2012年01月15日
マルイ M4-CRW オーバーホール 組み立て編
2回に分けて お送りする「東京マルイ製 M4-CRW のオーバーホール」
今回は、其の組み立て編
組み立ての基本は、
「元あったように組めばイイ!!」
「付くようにしか付かない!!」
ですが完成した銃を構えると、銃口が自分に向く銃が出来てしまうと困るので、
手順を追って説明していきましょう。
今回は、其の組み立て編
組み立ての基本は、
「元あったように組めばイイ!!」
「付くようにしか付かない!!」
ですが完成した銃を構えると、銃口が自分に向く銃が出来てしまうと困るので、
手順を追って説明していきましょう。
ギアのシム調整
****************************************
スパーギーアのシム調整
まずはスパーギアのシム調整を行います。
スパーギーアの下側シムは出来る限り薄いシムを組むのですが、
最初に付いていたシムで良いでしょう。
上側シムも最初は付いていた物を組んでみます。
ギアのシム調整は1つづつギアを組んでクリアランスを煮詰めていきます。
メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
メカボックスをしっかり押さえつければ、メカボックスのねじを締める必要も特にありません。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。
セクターギアのシム調整
セクターギアの下側シムも最初に付いていたシムのまま組んで見ます。
スパーギアとセクターギアの間に隙間があるのを確認します。
ギアどうし側面が接触しないように、セクターギアの下側シムを選定します。
まあ...最初についていたシムで普通はその状態になります。
スパーギアを取り除きセクターギアのみで
上側シムの調整を行います。
メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。
ベベルギアのシム調整
スパーギアを組んでベベルギアのあたりを確認します。
ベベルギアの下側シムも最初に付いていたシムのまま組んで見ます。
スパーギアとベベルギアのあたりにズレが無いか確認します。
これも...最初についていたシムで普通にズレも無く収まります。
メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。
(おなじことをギアごと繰り返すわけですね。)
これで各ギアごとシム調整が行われましたので、
3つのギアを組んでメカボックスを閉じて手で回してみましょう。
スムースに回ればOKです。
基本どのギアも、下側シムは出来る限り薄い物を使いましょう。
またせっかく調整したシムを落としたりしないようにしましょう。
次はピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整をするのですが、
メカボックス内すべてを分解してしまいましたので、モーターを回転させる事が出来ません。
トリガー廻りの組み立てをまずはします。
トリガー廻りの組み立て
****************************************
セレクタープレートを後方にスライドさせ取り付けます。
カットオフレバーを取り付けます。
軸部にグリスを塗っておきます。
メカボックス左側を裏返し、カットオフレバースプリングを飛ばさないように取り付けます。
トリガースイッチ接点部が汚れていたので、分解して汚れを取ります。
接点部をパーツクリーナーで洗浄後、タミヤの接点グリスを塗布します。
トリガースイッチを取り付けます。
トリガースイッチスプリングを飛ばさないように、押さえながら取り付けます。
セーフティーストッパーアーム及びそのスプリング、
トリガ及びそのスプリングを取り付けます。
ピニオンギアクリアランス調整
****************************************
シム調整されたベベルギアのみ取り付けます。
メカボッックスを閉じ、ギアー廻りのネジを締め付けます。
ロアフレームにメカボックスを取りつけ、
テイクダウンピン後とフレームロックピンを打ち込みます。
この2つのピンでメカボックスのフレームへの取り付け位置が決められるので、
忘れずに打ち込みましょう。
グリップを取り付けます。
モーターをグリップ内に挿入します。
モーター取り付け方向は前方がプラス(赤)です。
配線をグリップとモーターに挟み込まないように、注意して入れます。
配線が挟まってしまうとモーターが引き抜けなくなる恐れがあります。
以前プライヤーでモータを引っ張っても抜けず、
諦めてサンダーでグリップを切り落としモーターを取り出した事があります。
モーター調整板落とさないようにモーターカバーに入れ、カバーを固定します。
バッテリーを取り付けトリガーを引きモーターを回転させます。
モーターで、ベベルギアのみを回転させて、ギアノイズを注意深く聞きましょう。
モーター調整ネジを閉めていくと(時計回り)、途中から、ガリガリ異音がしてきますので、
そこから30度ほど緩め(反時計回り)ます。異音が鳴らないギリギリの位置を探りましょう。
調整が終わったら、メカボックスを開ける所までまた分解します。
メカボックス組み立て
****************************************
ギア組み込み
スパーギア、セクターギアを取り付け、
ラッチとバネを取り付け、ベベルギアを取り付けます。
ピストン廻り組み立て
ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。
シリンダー内にシリコングリスを指で丁寧に薄く全面に塗りこみましょう。
ピストンヘッドノズルの外周にもシリコングリスを忘れずに塗りこみます。
ピストン廻りを一式組み立てます。
ピストン廻り一式を組み込みタペットプレートスプリングを取り付けます。
メインスプリングを圧縮しながら、シリンダーとメインスプリングを押さえつけて、
メカボックスを閉じます。
大半ラッチが穴に入らずに閉じるのに苦労します。
ネジを締め付けてメカボックスの完成です。
ネジは基本的に内側から外側に向けて各所を均等締めするのが基本です。
外装の組み付け
****************************************
結構忘れやすい部品ですので、レシーバーキャッチを忘れずに付けましょう。
セーフティーレバーを「SAFE」と「SEMI」の中間にします。
メカボックスの前方側から斜めに入れ後ろ側を下ろしていきます。
チャンバーパイプを取り付けます。
メカボックス前側を少しだけ持ち上げて、挿入します。
ここで忘れてメカボックスを組み込むと、この後知恵の輪状態で
組み込めそうで組み込めなかったりします。
ネジ2本で止めます。
きつく閉めすぎると脆いパーツですので割れてしまいます。
テイクダウンピン後とフレームロックピンを打ち込みます。
この2つのピンでメカボックスのフレームへの取り付け位置が決められるので、
忘れずに打ち込みましょう。
(大切な事なので2度言いました!!)
