2012年03月24日
マルイ P-90 オーバーホール 組み立て編
2回に分けて お送りする「マルイ P-90 のオーバーホール」
今回は、其の組み立て編

補修部品が届いたので早速組み立てましょう!!
今回は、其の組み立て編

補修部品が届いたので早速組み立てましょう!!
ピストン&シリンダー アッセンブリ組み立て
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Deep Fire ハードフルティースピストン にしました。
出来る限り軽いピストンにと、メタル歯が最後の一枚だけのものを選定しました。
ピストンクラッシュ対策のために、2枚目の歯を削って無効化しておきます。

ピストンOリング とエアシールノズル内部のOリング
がヘタっていたので新品に交換します。

今回のギアブローの原因と思われるシリンダーヘッドの衝撃吸収ゴムはがれは、
瞬間接着剤できっちり固定しなおします。
ピストンヘッドのスライドベアリング固定スリーブが割れているのですが、
それまで替えると結構な値段になっちゃうし特に問題ないのでそのまま使います。

シリンダー内にシリコングリスを指で丁寧に薄く全面に塗りこみましょう。

ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。
ピストンヘッドノズルの外周にもシリコングリスを忘れずに塗りこみます。

ピストン&シリンダー 一式を組み込みます。
今回ギアを新品にしましたが、タペットプレートとセクターギアのみで回してみたら、
プレートが後退しきってもセクターギアのカムがプレートを押し込みすぎてしまい
うまく回転しませんでした。
タペットプレートプロフィールを少し削る事で対処しましたが、社外チューニングパーツ同士を
組むと組み合わせが悪い事はよくあります。
一つづつ組んでみて擦りあわせをしっかり確認しましょう。
ギアのシム調整とピニオンギアクリアランス調整
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従来のスタンダードギヤ(ギヤ比 18) よりもちょっとだけハイサイクルにと、
SHS ハイスピードギヤセット(ギヤ比 16) にしました。
ちょっとだけオマケ的に考えていましたが、スタンダードギヤの倍の値段するんですね...。
値段見てなかった。(部品代はすべて依頼主持ちだからイイよね^^)

ギアのシム調整は1つづつギアを組んでクリアランスを煮詰めていきます。
まずはスパーギアのシム調整を行います。
スパーギーアの下側シムは出来る限り薄いシムを組みます。

マルイ純正シムが少なくなってきたので、
レインボーテンでラジコン用YOKOM 3.0mmスペーサーシムを購入してきました。
t0.13mmと超薄がありますが薄すぎて千切れる危険性があるのでそれは使いません。

メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。

スパーギアを中心に、セクターギア、ベベルギアの高さを
スパーギアに触れないギリギリのシム厚に選定していきます。

次はピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整です。
シム調整されたベベルギアのみ組み込みます。

メカボックス内すべてを分解してしまいましたので、モーターを回転させる事が出来ません。
スイッチアッセンブリー、モーターマウントの取り付けをしましょう
メカボックスのネジはすべてしっかりと締め付けるのを忘れないようにします。

バッテリーを取り付けトリガーを引きモーターを回転させます。
モーターで、ベベルギアのみを回転させて、ギアノイズを注意深く聞きましょう。
モーター調整ネジを閉めていくと(時計回り)、途中から、ガリガリ異音がしてきますので、
そこから30度ほど緩め(反時計回り)ます。異音が鳴らないギリギリの位置を探りましょう。
調整が終わったら、メカボックスを開ける所までまた分解します。
メカボックス組み立て
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スパーギア、セクターギアを取り付け、
取り付け方向を間違わないようにラッチとバネを取り付けます。

ラッチを上に押し上げ、ベベルギアを取り付けます。

ピストン廻り一式を組み込みタペットプレートスプリングを取り付けます。

ネジを一本閉め、メカボックスアッパーカバーを前にずらして取り付けます。

お次はモーターマウントを取り付けます。
ネジ2本です。

スイッチアッセンブリーを取り付けます。
ネジ3本です。
これでメカボックスの完成。
チャンバーとバレルの組み込み
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ホップクッションラバーとホップラバーは、
新品のマルイ純正品に交換しました。

