2016年01月04日
東京マルイ SCAR-L オーバーホール 分解 編
2回に分けて お送りする「東京マルイ SCAR-L オーバーホール」
其の分解編です。
今回のSCAR-Lは同じチームの軍曹さんから
お安くお譲り頂いたモノで不具合も無い無改造品です。
其の分解編です。
今回のSCAR-Lは同じチームの軍曹さんから
お安くお譲り頂いたモノで不具合も無い無改造品です。
さすがSCARのファーストロットかなり元気です。
ちょっと残念なのがマルイ特有のプラ部品が艶々なところ。
テイクダウンとメカボックスの取り外し
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リアサイトを取り外し、そのレール後端部のネジを取り外します。
アッパーフレーム後端部の左右 計4本のネジを取り外します。
バレル付け根のスクリューホルダー後部の左右 計2本のネジを取り外します。
トルクスレンチ T25 を使いましょう。
アッパーフレームを前側にスライドします。
アッパーフレームを分離します。
SCARはM4と同じようにテイクダウンピンを抜けば
テイクダウン出来る様に見えますが実際はネジ止めです。
SCAR-Lのシリンダーも加速シリンダーです。
加速穴の位置をチューニングの参考にしてください。
セレクターレバーは「SAFE」の位置にしておきます。
ストックを折りたたみ、ストックヒンジのネジ2本を取り外します。
ストックをストックヒンジ基部ごと上に持ち上げ取り外します。
ストックコード(配線)を抜きます。
ストックヒンジ基部は上に引っ張ると取り外せます。
実銃と同じ構造でストックを取り外せるようになっているようですが、
ここまで分解の必要はありません。
グリップ部モーターカバーを取り外します。(ネジ2本)
モーター位置調整板を落とさないように回収しましょう。
モーター配線端子を引き抜き、モーターを取り外します。
取り外したらモーターだけは密閉できる容器か袋などに入れておきましょう。
磁力でネジ等の金属を引きつけてしまい、
万が一モーター内部に入ってしまったら大変な事になります。
グリップ内のネジ2本を外し、グリップを取り外します。
モーターへの配線2本が複雑に絡み合いますが、無理せず丁寧に引き抜きましょう。
フレームロックピンを左側から打ち抜き、
右側から引き抜きます。
マガジンキャッチボタンを取り外します。
バネが入っているので無くさないようにしましょう。
マガジンキャッチを取り外します。
いよいよメカボックスの取り外しです。
真上に引っ張り上げて取り出します。
ボルトキャッチも取り外します。
これでメカボックスの取り出し完了です。
メカボックスの分解
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SCARのメカボックスは次世代M4のNew Ver.2をベースとし、
リコイルユニットは次世代AK方式となっています。
リコイルユニットとボルトリコイルを連動させるリコイルバーを取り外します。
まずはネジ2本です。
リコイルバーを後ろから持ち上げてリコイルバースプリングから切り離します。
メカボックスよりボルトベースブロックを取り外します。
ネジは3本ですが上側の1本はリコイルウエイトシャフトの押さえの役割を果たしています。
フレームロックピン抜け防止のCリングが入っていますので無くさないよう回収しましょう。
ボルトベースブロックが外れました。
リコイルシャフトエンドブロックを前方に押すとリコイルウエイトシャフトが前に飛び出してきます。
リコイルウエイトシャフトを引き抜きます。
リコイルシャフトエンドブロックを前方に押しメカボックスの切り欠きから上に取り上げます。
リコイルスプリング大と、
リコイルスプリング小が出てきます。
SCARを上下に揺すると内部でカラカラ音が出ますが
このリコイルスプリング小が暴れる為です。
リコイルシャフトにリコイルスプリング大、リコイルスプリング小が差し込まれているのです。
リコイルウエイトを取り外します。
これら一式がSCARのリコイルユニットです。
SCARのリコイルレス化をする場合アッパーフレームを外すだけで
これらリコイルユニットの取り外しも可能です。
メインスプリングが圧縮されたままの状態でメカボックスを開けると、
プリングがい勢いよく飛び出す危険があります。
ピストンを上死点まで持っていきスプリングの圧縮を解きましょう。
大きめのクリップを曲げ先端をかぎ状に加工します。
先ほどの特殊工具(クリップ)で
