2011年11月06日

流速チューン を作る。 製作編

流速チューン を作る。 製作編
新しいM4を作る。

新しいM4を作り終えると、また次のM4が作りたくなってきます。
M7A1に、TROY TRXを取り付けたのも過去の物、もう陳腐化しています。

今度のM4の理想は、
①M7A1のように短くコンパクト(バレルは7.5インチ全長は650mm以内)。
②レシーライフル並に、良く当たる。
③しかも、アグレシッブなデザインで、なおかつ軽い。

短い銃は取り廻しがよいですが、当たり前のようにバレルが短いので、
集弾性能はイマイチになってしまいます。
でも、遠くのターゲットを正確に狙い撃ちたい。
相反する性能を得るためと、巷で流行っている“流速チューン”
を実験する為に、流速チューンを作る事に決めました。

流速チューン を作る。 製作編
流速チューン を作る。 製作編
今回、チューニングされるベースM4は、
純正ハイサイメカボックスを取られた、マルイ製M4-CRW
変わりに移植された中華メカボックス(AEG製M7A1内部)
AEG製M7A1のハンドガードとバレル(TROY TRX ハンドガードを、取り付けたときの残り)

つまり、外装がプラ製の中身が中華銃の悲しいM4と、
重くてバレル短すぎで、あっさり切り捨てた、 あまり物パーツです。

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流速チューンって...。

流速チューンは、強ホップ 高圧縮エアーチューンです。

長掛けホップで、強いホップ力を与えると共に、
BB弾をすぐに発射させない強い抜き弾抵抗作ります。

高圧縮ピストンで高圧縮エアーを作り出し、
長掛けホップの抜き弾抵抗作に負けないパワーを撃ち出し、
BB弾に一気に強い力をかけ、直進力のある弾道を作ります。

これにより、鬼ホップでありながらBB弾は直進し続け、
直進力が落ちてきた時に適正回転になったホップ回転で更に飛距離伸ばしているのでしょう。

流速チューンは50m以上先まで届くと言いますが、
ただ飛んでいるだけで、ターゲットを的確に捉えている訳ではありませんが、
この直進安定性のある弾を短い銃身で出せれば理想のM4に近づけるはずです。

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流速チューンを作る。
流速チューン を作る。 製作編
中華メカボックス内部です。一度オーバーホールしてありますので、汚いグリスもありません。
このボックス、オーバーホール前はタペットプレート上部とセクターギアーのタペットカム
が干渉してしまいまともに回転しないような物でした。
流速チューン を作る。 製作編
流速チューン用に新たに購入した内部パーツです。
SHS製とVFC製の物を選びました。通販で買ったので、売ってる奴を買っておけ!!的な選定です。
特にこれと言って拘ったものはありません。
部品変更箇所、加工部位を説明していきましょう。

ピストン
高圧縮エアを作る際エア抵抗に負けない重量ピストンを作ります。
流速チューン を作る。 製作編
SS クリアーポリカーボネートピストン (金属歯15枚)
ピストンを重くするように全金属歯15枚にしました。
流速チューン を作る。 製作編
それでは重さが足りないと思い、内部にM8のステンボルトをおもりとして埋め込みます。
流速チューン を作る。 製作編
ステンボルトが内部にあるのが見て取れます。

シリンダーノズル
高圧縮エアを作り出すため、シリンダーノズルの内径を小さくします。
シリンダーノズル内スリーブを入れることにより、内径4mmから3.5mmにします。
流速チューン を作る。 製作編
ちょうど良い、詰め物が無いので5mmのアルミパイプを加工して、
外径4mm内径3.5mmのスリーブを作り上げます。
流速チューン を作る。 製作編
アルミパイプを、ヤスリで削って縦切りします。
流速チューン を作る。 製作編
アルミパイプを圧入します。
流速チューン を作る。 製作編
適当(何も考えもしない作業)に作ったら、適当(ちょうどいい様子)な大きさになり、
ちょうどピッタリ嵌りました。内径も3.5mmです。

ピストンシリンダー
大容量の圧縮エアを作るためにフルサイズシリンダーに変更します。
流速チューン を作る。 製作編
VFC フリクションレスシリンダー (ロングバレル用/380mm以上)に変更します。
加速穴が無いタイプです。

タペットプレート&エアシールノズル
元の中華製が出来がイマイチでしたので交換です。
流速チューン を作る。 製作編
SHS/SS クリアーポリカーボネートタペットプレート(Ver.2/M4)
SHS/SS エアシールノズル (M16/M4) 21.4mm

スプリング
高圧縮チューンの為のバネレートアップします。
流速チューン を作る。 製作編
VFC AEG不等ピッチスプリングM120 (セクターカットカスタム専用)
120Mを選定しました。
ピストン内のおもりボルト分の厚みで、ピストンフルストローク時
クリアランスが心配でしたが、どうにか大丈夫でした。
初速が上がった分は、バレルカットで対応します。

モーター
そのまま変えません。
流速チューン を作る。 製作編
中華伝統の『超力電机』モーターです。
机モーターの愛称で、力はたいしてありません。

バッテリー
流速チューン を作る。 製作編
通常の8.4Vニッケル水素と、中華銃AEG製M7A1に付属していた11.1Vリポバッテリを使います。

バレルのチャンバー部加工
流速チューン を作る。 製作編
バレルは、中華銃AEG製M7A1の230mmバレルを加工して使います。
流速チューン を作る。 製作編
長掛けホップ時に、チャンバーパッキンが急激に押され変形するのを防ぐ為に
ホップ窓前方を斜めに、ヤスリで削ります。
チャンバーパッキンのイボ部を使わず、平らな面を使えるように、
パッキンを横90度にずらして取り付るため、縦ミゾを横に作ります。
(バレルが反射して見づらいので、右写真の赤く塗られた部分が加工箇所)
流速チューン を作る。 製作編
バレル下部にある元の縦ミゾは使わないので、エア漏れ防止のためシール材で埋めます。

長掛けホップチャンバー部
流速チューン を作る。 製作編
チャンバーパッキンは、中華銃AEG製M7A1の物を加工して使います。
流速チューン を作る。 製作編
チャンバーパッキンのイボと縦リブをニッパーで切り取ります。
流速チューン を作る。 製作編
ホップラバーにファイアーフライ製 電気なまず 辛口 を使います。
バレルの加工とあわせて、安定した長掛け面ホップが完成します。

メカボックス組付け
加工の終わった部品を、組み付けます。
流速チューン を作る。 製作編
ベアリングは、ネジロック材で固定します。
シム調整もしっかりやりましょう。
流速チューン を作る。 製作編
バネが硬いので組付けには苦労します。
流速チューン を作る。 製作編
メカボックスが組みあがれば、あとはフレームに組み込むだけです。
流速チューン を作る。 製作編
これで完成。
弾道を良く見えるように、スコープを取り付けておきました。
流速チューン を作る。 製作編
なんか、あまり物だけどカッコよくない??

いつも行くサバゲーフィールドで試射してきます。
次回は、試射編となります。



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Posted by サーモン  at 01:22 │Comments(2)M4

この記事へのコメント
素晴らしい!90度回して、元の溝を埋め、新しい溝を作り長掛けホップを実現されていたのですね。レンジでお見かけしましたが、短いバレルで驚異の集弾性でした。手間をかけた効果が出ていましたね。内部パーツ以外は部品取りの残り物というところが「性能=費用」ではないことを教えられます。
Posted by 90度ひねり at 2011年11月06日 02:43
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Posted by Tymneneft at 2023年05月13日 08:05
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