バレル&チャンバーをアッパーレシーバに組み込みます。
ギアボックスの組み込み
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左右にスクエアナットがあります。落ちやすいので気をつけましょう。

普通にまっすぐ、ギアボックスをフレーム内に入れます。
配線の引っかかりに注意しましょう。

ストックパットプレートを取り付け、ネジ2本を締めます。
あとはアッパーレシーバを載せれば完成です。
完成
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バネを新品にしていませんので、初速はごく普通ですね。

適当なスコープとSOCOM MK23サイレンサーを取り付けて
カジキマグロデザインのP-90にして見ました。
いつも行くインドアフィールドのシューティングレンジで
ホップ調整、サイトゼロイン調整をし、
500発ほど試射してして、各部のチェックをしました。
連射速度、メカニカルノイズも異常なし。
これで依頼主にお返しして終了です。
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今回のP-90は静岡にあった?ショップのチューンドガンだったようです。
分解してみて各所のグリスの塗り分けを見ただけで、
結構技術のある方が組まれているのが分かりました。
自分のチューニングされた物が何年か経ってほかの人にオーバーホールされた時、
「前の人はちゃんとやってあったんだな。」と思われる作業をしたいものです。
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マルイ P-90 オーバーホール 分解編
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Deep Fire ハードフルティースピストン にしました。
出来る限り軽いピストンにと、メタル歯が最後の一枚だけのものを選定しました。
ピストンクラッシュ対策のために、2枚目の歯を削って無効化しておきます。

ピストンOリング とエアシールノズル内部のOリング
がヘタっていたので新品に交換します。

今回のギアブローの原因と思われるシリンダーヘッドの衝撃吸収ゴムはがれは、
瞬間接着剤できっちり固定しなおします。
ピストンヘッドのスライドベアリング固定スリーブが割れているのですが、
それまで替えると結構な値段になっちゃうし特に問題ないのでそのまま使います。

シリンダー内にシリコングリスを指で丁寧に薄く全面に塗りこみましょう。

ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。
ピストンヘッドノズルの外周にもシリコングリスを忘れずに塗りこみます。

ピストン&シリンダー 一式を組み込みます。
今回ギアを新品にしましたが、タペットプレートとセクターギアのみで回してみたら、
プレートが後退しきってもセクターギアのカムがプレートを押し込みすぎてしまい
うまく回転しませんでした。
タペットプレートプロフィールを少し削る事で対処しましたが、社外チューニングパーツ同士を
組むと組み合わせが悪い事はよくあります。
一つづつ組んでみて擦りあわせをしっかり確認しましょう。
ギアのシム調整とピニオンギアクリアランス調整
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従来のスタンダードギヤ(ギヤ比 18) よりもちょっとだけハイサイクルにと、
SHS ハイスピードギヤセット(ギヤ比 16) にしました。
ちょっとだけオマケ的に考えていましたが、スタンダードギヤの倍の値段するんですね...。
値段見てなかった。(部品代はすべて依頼主持ちだからイイよね^^)

ギアのシム調整は1つづつギアを組んでクリアランスを煮詰めていきます。
まずはスパーギアのシム調整を行います。
スパーギーアの下側シムは出来る限り薄いシムを組みます。

マルイ純正シムが少なくなってきたので、
レインボーテンでラジコン用YOKOM 3.0mmスペーサーシムを購入してきました。
t0.13mmと超薄がありますが薄すぎて千切れる危険性があるのでそれは使いません。

メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。

スパーギアを中心に、セクターギア、ベベルギアの高さを
スパーギアに触れないギリギリのシム厚に選定していきます。

次はピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整です。
シム調整されたベベルギアのみ組み込みます。

メカボックス内すべてを分解してしまいましたので、モーターを回転させる事が出来ません。
スイッチアッセンブリー、モーターマウントの取り付けをしましょう
メカボックスのネジはすべてしっかりと締め付けるのを忘れないようにします。

