2012年11月11日
A&K M249 オーバーホール 分解編
A&K M249のオーバーホール依頼を受けましたので、
2回に分けて A&K M249解説をしていきましょう。
今回は、其の分解編でごあす。

2回に分けて A&K M249解説をしていきましょう。
今回は、其の分解編でごあす。

今回お預かりした M249は作動良好、無改造品です。
「ホップの掛が悪く弾が遠くまで飛ばないので、
分隊支援火器として意味が無い。」
「弾が時々明後日の方向に飛ぶ。」
「ついでにドットサイトがレールにうまく載らない。」
との事ですので、整備とチューニングをしましょう。

とりあえず初速測定をしましょう。
おおよそ85程度。連射性能は、秒間14発。
まあ普通じゃないんでしょうかネ。
メカボックスの取り出し
****************************************

フィードカバーをパカっ!!と開けます。

ダミーベルトリンク(弾帯)外します。

バレルリリースレバーを後方に押します。

バレルを前方に引き抜きます。
インナーバレルが銃本体に取り残され引っ掛かりやすいので注意しましょう。

バッテリー側配線と、メカボックス側配線を切り離します。
この端子細すぎですね...。

お次はストックを取り外します。
2箇所のロックピンで止まっています。

上側は銃左の、ツマミナット回して取り外します。

あとはロックピン抜くだけ。

下側ロックピンは、左右どちらかのEリングをラジオペンチ等でコジって取り外し、
ロックピンを抜きます。

トリガー&グリップを取り外します。
トリガー&グリップのロックピンは2つ。
後方ロックピンがストックと共締めで、前方ロックピンは
ゴムOリングで止まっているだけです。
ロックピンを強く押し込めば抜けます。
と言うか...いつ抜けちゃうか不安です。

コッキングレバーを取り外します。
レバーの前方にネジが1個あるので取り外して、
前方にレバーをスライドさせ引き抜きます。

メカボックスは、銃左側のネジ2本だけで止まっています。

メカボックスを後方にスライドさせて取り外します。

配線が引っかかるので注意しながら引き抜きましょう。

これでメカボックス取り外し完了です。
簡単に取り外せますが銃自体が重くストックを外すとバランスが不安定になり、
フィードカバーが倒れて閉じたり微妙にすんなり行きません。
メカボックスの分解
****************************************

逆転防止ラッチを持ち上げて、ピストンを上死点にします。

メインスプリングを取り外します。
スプリングガイドリリースレバーを押します。
試してはいませんが、スプリングガイドに手を添えていないと、
メインスプリングが勢い良く飛び出すので注意しましょう。

スプリングガイドとメインスプリングを引き抜きだします。

すごく太いスプリングガイドベースにスプリングガイドが取り付けられています。

スプリングガイドとスプリングガイドベースの座りが悪いようで角度が付いています。
後で修正しましょう。

コッキングレバーロッドを取り外します。

12箇所のねじを取り外します。

メカボックスを開けます。
メインスプリングは取り外してあるので、バビョーン!!となることはありません。
メカボックス右側に部品が付いていないか確認をしましょう。
シムがメタルブッシュに張り付いていたりしますので、対のギア側に戻して置きましょう。

配線をマイクロスイッチから引き抜きます。

ピストン廻り一式を取り外します。
タペットプレートスプリングを飛ばさないように、押さえながら外します。

A&K M249のピストン廻りは、マルイ従来型M4と同じようですが、
ピストンはギアピッチが微妙に違います。
シリンダーも微妙にボア径が大きく、
ピストンヘッドノズル径も太く、それに合わせノズルの内径も太くなります。
タペットプレートはそのままマルイ従来型M4が使えます。(要小加工)
部品が破損してしまった場合、すべてをマルイ従来型M4の部品に
替えてしまえば問題なく流用できますが、部品代が高くなります。

ギアー3点とラッチを取り外します。
ギアーにくっ付いたシムを落とさないように気をつけて外し管理しましょう。
ラッチのバネの取り付け方は良く覚えて置いてください。

メカボックスの分解はこれで終了です。
A&K M249は分解しやすい設計ですし
セミオートが無いので部品点数も少なく結構簡単に分解できます。
バレルアッセンブリーの分解
****************************************