このあとにグリップとモーターを取り付けますが、
ピニオンギアクリアランス調整で説明したので省略します。
マガジンキャッチを取り付けます。
ヒューズ付き配線をコネクターを取り付け、リアストックを固定します。
ロアレシーバとアッパーレシーバを結合しフロントテイクダウンピンを打ち込みます。
先ほどテイクダウンピン後を位置決めで取り付けていましたので、抜き
アッパーレシーバーを閉じます。
レシーバーキャッチがアッパーレシーバー内に入って引っかかったり、
アッパーレシーバーのミミがロアレシーバ内に入らない状態で無理に閉めようとすると、
アッパーレシーバーのミミが破損してしまうので注意して下さい。
これで完成!!
依頼主がいつも行くインドアフィールドで初速を測ってもらい87程度と基準値以内なのを確認し
ホップ調整、サイトゼロイン調整をし、
500発ほど試射してして、各部のチェックをしました。
連射速度、メカニカルノイズも異常なし。
これで依頼主にお返しして終了です。
*こちらの動画は、別の依頼主さんのCRWです。
マルイ M4-CRW オーバーホール 分解編
****************************************
スパーギーアのシム調整
まずはスパーギアのシム調整を行います。
スパーギーアの下側シムは出来る限り薄いシムを組むのですが、
最初に付いていたシムで良いでしょう。
上側シムも最初は付いていた物を組んでみます。
ギアのシム調整は1つづつギアを組んでクリアランスを煮詰めていきます。
メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
メカボックスをしっかり押さえつければ、メカボックスのねじを締める必要も特にありません。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。
セクターギアのシム調整
セクターギアの下側シムも最初に付いていたシムのまま組んで見ます。
スパーギアとセクターギアの間に隙間があるのを確認します。
ギアどうし側面が接触しないように、セクターギアの下側シムを選定します。
まあ...最初についていたシムで普通はその状態になります。
スパーギアを取り除きセクターギアのみで
上側シムの調整を行います。
メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。
ベベルギアのシム調整
スパーギアを組んでベベルギアのあたりを確認します。
ベベルギアの下側シムも最初に付いていたシムのまま組んで見ます。
スパーギアとベベルギアのあたりにズレが無いか確認します。
これも...最初についていたシムで普通にズレも無く収まります。
メカボックス左側を閉じ、ギアの軸を爪で左右に動かしてみます。
ガタが多いようでしたら上側シムを厚めにして見る。
ギアの回転が渋いようでしたら上側シムを薄くしてみる。
この作業を繰り返し、納得のいくクリアランスにします。
(おなじことをギアごと繰り返すわけですね。)
これで各ギアごとシム調整が行われましたので、
3つのギアを組んでメカボックスを閉じて手で回してみましょう。
スムースに回ればOKです。
基本どのギアも、下側シムは出来る限り薄い物を使いましょう。
またせっかく調整したシムを落としたりしないようにしましょう。
次はピニオンギアとベベルギアのクリアランス調整をするのですが、
メカボックス内すべてを分解してしまいましたので、モーターを回転させる事が出来ません。
トリガー廻りの組み立てをまずはします。
トリガー廻りの組み立て
****************************************
セレクタープレートを後方にスライドさせ取り付けます。
カットオフレバーを取り付けます。
軸部にグリスを塗っておきます。
メカボックス左側を裏返し、カットオフレバースプリングを飛ばさないように取り付けます。
トリガースイッチ接点部が汚れていたので、分解して汚れを取ります。
接点部をパーツクリーナーで洗浄後、タミヤの接点グリスを塗布します。
トリガースイッチを取り付けます。
トリガースイッチスプリングを飛ばさないように、押さえながら取り付けます。
セーフティーストッパーアーム及びそのスプリング、
トリガ及びそのスプリングを取り付けます。
ピニオンギアクリアランス調整
****************************************
シム調整されたベベルギアのみ取り付けます。
メカボッックスを閉じ、ギアー廻りのネジを締め付けます。
ロアフレームにメカボックスを取りつけ、
テイクダウンピン後とフレームロックピンを打ち込みます。