バッテリーを取り付けトリガーを引きモーターを回転させます。
モーターで、ベベルギアのみを回転させて、ギアノイズを注意深く聞きましょう。
モーター調整ネジを閉めていくと(時計回り)、途中から、ガリガリ異音がしてきますので、
そこから30度ほど緩め(反時計回り)ます。異音が鳴らないギリギリの位置を探りましょう。
調整が終わったら、メカボックスを開ける所までまた分解します。
メカボックス組み立て
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スパーギア、セクターギアを取り付け、
取り付け方向を間違わないようにラッチとバネを取り付けます。

ラッチを上に押し上げ、ベベルギアを取り付けます。

ピストン廻り一式を組み込みタペットプレートスプリングを取り付けます。

ネジを一本閉め、メカボックスアッパーカバーを前にずらして取り付けます。

お次はモーターマウントを取り付けます。
ネジ2本です。

スイッチアッセンブリーを取り付けます。
ネジ3本です。
これでメカボックスの完成。
チャンバーとバレルの組み込み
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ホップクッションラバーとホップラバーは、
新品のマルイ純正品に交換しました。

バレル&チャンバーをアッパーレシーバに組み込みます。
ギアボックスの組み込み
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左右にスクエアナットがあります。落ちやすいので気をつけましょう。

普通にまっすぐ、ギアボックスをフレーム内に入れます。
配線の引っかかりに注意しましょう。

ストックパットプレートを取り付け、ネジ2本を締めます。
あとはアッパーレシーバを載せれば完成です。
完成
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バネを新品にしていませんので、初速はごく普通ですね。

適当なスコープとSOCOM MK23サイレンサーを取り付けて
カジキマグロデザインのP-90にして見ました。
いつも行くインドアフィールドのシューティングレンジで
ホップ調整、サイトゼロイン調整をし、
500発ほど試射してして、各部のチェックをしました。
連射速度、メカニカルノイズも異常なし。
これで依頼主にお返しして終了です。
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今回のP-90は静岡にあった?ショップのチューンドガンだったようです。
分解してみて各所のグリスの塗り分けを見ただけで、
結構技術のある方が組まれているのが分かりました。
自分のチューニングされた物が何年か経ってほかの人にオーバーホールされた時、
「前の人はちゃんとやってあったんだな。」と思われる作業をしたいものです。
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マルイ P-90 オーバーホール 分解編
ココを覗いちゃうと、もってないもの欲しくなります。
なんだかんだでP90も注文しちゃいましたし(^^;;
これを参考に、僕はP90の空母を作ろうかと思います。
BOXマガジンで、ダァ~バラバラみたいなw
周りにいないので楽しいかなと
今回も楽しく読ませて頂きました。
ありがとうございます(^-^)/
P90空母仕様カッコいいですね。
弾バラ撒けるようにハイサイ仕様がイイかな?^^
完成したら写真Upしてください。
*「マルイPS90HCが出たら、チューニングしてくれ!」と、
チューニング予約を受けちゃいました!!
そちらも完成したらブログUPしますのでよろしく!!
写真など‥どうやってUPしたら???
やり方覚えてUPします(^ ^)
で‥‥例の空母ですが、一応完成しました
11.1vのリポを積んでハイサイみたいなw
撃ちまくった感じはOKかなと
多分S&Tのタボールでも壊れないので大丈夫かと思いますが(^^;;
念の為、今回は通常のリポで‥
明日ゲームに行ってきますw
そして、そのままの勢いで、UMAREXの
UMPを熊本ワイルドギースという所で買っちゃいましたw
今週末の定例会で箱だしで、ゲーム挑戦したいと思います(^-^)/
P-90空母完成おめでとうございます。
UMAREX UMPもコンパクトで軽くて良いですよね。
ハイサイにするとイイかもネ。
ってことでP-90空母、UPM ハイサイ化
のブロク書いてください。
よろしく(^^;;
メカボックスを開けなくてもスプリング交換が可能なのと、
六角レンチとプラスドライバーだけでバラせるのは、
改造前提だからでしょうか…
Kingarms製P90の整備お疲れ様でした。
中華製の物は整備の容易化と簡略化で付加価値を付けているのに対し、
日本製(マルイ)の物は整備及び分解等はユーザーがするものではない
からそのような構造は取らないんでしょうね。