インナーバレルを引き抜きます。

バレル固定リングを外しインナーバレルをチャンバーより抜きます。

A&K M249のチャンバーパッキンは専用設計です。
固めのゴムで緩い設計ですので、マルイのチャンバーパッキンに
替えたいですがその場合は加工が必要になりそうです。

ホップ構造は縦に取り付けられたホップラバーを押し付ける不安定な物です。
これでは確かにホップの掛が悪かったり、時々明後日の方向に弾が飛ぶのは当然でしょう。
ドットサイトとレールの調整
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「ドットサイトがレールにうまく載らない。」との事ですが、
確かにうまく載っていませんね。

銃本体のレールの規格が、ピカティニー規格 ではなく A&K規格 なんでしょう。きっと...。
ミゾがあきらかに狭いです。

銃本体のレール凹部を削るか、
ドットサイトのレール凸部を削る。
ドットサイトの位置を前後微調整する場合もあるでしょうから、
その場合ですと銃本体のレール凹部を数箇所削らないとならなく、
ドットサイトのレール凸部を一箇所削るほうが簡単ですのでレール凸部で行きます。

鑢で えいっ!!っと削ります。
テキトウです。

これでドットサイトもうまく載り、サイト調整もしっかりできますね。
****************************************
今回はここまで!!
次回は「A&K M249 オーバーホール 組み立て編」に入ります。
この銃は「A&K M249 N-1仕様」にチューニングされます。
どうぞお楽しみに!!
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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「ホップの掛が悪く弾が遠くまで飛ばないので、
分隊支援火器として意味が無い。」
「弾が時々明後日の方向に飛ぶ。」
「ついでにドットサイトがレールにうまく載らない。」
との事ですので、整備とチューニングをしましょう。

とりあえず初速測定をしましょう。
おおよそ85程度。連射性能は、秒間14発。
まあ普通じゃないんでしょうかネ。
メカボックスの取り出し
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フィードカバーをパカっ!!と開けます。

ダミーベルトリンク(弾帯)外します。

バレルリリースレバーを後方に押します。

バレルを前方に引き抜きます。
インナーバレルが銃本体に取り残され引っ掛かりやすいので注意しましょう。

バッテリー側配線と、メカボックス側配線を切り離します。
この端子細すぎですね...。

お次はストックを取り外します。
2箇所のロックピンで止まっています。

上側は銃左の、ツマミナット回して取り外します。

あとはロックピン抜くだけ。

下側ロックピンは、左右どちらかのEリングをラジオペンチ等でコジって取り外し、
ロックピンを抜きます。

トリガー&グリップを取り外します。
トリガー&グリップのロックピンは2つ。
後方ロックピンがストックと共締めで、前方ロックピンは
ゴムOリングで止まっているだけです。
ロックピンを強く押し込めば抜けます。
と言うか...いつ抜けちゃうか不安です。

コッキングレバーを取り外します。
レバーの前方にネジが1個あるので取り外して、
前方にレバーをスライドさせ引き抜きます。

メカボックスは、銃左側のネジ2本だけで止まっています。

メカボックスを後方にスライドさせて取り外します。

配線が引っかかるので注意しながら引き抜きましょう。

これでメカボックス取り外し完了です。
簡単に取り外せますが銃自体が重くストックを外すとバランスが不安定になり、
フィードカバーが倒れて閉じたり微妙にすんなり行きません。
メカボックスの分解
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逆転防止ラッチを持ち上げて、ピストンを上死点にします。

メインスプリングを取り外します。
スプリングガイドリリースレバーを押します。
試してはいませんが、スプリングガイドに手を添えていないと、
メインスプリングが勢い良く飛び出すので注意しましょう。