この2つのピンでメカボックスのフレームへの取り付け位置が決められるので、
忘れずに打ち込みましょう。
グリップを取り付けます。
モーターをグリップ内に挿入します。
モーター取り付け方向は前方がプラス(赤)です。
配線をグリップとモーターに挟み込まないように、注意して入れます。
配線が挟まってしまうとモーターが引き抜けなくなる恐れがあります。
以前プライヤーでモータを引っ張っても抜けず、
諦めてサンダーでグリップを切り落としモーターを取り出した事があります。
モーター調整板落とさないようにモーターカバーに入れ、カバーを固定します。
バッテリーを取り付けトリガーを引きモーターを回転させます。
モーターで、ベベルギアのみを回転させて、ギアノイズを注意深く聞きましょう。
モーター調整ネジを閉めていくと(時計回り)、途中から、ガリガリ異音がしてきますので、
そこから30度ほど緩め(反時計回り)ます。異音が鳴らないギリギリの位置を探りましょう。
調整が終わったら、メカボックスを開ける所までまた分解します。
メカボックス組み立て
****************************************
ギア組み込み
スパーギア、セクターギアを取り付け、
ラッチとバネを取り付け、ベベルギアを取り付けます。
ピストン廻り組み立て
ピストンリングにシリコングリスを塗りこみピストンに組み込みます。
シリンダー内にシリコングリスを指で丁寧に薄く全面に塗りこみましょう。
ピストンヘッドノズルの外周にもシリコングリスを忘れずに塗りこみます。
ピストン廻りを一式組み立てます。
ピストン廻り一式を組み込みタペットプレートスプリングを取り付けます。
メインスプリングを圧縮しながら、シリンダーとメインスプリングを押さえつけて、
メカボックスを閉じます。
大半ラッチが穴に入らずに閉じるのに苦労します。
ネジを締め付けてメカボックスの完成です。
ネジは基本的に内側から外側に向けて各所を均等締めするのが基本です。
外装の組み付け
****************************************
結構忘れやすい部品ですので、レシーバーキャッチを忘れずに付けましょう。
セーフティーレバーを「SAFE」と「SEMI」の中間にします。
メカボックスの前方側から斜めに入れ後ろ側を下ろしていきます。
チャンバーパイプを取り付けます。
メカボックス前側を少しだけ持ち上げて、挿入します。
ここで忘れてメカボックスを組み込むと、この後知恵の輪状態で
組み込めそうで組み込めなかったりします。
ネジ2本で止めます。
きつく閉めすぎると脆いパーツですので割れてしまいます。
テイクダウンピン後とフレームロックピンを打ち込みます。
この2つのピンでメカボックスのフレームへの取り付け位置が決められるので、
忘れずに打ち込みましょう。
(大切な事なので2度言いました!!)
このあとにグリップとモーターを取り付けますが、
ピニオンギアクリアランス調整で説明したので省略します。
マガジンキャッチを取り付けます。
ヒューズ付き配線をコネクターを取り付け、リアストックを固定します。
ロアレシーバとアッパーレシーバを結合しフロントテイクダウンピンを打ち込みます。
先ほどテイクダウンピン後を位置決めで取り付けていましたので、抜き
アッパーレシーバーを閉じます。
レシーバーキャッチがアッパーレシーバー内に入って引っかかったり、
アッパーレシーバーのミミがロアレシーバ内に入らない状態で無理に閉めようとすると、
アッパーレシーバーのミミが破損してしまうので注意して下さい。
これで完成!!
依頼主がいつも行くインドアフィールドで初速を測ってもらい87程度と基準値以内なのを確認し
ホップ調整、サイトゼロイン調整をし、
500発ほど試射してして、各部のチェックをしました。
連射速度、メカニカルノイズも異常なし。
これで依頼主にお返しして終了です。
*こちらの動画は、別の依頼主さんのCRWです。
マルイ M4-CRW オーバーホール 分解編
システマ PTW INFINITY キット 分解
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
Big-Out の FCU 取り付け
RETRO ARMS の FCU 取り付け
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 組み立て編
G&D 製 DTW M4 中華トレポン オーバーホール 分解編
Big-Out の FCU 取り付け
RETRO ARMS の FCU 取り付け
King Arms 製 ナイツ SR-16 オーバーホール 組み立て編