逆転防止ラッチを引っ張り、ラッチをフリーにします。
これでピストンがフリーになり上死点に移動しています。
次世代M4と同様タペットプレートスプリングを
メカボックスを開く前に取り外す窓が付いています。
ココからスプリングを抜き出します。
ここまで分解すると次世代M4のNew Ver.2とほぼ同じ分解作業です。
コードカバー押さえを取り外します。
次世代M4と同じボルトキャッチ機能の部品を取り外します。
ここのスプリングを飛ばしてなくしてしまう方は多いようですが、
写真のようにドライバーをネジ穴に付き立てて、
スプリングをピンセットで跳ね上げれば無くすことなく回収できます。
これら部品をマルイではセカンドカットオフリンクと呼ぶそうです。
メカボックスを固定しているのはネジ5本です。
SCARのメカボックスは次世代M4と違いスプリングを最初に取り外せないので、
ネジを緩めたらバネが飛び出さないように慎重にメカボックスを開けましょう。
開けたらただちにメインスプリングを開放します。
メカボックス右側に部品が付いていないか確認をしましょう。
シムがプラスチックブッシュに張り付いていたりしますので、対のギア側に戻して置きましょう。
ピストン廻り一式を取り外します。
ピストンはごく普通に消耗している程度でした。
セカンドカットオフブロックを取り外します。
トリガーを取り外します。
トリガースプリングも取り外しておきましょう。
ギアー3点を取り外します。
セクターギアーのみ少々磨耗していますがまだ使えます。
逆転防止ラッチは取り付け方向が解らなくなりがちな部品です。
よく覚えておきましょう。
逆転防止ラッチを取り外します。
トリガースイッチのねじ1本を緩めトリガースイッチを取り外します。
トリガースイッチの接点もきれいな状態です。
今回のSCARも程度の良い銃でした。
カットオフレバーのねじ1本を緩めカットオフレバーを取り外します。
カットオフレバースプリングも合わせて外れますので無くさないようにしましょう。
セレクタープレートを前方にスライドさせ取り外します。
これでメカボックスの分解がおわりです。
グリスの付いた部品はパーツクリーナーで丁寧に洗浄しましょう。
プラスチックの部品は台所用洗剤で洗ってしまうのも良いでしょう。
当ファクトリーでは徹底的に洗い各パーツのチェックをしたのち
加工工程に回されます。
チャンバー&バレルの分解
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アッパーレシーバーからチャンバー&バレルを取り外します。
チャンバーを前方に押し込みます。
チャンバーを左にひねるとロックが解除されます。
チャンバー&バレルを引き抜きます。
ホップアップアームピンを抜きます。
ホップアップアーム、ホップアップエレベーター、
ホップラバーを取り外します。
バレルを取り外して分解完了です。
非常におおざっぱな説明ですが...おわり。
あとがき
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SCAR-Lの分解は過去のSCAR-H編と
殆ど同じなので新たに書く必要がないと言えば、そうなのですが...
SCAR-Lは外装を含めてコンプリートフルチューンにします。
そのため順を追って分解も記事にしたかったのです。
まあ...SCAR-Hのコピペで済ませて簡単ではありましたが...。
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今回はここまで!!
次回は「東京マルイ SCAR-L オーバーホール 組み立て編」ではなく、
「嫌いな魚デザインのSCARを切りさばく!!」です。
どうぞお楽しみに!!
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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東京マルイ SCAR-L オーバーホール フルチューン編
SCAR PDW 計画
東京マルイ SCAR-L オーバーホール 分解 編
メカボを開けた際に、カットオフレバーが破損していることに気づいたので、新しいパーツを買おうと思ったのですが、なかなか部品が見つかりません…
次世代m4と部品って共通だったりするんですかね??
SCARのカットオフレバーば次世代M4系と同じ部品です。
時々ヤフオクに出ていたりしますし、
WiiTECだったかな?からも出ています。