
それでも気長に待って頂けるのならメールください。
よろしく!!お願いします。
過労で、どうにかならないか心配です。
さて、89式GT2の具合ですが・・・
最高です。
もっとも信頼できる相棒です。
消音、精度、感覚が、最高です。
結果も使い始めて、すぐにでました。
難なく連続で仕留められる場面が増えました。
(*^_^*)
89式GT2お気に入り頂きまして大変嬉しく思います。
ただし私を撃つ前には、一声おかけ下さいます様お願いします。
(*^_^*)
私の89式もカスタムをお願いしたいのですが可能でしょうか。
検討よろしくお願いします
一艇づつ納得のいく物を作る為時間と手間がかかり
少ないオーダーながらも1年待ちとなっております。
長すぎて待ちきれないかと思いますが其れでもOKでしたら、
「作者にメッセージを送る」から連絡をください。
よろしく!!おねがいします。
ブログを拝見してコメントさせてもらいます。
僕も89式の初速アップと飛距離の向上をしたいのですが今までメカボを弄ったことないのですが、初心者でも大丈夫なものでしょうか?
良ければ返事頂けると幸いです♪
89式のメカボは通常のM4やAKのメカボと比べ
3バーストが加わる為に難易度が高めです。
やってみない事には始まりません。
写真を良く見てチャレンジしてください。
もしカスタムをお願いする場合は出来ますか?
またイクラくらい掛かりますか?
ホップが掛からないのは修理すれば治ります。
ほぼまっすぐ(山なり弾道ではない)射程は40m程度です。
よろしく!!おねがいします。