スプリングガイドとメインスプリングを引き抜きだします。

すごく太いスプリングガイドベースにスプリングガイドが取り付けられています。

スプリングガイドとスプリングガイドベースの座りが悪いようで角度が付いています。
後で修正しましょう。

コッキングレバーロッドを取り外します。

12箇所のねじを取り外します。

メカボックスを開けます。
メインスプリングは取り外してあるので、バビョーン!!となることはありません。
メカボックス右側に部品が付いていないか確認をしましょう。
シムがメタルブッシュに張り付いていたりしますので、対のギア側に戻して置きましょう。

配線をマイクロスイッチから引き抜きます。

ピストン廻り一式を取り外します。
タペットプレートスプリングを飛ばさないように、押さえながら外します。

A&K M249のピストン廻りは、マルイ従来型M4と同じようですが、
ピストンはギアピッチが微妙に違います。
シリンダーも微妙にボア径が大きく、
ピストンヘッドノズル径も太く、それに合わせノズルの内径も太くなります。
タペットプレートはそのままマルイ従来型M4が使えます。(要小加工)
部品が破損してしまった場合、すべてをマルイ従来型M4の部品に
替えてしまえば問題なく流用できますが、部品代が高くなります。

ギアー3点とラッチを取り外します。
ギアーにくっ付いたシムを落とさないように気をつけて外し管理しましょう。
ラッチのバネの取り付け方は良く覚えて置いてください。

メカボックスの分解はこれで終了です。
A&K M249は分解しやすい設計ですし
セミオートが無いので部品点数も少なく結構簡単に分解できます。
バレルアッセンブリーの分解
****************************************

インナーバレルを引き抜きます。

バレル固定リングを外しインナーバレルをチャンバーより抜きます。

A&K M249のチャンバーパッキンは専用設計です。
固めのゴムで緩い設計ですので、マルイのチャンバーパッキンに
替えたいですがその場合は加工が必要になりそうです。

ホップ構造は縦に取り付けられたホップラバーを押し付ける不安定な物です。
これでは確かにホップの掛が悪かったり、時々明後日の方向に弾が飛ぶのは当然でしょう。
ドットサイトとレールの調整
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「ドットサイトがレールにうまく載らない。」との事ですが、
確かにうまく載っていませんね。

銃本体のレールの規格が、ピカティニー規格 ではなく A&K規格 なんでしょう。きっと...。
ミゾがあきらかに狭いです。

銃本体のレール凹部を削るか、
ドットサイトのレール凸部を削る。
ドットサイトの位置を前後微調整する場合もあるでしょうから、
その場合ですと銃本体のレール凹部を数箇所削らないとならなく、
ドットサイトのレール凸部を一箇所削るほうが簡単ですのでレール凸部で行きます。

鑢で えいっ!!っと削ります。
テキトウです。

これでドットサイトもうまく載り、サイト調整もしっかりできますね。
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今回はここまで!!
次回は「A&K M249 オーバーホール 組み立て編」に入ります。
この銃は「A&K M249 N-1仕様」にチューニングされます。
どうぞお楽しみに!!
ってことで、 よろしく!! GUNドック
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M249購入しようか迷っています。
初めて拝見させていただきましたので、御商売でされてなかったらいきなりで申し訳ありません。当方、分解等まったくできませんので、今回紹介している仕様でドットサイト調整を除き、どれくらいの金額で依頼受けていただけるのでしょうか?
チューニングは受け付けておりますが、
超多忙な物で1年待ちとなっております。
長すぎて待ちきれないかと思いますが其れでもOKでしたら、
金額の事はこの場ではお教えできませんので
「作者にメッセージを送る」から連絡をください。
なにとぞよろしく!!おねがいします。
インナーバレルを自分で研磨しようと思うのですが方法がわかりません。
教えていただけないでしょうか?
自分もミニミを持っているのですが、初速が低くてあまり飛ばず困っています。
なので貴殿方に依頼をしたいと思っているのですが待つ期間はどのくらいでしょうか!?よろしくお願いします
チューニングは受け付けておりますが、
一艇づつ納得のいく物を作る為時間と手間がかかり
少ないオーダーながらも1年待ちとなっております。
長すぎて待ちきれないかと思いますが其れでもOKでしたら、
「作者にメッセージを送る」から連絡をください。
よろしく!!おねがいします。